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『国境なき医師団』を支援していることを、団体スタッフに直接カミングアウトしてみた

 先週末に駅前で『国境なき医師団』のスタッフの方が寄付・入会を呼び掛けているのに遭遇しました。以前noteに書いた通り、こういった場面ではなかなか「私も毎月寄付してるんですよ」と声を掛けれずにいたのですが、住み慣れた街の雰囲気が気持ちを楽にさせてくれたのか、今回はすんなりとお話しすることが出来たのです。初めての経験でした。

見知らぬ人に募金を呼び掛ける気恥ずかしさ

 熱心に道行く人たちに声を掛けていたのは「姫路のほう」からわざわざやって来てスタッフとして働いているという30代男性。聞けば、以前は一日中声を掛けて募金をしてくれるのはたった一人ということもあったのに、最近はどういう訳か呼びかけに応じてくれる人が増えているらしいです。日に10人なんてこともあるらしく、「先ほども、おひとり…」と嬉しそうな笑顔を見せてくれました。何故なんでしょう。「世界中で頑張っている医療関係者に感謝の気持ちを表したい。支援したい」コロナの影響でそういう気持ちになる人が増えてるのかもしれませんね。みたいな話をしました。

(最近の募金活動屋はタブレット端末で。募金箱レス!)

 でも、やっぱり街中で見知らぬ人に声を掛けるのって恥ずかしいんですよね。私なんざあ、バスケットボールの会場運営を手伝っていて、入り口で「こんにちはあ、チケット拝見しますぅ」って大きな声で言うのですら、慣れるのに時間が掛かったもんなあ。日本人はシャイなんですよね。

 声を掛けるのが苦手な国民性は、また、声を掛けられるのだって苦手です。当り前ですよね。声を掛ける・掛けられるって経験がそれだけ少ないってことですから、慣れてないんです。声を掛けられると、それが慈善活動であれ、ナンパであれ、とにかく「いやいや、いいです。とにかく、私はいいです!」ってなっちゃう。あのシャイさは本能的なものですよね。

 でも、今回、声を掛けることが出来て良かったな。何だかんだ言ってこっちも嬉しかったもん。前回、活動を目にしながら声を掛けれなかった自分に対して、気持ちがどうも収まらずにnoteに書きました。あれがあったから、今回は声を掛けることが出来たんだと思います。やれることから少しずつ。

5分だけでもいいから声掛けやビラ配りを手伝ってくれるという(怪しげな)おじさんが現れたら、ちょっとほっこりすると思うんですよね。

『国境なき医師団』を支援していることを人に語ることの「照れくささ」

 前回、こう書いてはみたものの、今回はまだお手伝いするには至りませんでした。また機会があれば、次こそは。そう意識することがたいせつ。意識さえしていれば、いつかは実行に移せそうな気がします。今回のように。

『国境なき医師団』とは

国境なき医師団 公式ウェブサイト 
 なんて書いてたら本日(2/16)ウェブサイトをリニューアルしたらしいです。すごく格好良くなってる。NPO団体って広報・プロモーションが大事だよなあと思いますね。よろしければ一度ご覧になってください。

いとうせいこう『「国境なき医師団」になろう!』
 今年の正月休みに読みました。利害関係のある団体からは寄付を受け取らず、資金の90%以上を個人からの寄付金で賄っているらしい。そういう誠実なところ、厳格なところも立派です。この本を読んでいたおかげで、駅前で寄付を呼び掛けていた男性スタッフとも、いろいろ話すネタがありました。活動に興味を持つこと、意識を向けておくことって大切ですね。

ツイッター公式アカウント @MSFJapan

▼ちょっと気になってる『国境なき医師団』ロゴ入りスクラブ(※)
https://www.folk.co.jp/item/g/g7013SC-11-SS/
(※スクラブ:映画やドラマで救急医療のシーンなどでよく見かける医療スタッフ用シャツ)

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