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【日本一周】31県目/東京都

東京を車で走るなんて考えられない。しかし、車と私は一心同体。しかもこんな経験は滅多にないぞ、と自分に言い聞かせながら、窓からチラリと見える東京スカイツリーを横目にアクセルをゆっくりと踏み込んだ。

三鷹の森ジブリ美術館

初日は三鷹市へ。日時指定の予約チケットが手に入ったので、ずっと行ってみたかったジブリ美術館に行くことにした。
私はジブリで育ったと言っても過言ではない。3姉妹でジブリのセリフ当てゲームを何度となくやってきたほどだ。わくわく。

まずはチケットカウンターでトトロがお出迎え。

建物の雰囲気や窓の丸みにジブリを感じる。
ツタもいい具合に繁茂している。いい。

そして、ここで一旦写真撮影は終了。館内は撮影禁止なのである。
自分の目で見て体で感じて持ち帰ってほしい、という意味もあるのだとか。そんなステキな思いに心をじんわりさせながら、カメラを鞄にしまった。

美術館の中には子どもだけ入れるネコバスがあったり、階段を登ったり降りたり、ミニシアターもあったり。私が行った時に上映されていたのは「パン種とタマゴ姫」だった。タマゴのお姫様がパンをこねたら動きだしたというストーリーのアニメーション。なんだか感動してパンフレットも買ってしまった。

屋上に到着。
木々が多くて嬉しい。

ラピュタのロボット兵がお目見え。
ここは撮影OKなので人だかりができている。

写真ってあるといいけど、撮ることばかりに集中すると、対象を観察したり何かを感じ取ったりするのが失われてしまうよなぁと、ふと考えたりもした。でも、覚えておきたくて撮ることもあるし。複雑な気持ち。

館内に戻ってカフェへ向かった。
注文したのは夕焼けのクリームソーダ。あまりにもかわいかったので、忘れないようにとノートにスケッチしていたら「カフェは撮影してもいいですよ」と店員さん。早くしないとアイスが溶けるから、見かねて声をかけてもらったに違いない。さっきまで撮影について悶々としていたが、あっさりと撮影して食べ始めた私であった。悩ましいが仕方ない。

ちなみに、人生で初めて麦ストローに出会ったのはここのカフェだった。

東京都現代美術館

二日目は大学時代の先輩と合流し、東京都現代美術館へ遊びに出かけた。
本当に文字通り、美術館で"遊んだ"のだ。ちょうど「オバケとパンツとお星さま」という展示をしており、いろんなものを身に着けてみたり、子ども達に混ざって想像力を働かせながらワイワイはしゃいだ。

一番印象に残っているのは星座作り。

サイコロを転がして、デタラメの文字と座標のオリジナル星座を作り、記入した紙をスタッフさんに渡すと投影してくれるというもの。星空に自分のオリジナル星座が現れた時は、さすがの大人でも嬉しかった。できるならまたやりたい。

この展示も印象に残っている。
透明人間。

いや、体部分は椅子に固定してあり、帽子とメガネは天井から吊り下げられているのである。本当に透明人間なのかと思って、ドキッとした作品だった。

館内レストランでベトナム料理のフォーを食べたのもいい思い出。


どうしても飲みたくて食べたくて

当時、鳥取にスタバは進出しておらず、私はLA BAR(ラバール)というローカルチェーンのカフェに入り浸っていた。そのカフェに東京店があるというので、代官山に行ってアイスカフェラテを飲んできたのであった。
現在は閉店しているが、すごく居心地のいい空間だった。

そしてどうしても食べたかったのが、マンガ「ハチミツとクローバー」に出てきたプードルケーキ。

私の青春時代を支えてくれたマンガのひとつなので、かなり思い入れも強い。ケーキ自体は昔ながらのバタークリームベースなので味には好き嫌いがありそうだけれど、最高にかわいい。もう、それだけで満足。
しかし、こちらのお店も今はもうやっておられない様子。
ごちそうさまでした。

最後に、私の行ってみたい・食べてみたいにとことん付き合ってくれて、ずっとニコニコ話をしてくれた先輩に感謝。ありがとうございました。

(2013年6月28日 - 29日)

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