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【日本一周】34県目/栃木県

一生のうち一度は訪れてみたいと思っていた日光東照宮があるのが栃木県。その他にも餃子の街・宇都宮もあるし、とても滞在を楽しみにしていた県のひとつ。

宇都宮餃子

まずは宇都宮へ。
実は、朝ごはんから餃子でもいいくらい私は餃子が好きなのだ。オープンと同時にお店へ駆け込む。

メニューは潔い。餃子とご飯と飲み物のみ。

私は焼餃子と水餃子を注文した。ちゃっかりライスも。
がっつり食べる気満々である。

お腹も空いていたのでぺろりとたいらげた。さすが、私。
やっぱり餃子はいいね。
ごちそうさまでした。

今回は時間的に難しかったけれど、餃子屋さんをハシゴするなら、焼き餃子オンリーでライスは食べずに回るのが良いのだろうな。よし、また宇都宮に来る時はその作戦で何軒もお店を食べ比べしよう、と心に決めた。

日光東照宮

宇都宮から日光東照宮までは車で1時間ほどの距離。
お昼到着を目指して下道をずんずん進んだ。

印象的だったのは、日光東照宮に近づくにつれて道の脇に立派な杉がずらーっと並ぶように植えられていたこと。樹齢何年なんだろうと思いながらも、現代まで多くの人に参拝されて大事にされてきた東照宮がこの先にあるんだなというワクワク感で満たされていた。きっと昔の人も同じ気持ちだっただろうな。

境内の中にも大きな杉がたくさん植っている。
どの木も立派だ。

まずは定番の三猿を見に行く。

見ざる言わざる聞かざる。
サイドに配置された松も、よく見ると立体的に細かく彫られて彩色されていた。さすが。

眠猫は看板がないと見落としそうな場所にあった。
意外にちんまりと存在していた。

唐門はとにかく豪勢できらびやかに作られていた。
これ以上装飾が派手な門なんてないでしょう、ほら、すごいでしょう、という迫力というか圧力を感じる。

そして私は門の上に何か座っているのを発見してしまったのだ。
獅子だ。

金歯が輝いている。
強そう。

それからというもの、この東照宮の至る場所にいる動物モチーフの彫刻に釘付けになってしまった。

これが意外にたくさんいるのだ。
どう見ても逆立ちして腕パンパンになってる狛犬とか。本当は「飛び越えの獅子」という名前らしいのだけれど。

こっちの門には獅子と龍が今にも飛び出してきそうなほどついている。よく見るとたくさんの人物が獅子と龍の間にいる。

こちらの建物の角には6体の龍。きっと他の角にもいるはずなので、この建物は少なくとも24体に守られているのだ。ドラゴン御殿。

見上げると、夢に出てきて欲しくないタイプの獏がいた。ちょっと怖い。

神社仏閣にある彫刻の「獏」と「象」は似てるけれど、区別する方法は毛並みだそうだ。獏はカールしていて、象はストレート。

これは象。2頭ともテイストが共通してないけれどいいのだろうか。

きっと実物を見たことがない昔の人がデザインしたタイプの象だと思われる。耳に金色のリングがついているところが、インドから伝わってきた感があっておもしろい。爪もキンピカだった。

ニッコウキスゲ

初夏に黄色い花を咲かせるキスゲ。
霧降高原に群生地があり、ちょうど咲いている時期だと知って訪れてみた。

ユリに似てるけどユリじゃない。
茎がスッとまっすぐ立ち上がっていて凛としている雰囲気。

ちょうどこの日は霧が立ち込めていて視界が良くなかったのだけど、これはこれで幻想的な世界が広がっているように見えた。

めしべの先に露が揺れている。

こんなに凛としているのに1日でしぼんでしまうなんて信じられない。潔いな。

(2013年7月2日)

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