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キリがない

あースッキリ!
と思ったのも束の間

洗濯物は毎日溜まる
掃除したはしから散らかる
ゴミもたまる

わかったぞ!
と少し悟った気分になったのも束の間

また見事に迷い始める
あれ?昨日の悟りはどこに

やったぞ!
と誇らしく思えた仕事も
次の日には色褪せて見えてくる

とにかく
何もかんもキリがない
人生なんてキリがない

成功という
幸せという
キリのない幻想ゲームにも
終わりはない
キリがない

死ぬまでキリがない

しかし
人生には死という
キリがある

生という
キリがない人生に
死という
キリをつけて生きる

死は
キリは
この瞬間瞬間に
見つけるものかも知れない

死というキリとともに
生きたいと思う今

私たちは無意識に未来のどこかに『ゴール』があると思い、それを求めていているように思う。なので、気が付けば「焦り」があり。今のままではいけないという自分に対する「責め」もあり、仏教でいうよな『大安心」(だいあんじん)からほど遠くなっている。人生にゴールなんかどこにもないかもしれない。『今』以外にゴールがあると思うのは錯覚ではないだろうか。『死』はその『今』というゴールを思い出させてくれる。




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