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もし、タイムマシンに乗れるなら【表現者:さき】

今回のエッセイは以下の物語を読んでから執筆してもらいました。

10月のある日のこと、あなたの自宅のポストに1枚の手紙が届いていました。差出人は国営の某機関。おそるおそる封を開けてみると、中には1枚のチケットが…。

封入されていた手紙を一通り読むと、どうやらあなたは『タイムマシンに乗る権利』を手に入れたようです。

この権利は、国の決まりで拒否することができないみたい。そして、滞在時間内に必ず達成しないといけない条件もあります。

それは、過去を生きるあなたか未来に生きるあなたのどちらかに出会い、今のあなたから伝えたい想いを伝えること。

タイムマシンに乗れるのは1回きり、滞在できるのはたったの24時間だけ。
さて、あなたは過去か未来、どちらのあなたに会いに行って、どんな言葉を伝えますか?

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私の人生は常に小さい後悔の連続の為、タイムマシンなんて素敵なものが存在したら全て修正しに行きたいくらいだ。けれど、それだとキリがないので、今回「一度きり」というのはとてもありがたい。このチャンスは絶対に活用するべきと悩みに悩んだ結果。このnoteを綴る今の私が向かいたい先は、ずばり「バースデーランウェイ前日」だ。

過去の後悔にしがみついててもしょうがない。私が向かう先は未来一択だった

さきさん

本心を言えば、過去に行きたい気持ちの方が強い。けれど、最初に書いた通り過去にいけば、直したいところや修正したいところが多すぎてキリがない。何なら「さき」という人生をやり直したいくらいだ。

しかし、本能の赴くままに過去にもどって、直したいことをアドバイスした所で果たして今の私が望む私になれるのか。それは今の夢を目指す私と別人になってしまうのではないか。という考えも思い付いたりもした。

けど、結局理由は至極簡単だ。実際に過去にいけば、メッセージを伝える心の余裕はないし、24時間はあまりに短すぎる。
「過去の後悔にしがみついててもしょうがないから」。結果、私が向かう先は「未来」一択だった。

明日の準備をしている瞬間の自分との時間は30分あれば十分

目標地点は、最初に記述した通りバースデーランウェイ本番前日、つまりは「2022年12月16日」。恐らくだが、緊張しがちの私は余計なことを考えて不安を感じたくないと仕事をいれたり、誰かと出掛けたり等の予定を詰め込んでいると思う。

そして、夜に慌てて本番に向けて準備をしたり、自分のコンディションを整える。前日になっていつも「予定をいれず、本番に向けてしっかり休むべきだった」と後悔するのだが、生憎これが私のルーティーンだ。

未来に向かう時間は24時間もあるが、私としては、30分程度あれば十分。準備に向けてバタバタしている自分に付きまといたくはないし、それだけ時間があれば目的は達成できる。もし、未来の自分との時間をとるなら、丁度準備をしているまさにその瞬間だ。

恐らく、未来の私は「大丈夫だよ」とか「今まで頑張ってくれてありがとう!」なんて言葉を自分から貰っても嬉しくないかもしれない。わざわざ過去の私からそんな言葉を貰わなくても、私を応援してくれるひとは必ずいる、と言うことをこのバースデーランウェイの活動を通して実感することができたから。

未来の私からの言葉をすべて受け止め、残り期間の糧にする

tamaさん・まことさん・さきさんでの1枚

私はあえて、メッセージを伝えたいのではなく、メッセージを「受け取り」たい。きっと私は、胸にかかえた不安や緊張を溜め込んでいると思うから、それを全てぶちまけさせて、「うんうん」「そっか」と隣で相づちを打ちたい。

「メッセージを受け取りたい」という時点で今回のnoteの趣旨とずれてるのも百も承知だ。けれど、未来の私がスッキリと良い顔を見せてくれる方法としては間違いはないと思う。ランウェイを目前に控えた私の顔は自信に満ち溢れているか、それとも真っ青になっているか。それはその日にならないとわからないけれど、後悔のない表情をしてほしい。もし、後悔があったなら、それを全て受け止め、未来の私の為に後悔のない3ヶ月を過ごしていきたい。

残り3ヶ月、私を含め、表現者7人、スタッフの皆さんがどんな表情になっているのか。いまからタイムマシンで見に行きたい気持ちもあるが、それは楽しみにとっておきたい。

なので、某機関様、どうか私にタイムマシンなんて便利なものを与えてくれませんようにお願いします!

(編集:響あづ妙
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