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20%の迷い

迷いも後悔もない。

という人生に憧れるけれど、私の人生なぞは、迷いと後悔のオンパレードでした。
迷い、後悔、自責・・・そんなネガティブな沼から這い出た今は、迷いも後悔も、人生をカラフルなものにしてくれる彩りなのだと思います。

迷いのある人生は、美しい

今、お片付けで訪問させて頂いているお客様は、若い頃からずっと続けてきたお仕事があったのですが、紆余曲折を経て、今は、全く違う業種のお仕事で起業されています。

そのお仕事がどんどん忙しくなってきて、おうちの片付けになかなか手が回らないとのことで、オーダーメイドコースにお申込み頂き、集中してご訪問させて頂いてます。


キッチンのひとコマ ↓↓↓

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お片付けしていると、その、昔のお仕事にまつわる色々な物が大量に出て来ます。

聞けば、もう、そのお仕事に戻ることはないし、それらを取っておくことで、今のお仕事に活用できるわけでもなさそうとのこと。

でも、手放す気持ちにもならない。

じゃあ、想い出のものとして、《メモリアル》のカテゴリーで分類するという選択肢もありますよ、と私が言うと、彼女が言ったのが、

『完全にメモリアルなものになるのか、まだ迷いがあるの。パーセントで言えば、20%くらいかなぁ。』

これを聞いたとき、なんとも言えない気持ちになりました。

その時その時を、懸命にそのお仕事に懸けてこられた何十年の想いや記憶が詰まった物たち。

これからの未来には、もしかしたら『物』としては、不要なのかもしれないけれど、確かに彼女の『今』をつくっているものたち。

完全に《メモリアル》になるまでの、20%の迷いが、なんとも言えず切なく、美しく感じました。

ひとまず、ひとまとめにして、リビング収納にそっと収めさせて頂きました。

おうちをぐるりと一周片付けて、これらともう一度向き合う時、彼女の感覚はきっと変わっているのだろうと思います。

(※メモリアルは、最後に取り組むのでひとまとめにして一旦収めますが、衣類などほかのもので、『迷う』ものは、『大好き』なものと同じ場所に収めてください。『迷い箱』などをつくって、しまいこまないこと。)


《メモリアル》は、
《泣くか、笑うか》のものだけを残す。というのが、ひとつの基準です。

《メモリアル》は、最後に取り組むカテゴリーなのは、こういうことなのか、と感じる体験でした。

結論を急ぐ必要はない。

美的収納®︎の『厳選』のステップには、『迷うもの』があります。

要不要だけではないのです。

大好きでも、必要でもないけれど、手放すことも出来ないもの。

なぜ、迷うのか?

この答えは、必ず出ます。
その時が来る。

衣類であれば、
くすんで見えてきたり。

この子たちとの時代が終わった

と、ハッキリと分かる時がくる。

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自分の内面も、外面も、どうありたいのか?がよく分かり、『そうなる』ということが分かっている状態になると、

迷いはなくなる。

決めることが大事だというけれど、心の深いところに違和感があるときは、決めた決めたと口でどんなに言っても、『決ま』らない。

本当の決意というのは、静かなもの。


無心になって手を動かし、自分と向き合う片付けのプロセスは、心が定まっていく『道』なのだなぁと思います。

思いのほか長々と語ってしまいました。

(私の人生は、迷いと後悔のオンパレードでしたけれど、死ぬときには、『後悔なし!』と笑って言えればいいな。)

結論。
迷うものは、急いで結論を出す必要はありません。ぜひ、じっくり迷って。

人生も、分類と厳選の繰り返し。
迷いのない境地が煌めいて清々しいのは、迷い抜いたからこそ。

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お客様の迷いに寄り添い、そして、変化を一緒に泣いて笑って楽しみたい。そんな気持ちで、現場に行かせて頂いています。


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それでは、良い一日を♡





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