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【5.6億円の資金調達を実施】代表取締役CEO岩橋が語る、フレッシュペットフード「ココグルメ」の使命と目指す世界

こんにちは。
手作りドッグフードD2Cココグルメ代表の岩橋です。

この度、シリーズA5.6億円の資金調達を完了いたしました。

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前回2019年6月のシード調達のリリースから2年半近くが経過しております。
これまでの間、派手な露出は意識的に控えていました。

なぜ今回2年半の沈黙を破ってリリースをしたのかと言うと、この発表が、これからココグルメが一歩次のステージに進むことの私たちなりの決意表明であり、更なる仲間を集めるための”のろし”として位置付けておきたかったからです。

また、私たちの様な1つの事業・1つのプロダクトに特化したピュアなD2Cスタートアップの調達は割りかし久しいかと思いますので、同志たちが活躍しているD2C市場の活性化にも繋がれば、との願いもあります。

5年目のバイオフィリアの現在地、そして私たちのものづくりに対する決意をお伝えしたいと思います。駄文となりますが、読んでいただけると嬉しいです。

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御礼

まずは今回、増資に応じていただいた投資家様を始め、出資には至らなかったものの素晴らしいアドバイスを下さった投資家の方々、ココグルメの製造、配送、販売に携わってくださっている取引先の皆様、何よりココグルメをご愛好していただいているお客様、その他全ての関係者様(数え上げるとキリがない。。。!)全員に改めて感謝をお伝えしたいです。

本当にありがとうございます。

会社としては苦しい時期を迎えたこともありましたが、
皆様に支えていただいたお陰でここまでココグルメを多くのわんちゃんにお届けすることができました。

全てのご縁に感謝します。

特に今回は調達のリリースなので、株主の皆様に。

私たちの株主様・担当者様は本当に素敵な方々です。
毎月の株主定例では温かく、時に厳しく見守って頂いています。
いつもありがとうございます。

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ココグルメのこれまで

販売食数最新版

ココグルメは2019年6月のリリース以来、お陰様で約5万人のお客様にご利用いただき、650万食のお食事を全国のわんちゃんに提供してきました。

主食にできる手作りドッグフードのパイオニアとして、開始当初から今に至るまで業界の先頭を走り続けており、市場の成長を牽引しているという自負があります。

ただし、これは私たちが優れているということではありません。
月並みですが、私たちがただひたすらにお客様とわんちゃんの方だけを向いてきたからこそ、ご支持をいただけた。

その結果ここまでココグルメが広がっていきました。

森の視点だけではなく、木の視点で見ても、
例えばこの様なとても嬉しいお声をいただくことができています。

“今まで、色んな商品を試しましたが食べてくれなかったのですが、フードを見直してこちらの商品を半信半疑で食べさせて、食に興味が無かったのが食いつきが良くなり、今ではごはんを楽しみに待つようになり、こんな商品を探し求めてた!!と感動しました。これからもずっと続けて行きたいです”

とても嬉しいお声です。

お客様やわんちゃんが喜んだら私たちも嬉しい。
反対に、わんちゃんが息を引き取って哀しければ私たちも共に哀しみます。

全社員がお客様と同じ喜怒哀楽を共にする会社になっています。

ではなぜここまでお客様に感謝をいただけるのか。
その背景にはドッグフードの歴史もあったと思います。

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ドッグフードの歴史と課題

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初めて日本のメーカーのドッグフードが発売されてから約60年。

それまではご飯に味噌汁をかけたものを与えるのが常識でした。
でもそれは当然人間用に味付けをされているため、わんちゃんにとっては塩分たっぷりで、肉食に近いわんちゃんにとって理想とは言いがたい、炭水化物が主の食事となっていました。

対してドッグフードは、保管や利便性に特化したドライタイプのカリカリフードであったものの、栄養素はわんちゃんに最適化をされたバランスを目指して作られました。

味噌汁ご飯より健康的に良いものとされ、実際に寿命も大きく伸びていきました。

ドライフードは多くの飼い主様の負担を減らし、わんこの健康を増進したとても素晴らしい発明だと思いますが、言ってしまえばドッグフード1.0の様な状態。

・食事から水分補給が十分にできない
・工程上、炭水化物を多く含めなくてはいけない制約がある
・味は無味乾燥なものになりがちで、わんこが食事を十分に楽しめない

等々、まだまだ課題もあります。

この問題は深刻ですが、ドッグフード業界としては転換するのが非常に難しい。

なぜなら、ドライフードを作るための原材料の仕入れルートや製造設備は、私たち人間の食品とは全く異なるからです。

結果として、以下の様な問題が出てきました。

・高齢化は遂げたものの、それに伴い病気が増加
(いわゆる”健康寿命≠寿命”の問題)
・フードを食べてくれない問題
(こちらもいわゆる”フードジプシー”問題)

飼い主様にとってはこの問題はどちらもとても深刻です。
ココグルメのカスタマーサポートにはお客様から毎日の様にお困りの声が届きます。

“市販のフードのカリカリも缶詰も体に合わず(どんなに高い評判の良いフードでも)下痢を起こしてしまい、手作りに変えた経緯がありました”

この問題の根本は、解決しようにもその手段がないこと。

お客様は文字通り愛犬をとても愛しています。
なんとかして解決しようとものすごい量の情報を収集し、多くのドッグフードを買っては試す、を繰り返されています。

時には私たちが驚くほどの質問をされる、ものすごい知識量の方もいらっしゃいます。
それでも愛犬を救うことができず、その無力さ、もどかしさに苦悩するのです。

そして果ては最大の問題、ペットロスを引き起こします。

かつて私も愛犬2頭を病気でなくしました。

ペットロスの最大の要因は死んでしまうことそのものよりも、その過程にあります。

愛するわんこに問題が起きながらも、自身が何もしてあげられない。
その後悔からくるものが耐え難いほどに大きく、苦しい。
私が愛犬を亡くした時は、30歳にして子どものように嗚咽をもらしながら泣き喚いていました。

それがきっかけで私は、いえ、私たちココグルメは自分たちの使命を胸に抱くことになります。

「お客様に後悔はして欲しくない」と。

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ココグルメの使命

愛犬にとって本当に必要で、かつ喜べるごはんを作りたい。
本当のごはんを食べて愛犬と飼い主様の両方が幸せになってほしい。

そう願って、わんこに必要な栄養素を満たし、かつ人間が食べるものと同じクオリティのごはんを作ろうと必死になって取り組んできました。
今まで業界が構造上、直視できなかった問題に向き合い、ペットフード2.0を飛び越え、人間のご飯とイコールの"手作りごはん"市場の創造が私たちの使命であると信じて・・・

その思いで開発したココグルメが、お客様の問題の解決の一助になることができています。このことが私たちはとても嬉しい。

“うちの子は16歳の老犬で、急に胃腸が動かなくなるイレウスという症状になり、入院して毎日点滴の生活をしておりました。その後、退院しましたが何も食べず、流動食を口から入れておりました。
何とかして食べないといつまでも胃腸が動かないため、困っていたところ、ココグルメを頂く機会があったため、与えてみたところ、驚くほど食べてくれました。それだけではございません。
食べたことにより胃腸の動きが活発になったのか、その後、食欲が回復してくれました。
まだ普通のフードはあまり食べませんが、頂き物のココグルメだけはガツガツ食べてくれます。
あのまま食べることができなければ、16歳という年齢も重なって、どうなっていたかわかりません。
ココグルメを食べたことで命が繋がったと思っています。本当に有り難うございました”


ココグルメのこれから

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それでもココグルメはまだまだ発展途上で、これからも進化を続けていく必要があります。

他のフードと比較して抜群の食べっぷりのココグルメですが、中には食べてくれない子もいること。
特定の病気の子に特化して栄養素をコントロールした療法食のラインナップを揃えていくこと。

そしてこういった個々の課題に対応していくためにも、会社の大きな方針として主に2点に取り組んでいく必要があります。

1)”本当に良いごはん”を徹底的に突きつめる

まず何よりも、わんちゃんとお客様の幸せのために、ものづくりへのこだわりを更に深掘りして、最高の商品を永続的に生み出し続ける体制を整えていきます。

この2年半で「ものづくり」の奥深さを身をもって知ることができました。

そもそも、「手作りドッグフード」を作る人間の食品工場は、ココグルメができるまでは全国のどこにもなく、パートナーを探すことすら相当な努力が必要でした。

さらにパートナーを見つけた後もレシピや製造方法などの答えがない中で、0から作り上げなければいけませんでした。
当たり前のことですが、商品は1袋1袋全てが違うものであり、工場に発注したら全て同じものが出来上がるわけではありません。毎日毎日異なるロットを同じ品質で作り続ける努力をし続けていかなくてはなりません。

そういった苦労を取引先の工場の方々と共にしながら、二人三脚で良いものづくりのために日々改善を繰り返してきましたし、これからも改善し続けていきます。

2)事業を発展させお客様とわんちゃんに還元する

2点目はものづくりだけではなく、全ての事業活動に力を注いでいくことです。

商売として成り立つところを見極めて、マーケティング活動をやりきり、不要な経費は切り詰め、原材料・製造に資金を注ぎ込んでいく。
コストや手間がかかるけれども、お肉の量を始めとした原材料の選定、安全な製造調理方法にお金をかけなければ、本当に良いものは作れません。

例えそれがお客様に知られることがない要素だったとしても、私たちが掲げる使命のためにも大事にしたいし、一番ごはんの良さを実感しているわんこはそのことに気付いてくれると考えています。

結果、お客様に支持をされ、更に良い商品を作っていくリソースを維持することができ、お客様に還元することができるという好循環が生まれます。

品質にこだわり企業努力を続け、品質に見合う価格で、私たちがベストだと思うココグルメを作り、もっと多くのわんこと飼い主様を幸せにしたいと思っています。

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目指すべき世界

以前はココグルメを世界一のブランドにさせることを目指していました。

しかし今は「世界一”愛される”ブランドになること」を目標に掲げています。

そのきっかけはお客様の声でした。

"ココグルメを食べる前の数日間、全く何も食べなかったのです。
命を助けて頂きました。本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します"
”生きているうちに美味しいご飯を少しでも食べれたのは、うちの子にとってもとても幸せな事だったと思います。
逆に感謝していますのでそれを伝えたいと思いました。
ありがとうございました”

これは商売の次元を超えていると思います。
この様なブランドが他にあるでしょうか。
少なくとも私はどこかの会社の商品にこの様な思いを抱いたことはありません。

ビジネスの規模では今は到底敵わない様なグローバルブランドにも、「お客様に愛される」という軸でいえば勝てるブランドができると信じています。

私たちはこれをビジネスチャンスとして捉えるのではなく、
自身に課せられた時代の使命だと感じています。

さらには、ワンちゃんと飼い主さんだけでなく、「全ての動物を幸せにして人の幸せに繋がる循環を生み出す」という企業理念は変わらず持ち続けたい。

動物は犬や猫だけでなく、食べられる側の鶏や豚も同じ動物です。
私たちはこの動物たちの苦しみも癒していきたい。
今はまだ何もできていませんが、将来は今米国でも盛り上がっている培養肉・クリーンミートを手掛け、これを叶えていきます。

“手作りペットフードD2C”

というステージから

“フードテック×アニマルウェルフェアを軸としたグローバルブランド”

のステージへと、より大きな市場に挑戦し、世界一の企業になることを目指しています。


仲間を探しています(採用強化中)

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

最後に、このビジョンを実現させていくためには多くの仲間が必要なのですが、今は人数が全然足りていません。。。

絶賛採用強化中です。

会社も成長を続けるステージで非常にやりがいのある環境です。

少しでも共感いただけるところがあったり、我こそはと思う方がいればぜひお話を聞きにきてください。

よろしくお願いします。

ぜひ、フォロー&スキもお願いします。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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