見出し画像

あだちのひよっこメモ9 フレック九条のパン袋デザインについて


みなさまこんにちは!バード・デザインハウス(以下バード)の足立 結(あだち ゆい)です!バードのメンバーがどのようなプロセスでデザインをしているのかリサーチしながら、バードの魅力を発信していく『あだちのひよっこメモ』第9弾です! 今回は、代表の鳥山と足立が携わった「フレック九条」の「ふわフラン」と「職パン」についてご紹介します!
「フレック九条」は大阪市西区にあるスーパーマーケット。 スローガンは、「地域の皆様に愛されるスーパー」「大阪九条の道の駅をめざす」「お客様にワクワクドキドキしていただけるようなお店づくり」 100年続いた「九条公設市場」から2003年に食品スーパーとなりました。店舗は大阪中央卸売市場から5分の場所にあり、こまめに仕入れることができるので、鮮度の高いものが店頭に並んでいます。「新鮮」「安い」さらに「美味しい」との声と実績があります。また、いろんな魅力あるイベントを開催するなどまさに「道の駅」のような楽しいお店です。
お店に行くと、新鮮なお野菜・お肉・お魚をはじめ、作りたてのお惣菜などたくさんの商品が並んでいます!そのほか社長の岩田さん自ら各地の旬の食材の産地や人気スイーツ店へ直接買い付けに行かれています。そのため他のスーパーではなかなかお目にかかることのない商品に出会うことができますよ〜!
そしてパンコーナーにはパンメーカーの商品だけでなく、フレック九条の2階にある「パン工房」で職人が手がける焼きたてパンを販売されています。どれも人気で夕方に行くとかなり商品が少なくなっています。
今回、バードではパンコーナーで新たに開発・販売される大きなフランスパンと食パンの袋のデザインをさせていただきました。 フレックのパン職人がブレンドしたオリジナルの粉から焼き上げる本格的でこだわりたっぷりの手作りパン。粉と湯種の配合が工夫されたパンたちの味はもちろん美味しい上に、そのまま食べればもちもち、焼いたらサクッと食感を楽しむことができます。 パンを作るための工程をすべてお店に併設された工房で行うことをスクラッチベーカリーと言うそうです!
大きなソフトフランスパンは「ふわフラン」と名付けられました。「フレック九条」にも「ふわフラン」にも入っている、ひらがなの 「ふ」は柔らかな印象を持ちます。そんな 「ふ」に注目し、 「ふわっとフレッシュなフレック九条のフランスパン」とリズミカルなキャッチコピーを考え、 「ふ」をアクセントにしたデザインにしました。
食パンは職人が本気で作っていることを表現した「職パン」という商品名に決まりました。フレック九条の食パンを食べて、気持ちのいい朝を過ごしているお客さんを想像し、家のシルエットをモチーフにしました。
「ペンなどで印をつける だけで何枚切りかを表現できるようにしたい」いうパン職人さんの思いから、煙突の上に数字を表記し、煙のように丸を付けて、何枚切りかの区別をできる仕組みを入れています。煙は「焼きたて感」を引き立てる意味もあります。
パンコーナーのこのPOPが目印です!どれも美味しいのでぜひご賞味いただきたいです!
改めて、デザインは人の思いやこだわりを具現化できる良いものだなと学びました。
※足立結とは 2000年11月30日生まれ。 大阪府立池田高等学校→京都芸術大学 芸術学部 空間演出デザイン学科 空間デザインコース2023年卒業。 社会問題の解決となるようなものづくり・ことづくりを、空間×ビジュアル×ソーシャルデザインの3つの領域を横断して複合的に学んできました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?