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【ビワイチ体験記③】20年以上琵琶湖を愛した釣り少年が交通部局でビワイチ担当に。1年目の視点でビワイチを語ります。

ビワイチ推進室の中嶌(なかじま)です。
今回は、滋賀県庁の交通戦略課でビワイチの担当をされている東坂 波也翔(ひがしさか はやと)さんからビワイチについての文章を寄稿いただきました。

滋賀県庁とビワイチ
ビワイチは、ビワイチ推進室だけでなく、滋賀県庁内他所属とも連携しながら取り組みを行っており、交通戦略課や道路保全課、スポーツ課の各所属にもビワイチの担当がいます。

東坂さんは、今年、大学を卒業し、滋賀県職員1年目です。また、就職を機に兵庫から滋賀へ引っ越しされました。そして、生粋の釣り人であり、琵琶湖が大好きな東坂さん。
今回は、そのような東坂さんの視点からのビワイチについてのお話です。


滋賀県庁 交通戦略課でビワイチの担当をしている東坂です。私は交通戦略課に配属されて1年目、滋賀県職員としても1年目の新社会人です。そのため、県職員の中では一番フレッシュな目線でビワイチのことを見つめている自負があります!
今回は、そんな私視点でのビワイチの魅力を伝えたいと思います。

1.琵琶湖との出会い

私は、この4月に滋賀県庁に入庁したことにより、滋賀県に引っ越して来ました。県外の出身であり、大学も滋賀県外、家族に滋賀の出身がいるというわけでもない私。
そのため、「なぜ滋賀県に就職したの?」と聞かれることも少なくありません。
ですが、答えは簡単。「琵琶湖があるから」これに限ります。
私は、子どもの頃から生き物や自然遊びが大好きで、特にルアーフィッシングが好きだったことがあり、家族で琵琶湖に通っていました。初めて釣りをしたのも2歳くらいの時でした。このような幼少期を過ごす中で、「大きな魚が釣れる」「色んな生き物が見れる」「琵琶湖が大きくて綺麗」と琵琶湖に心惹かれるようになり、高校生のころにはルアーフィッシングのためだけではなく、サイクリングや観光のためにも琵琶湖に訪れるほど琵琶湖を愛するようになりました。
このような琵琶湖大好きな私がビワイチに関われるというのは、何か縁のようなものを感じます。

2.私にとってのビワイチとは

近年、琵琶湖沿いを見ていると本当に沢山の方がビワイチを楽しんでおられます。レンタサイクルの方、本格的なロードバイクの方、あるいはシティサイクルで元気に楽しむ学生など、様々です。ひとりひとりビワイチに感じている魅力は違うと思いますが、私にとってのビワイチは、琵琶湖をより身近に感じるためのツールの1つです。それも素晴らしいツールだと思います。
琵琶湖は、日本に生息する純淡水魚の2/3が生息する生き物に溢れた場所だと聞いたことがあるのですが、ぐるっと一周できるように道路や鉄道が整備されており、人のアクセスが容易な場所が多いです。
しかし、それが全てかと言うと、当然そうではありません。駅から遠い場所、道が狭い場所、駐車場が近くにない場所など、あまり人が訪れていない場所もまだまだあります。こういった場所に訪れるためのツールとして、自転車は大変有効です。探検をするかの如く、まだ自分が知らなかった琵琶湖を追い求め、琵琶湖のことを更に知ることが出来ます。そして、そのようなあまり人が立ち寄らない場所だからこそ見られる貴重な生き物がいたり、綺麗な景色があったりします。
そのため、ビワイチはサイクリストだけでなく、私のような釣り人や、生き物好き、バードウォッチャーにとっても大変魅力的です。例えば、世界中から琵琶湖に渡ってくる貴重な野鳥を追い求めたり、まだ誰にも知られていない秘境で釣りを楽しんだり、車社会と言われる滋賀県だからこそ、こういった分野と自転車を組み合わせることで、自転車の素晴らしさが更に輝きを増すのだと思います。

3.ビワイチで印象に残っていること

7月にビワイチ推進室のメンバーからお誘いいただき、米原から木ノ本までのビワイチを体験しました。
これまで私がしていたビワイチは、釣り竿を背負い、釣りを目的とするビワイチしか経験したことがありませんでした。しかし、この時は、観光を目的としたビワイチ。これが非常に快適で、たとえば、自転車による移動のため渋滞に悩まされることがありませんし、狭い道を抜けた先のお店や、駐車場がないお店にも簡単に行くことができます。また、道を間違えたり、ぱっと何かを思い立ったとしても、すぐに止まってUターンすることもできます。つまり、非常に柔軟に観光を楽しむことができました。中でも、長浜や木ノ本など昔ながらの街並みが残るような場所は、道が狭いため、車は少し不便と思うことがあるのですが、今回は自転車を利用したため、気軽にお店に寄れるだけではなく、歴史的な美しい街並みを見ながらゆったりとしたサイクリングも楽しむことができました。

私は何かあればすぐに琵琶湖に行ってしまうので、少し琵琶湖から離れた内陸側を回れたことは非常に新鮮な経験でした。また、一緒に身体を動かしているからか、先輩や初めてお会いした職場の方とも仲良く楽しい時間を過ごすことができたため、これもビワイチの魅力の1つなのかなと感じます。特に、新型コロナウイルス感染症の影響で歓迎会や飲み会がない中でこのような機会をいただけたことは、まさに私のような新社会人たちにとって、職場でのコミュニティ形成のためにも大変価値のある時間だったと感じます。

4.最後に 

 「滋賀県は琵琶湖しかない」という人もいますが、私はいつも「琵琶湖がある時点で滋賀県が一位でしょ!琵琶湖の魅力を理解してないなんて人生の殆ど損してるよ!」と答えています。車、バイク、電車、ボート、ウォーキングなど、琵琶湖を感じることができるツールは様々あります。それぞれ違った魅力がありますが、自転車にしかない、ビワイチにしかない魅力は沢山あるので、是非一度体験していただきたく思います。そして、魚釣りなどそれぞれが好きなものを楽しむためのツールとして、ビワイチを楽しんでみてください!

(文:交通戦略課 東坂)


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