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BDR本番を終えて【表現者:はるか】

ランウェイ当日の日、私は、朝イチに楽屋入りするグループでした。楽屋に入って、「はるかさんはここに座ってください」と言われて座った場所にはこれまで私が書いてきたnoteがまとめられた冊子が置いてありました。 

胸が、静かに高まりました。読み進めていると、私自身が文字に載せた想いが自分の中にすうっと入っていくのを感じました。自分で書いたはずなのに、誰かが書いたみたいに初めて読んだみたいに共感して、うなずいていました。

ヘアメイクを終え衣装を着て向かったゲネプロ。本番じゃないのに泣きそうになった

1番に楽屋に入ったので、最初にヘアメイクをしてもらったのですが、完成した自分の姿をみて驚きました。私にぴったりだけど、今までみたことのない姿でした。今日だけは、自分に見惚れてもいい日なんだ。そう思いました。

他の表現者さんが来られて、ヘアメイクをしてもらっている間、私はまたnoteの続きを読んでいました。夏前頃に書いたnoteは、実は書いてから一度も読み返したことがありませんでした。

理由は、辛い時期だったからです。それを初めて読んで、涙ぐんだり、過去の自分に寄り添ったりしながら読んでいました。辛かったはずなのに「意外と素敵な文章を書いているな私」とも思いました。そんな風に読んでいる私の姿を表現者のさきさんが写真を撮ってくれました。なんだか、嬉しかったです。

次々と表現者の皆さんがヘアメイクを終えていき、みんなの素敵さに磨きがかかった姿はとても美しかったです。衣装を着て、本番通りに行うゲネプロをしました。袖からみんなが歩いていく姿をみていて、まだ、本番じゃないのに、泣きそうになりました。

それぞれいろんなことを抱えながら、バースデーランウェイに参加して、1年間、たくさんの感情に出会いながら今日という日を迎えたんだと思うと、胸がいっぱいになりました。

モニターで家族や友だちの姿を確認したとき、芽生えたのは期待に答えられるだろうかという不安で

もうすぐ、本番。今日という日が終わらなければいいのに。いっそ本番なんて始まらなければいいのに。何度、そう思ったことでしょう。

本番前に楽屋でお客さんが入ってくるのをモニターでみていて、みんなでソワソワしていました。その時でした。私の家族の後ろに、私の大切な友達がずらっと並んで座っていたのです。

実は、本番までに、来てくれた人に感謝を込めてお手紙を書いていたので、誰が来てくれるのかは、知っていました。当日の朝、思ってもいなかった人が来るのを知って喜んだりもしました。

それなのに、モニターでみんなの姿を確認したら、急に緊張してきたのです。他の表現者さんは本当に素敵で、友達も楽しんでくれるに違いない、けれども、私は、本当に大丈夫だろうか。まだ、大学生なのに、彼らは、お金を自ら払って観にきてくれていた。期待に答えられるだろうか。そんな思いにかられました。

緊張を解いてくれた他の表現者さんの存在が頼もしかった

本番前、舞台袖で待機している時、緊張で騒いでいたら、表現者さんたちが「大丈夫、はるかちゃんなら大丈夫!」とみんなで言ってくれました。
もう一つ、実は私は歩く時のポーズをきちんと決めていませんでした。そのことをまことさんに打ち明けました。そうすると「はるかちゃんは、決めないほうがいいよ、その場でやったほうがあってるよ」と言ってくれました。

その言葉にハッとしました。そうだ、私は私だもん、と。まことさんは、私の前にランウェイを歩いています。いつも歩く姿に感動して、まことさんの背中を袖から観ているのが好きでした。

そして、本番が始まりました。緊張しながらも、仲間が歩いていく姿を観ているのは、なんだか卒業式のようでした。

ランウェイを歩く前には、歩く表現者の夢や、想い、未来コンセプトなどを紹介する映像が流れます。それによってより、ランウェイの魅力が高まります。

会場におすそ分けした花びら。まるで花が咲いたみたいに、お客さんの顔色が明るくなっていくのが幸せだった

私の番になって、私の個別映像が流れ始めます。自分で発した言葉に涙が溢れ出てきました。1年間、悩んだ時期も多かった、辛くても自分と向き合ってきた、そんなことを思い出しながら、映像の中の私が言っている言葉に深くうなずきながら、ひたすらに涙を流していました。

この後、とびっきりの笑顔でランウェイを歩きたいのに、涙は止まりません。素敵にメイクもしてもらったのに、、、舞台袖から、スタッフの方々にテッシュをもらい、涙を拭き、表現者さんからジェスチャーでエールをいただきました。そして、音楽が流れ出します。

胸を張って、私らしく、笑顔で、歩き出すことができました。歩いていると私をみているお客さんは、みんな笑顔でした。さっきまでの緊張と、涙は嘘のように、私は、とってもとっても楽しんでいました。

私のランウェイ中に、会場に花びらをお裾分けするという演出があって、お裾分けをしていたら、みんなが会場にお花が咲いたみたいに、みんなの顔色が明るくなっていくのがわかりました。その光景に、胸がきゅうっとしました。幸せな瞬間でした。

そうして、フィナーレ。あっという間に終わりを迎えます。やっぱり終わって欲しくないという気持ちと、終わった後の私がどう変化していくのかという期待がそこにはありました。フィナーレで、表現者七人で横に並んで礼をした時、自覚のない涙が出てきました。この七人で表現者として1年間いられてよかったなあと。みんな、ありがとう。

たった1時間でもお客さんに影響を与えられる。バースデーランウェイに参加できて本当によかった

友達に楽しんでもらえるかと心配していたけれど、そんな心配はしなくても良かったかもしれません。泣きじゃくっている子がいたり、満面の笑みで見ている子がいたり、動画をとってくれていたり、それぞれとっても楽しんでいました。

終わった後は、みんな「行ってよかった」「本当によかった」「良いものを見た」と言ってくれました。中には、時間ギリギリで調整してきてくれた子や、予定をキャンセルしてきてくれた子もいました。それでも「無理やりでも調整して行って本当によかった」と言ってくれました。

たった1時間、でもこの1時間はバースデーランウェイに参加した私たちだけではなく、会場に足を運んで下さった皆さまも濃い1時間を過ごすことができたということを知って、バースデーランウェイは本当にすごいものだなあと改めて思いました。そんな素敵なものに参加できて本当に嬉しいです。

私の夢を心から応援する。観に来てくれた家族が伝えてくれたこと

私は、大学に入るまで、自分の夢を友達に話したことがありませんでしたが、バースデーランウェイに参加して、地元の人にも、私の夢を伝えられることができました。

そして、今回観にきてくれた父が、「来て良かった」と何度も言ってくれました。私の夢を心から応援してくれるそうです。本当に、嬉しかった。ランウェイの翌日、家族で訪れた神社で、お守りを買ってくれました。

これまで応援してくれていなかった訳ではないと思いますが、私の本当にやりたいこと、叶えたい夢をしっかりと伝えることができて、その上で応援してくれるというのは、とても励みになります。買ってもらったお守りは、本当に大切なお守りです。

妹は、私を観て、泣いたと言っていました。とても嬉しいです。少しは、かっこいいお姉ちゃんの姿を見せられたかな。母は、なんでも話せる存在ですが、この一年、悩んでいることは話しませんでした。気づいていたのかもしれないけど、ただ見守っていてくれました。

バースデーランウェイは私の宝物。一生忘れることのない1年間

遠くから足を運んでくれた家族も、観に来てくれた11人のお友達も、来れないけど、たくさんメッセージをくれた方々もありがとうございます。
私は、本当に素敵な人たちに囲まれています。

そして、1年間、共に自分と向き合い続けた仲間の表現者さん、たくさんたくさん考えてくれて、話を聞いてくれたスタッフの皆さん。ありがとうございました。

noteを1年間読んでくださった方もありがとうございました。

本当に、たくさんの人に助けられて支えられて、ランウェイ当日を迎えることができました。

バースデーランウェイは、私の宝物です。一生忘れない1年間になりました。これから先、辛い日々があっても、きっとこの一年を思い出して、少しずつ踏み出せるはず。バースデーランウェイで決めた未来コンセプトは、私の一生のコンセプトです。

私は、もっと素敵になります。

これからの皆さんの未来に、少しでも柔らかな光が差しますように。

私の世界はドラマチック もっと私は自由になる

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(編集:響あづ妙

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