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「こども未来戦略会議」

桜に続いて、シャクヤク、藤の花も咲き始め、新緑が素敵な季節となりました。

さて、この度、政府の「こども未来戦略会議」の委員となり、4月7日に官邸にて第1回の会議に参加しました。
2月20日に官邸での関係府庁会議に出席(原副理事長随行)したあと、3月31日政府より「こども・子育て政策の強化」について発表があり次元の異なる少子化対策の実現に向けて立ち上がった会議です。

この会議は、内閣官房全世代型社会保障構築本部の下、岸田総理を議長として、関係閣僚、有識者、子育て当事者・関係者、関係団体の参画による検討を行う会議体となっています。6月の骨太の方針までに、将来的なこども・子育て予算の倍増の大枠を示していく予定となっています。

当日は、後藤全世代型社会保障改革担当大臣の進行のもと、小倉内閣府特命担当大臣より骨子案の説明があり、そのあと19名の委員が発言(各1分半)、最後に総理が総括をされました。
全世代型社会保障改革担当大臣が進行しているということは、全世代が少子化、子育て支援に参画する、つまりお金を出してもらうというスタンスがあるからです。広く集めて、必要な配分をする。もちろん私たち現役世代、子育て世代も含め、企業や国民全体からも負担をお願いすることになりそうです。前回の子ども・子育て支援新制度(2015年スタート)は消費税によって実現しましたが今回はどうなるでしょうか。

奥山からは、ワンオペ育児・アウェイ育児の孤独な育児から、共育て、そして親族だけに頼らない友人や地域、支援サービスといった第3の手立てを総動員し、すべてのこどもや子育て世帯が気兼ねなく柔軟に利用できるような給付体制づくりを目指し、財源問題にも躊躇なく踏み込んだ議論に期待している旨を述べさせていただきました。

最後に総理からは、世代や立場を超えた国民一人ひとりの理解と協力を得て、若い世代が希望どおり結婚し、希望する誰もがこどもを持ち、ストレスを感じることなく子育てができる。こどもたちがいかなる環境、家庭状況にあっても、分け隔てなく大切にされ育まれ、笑顔で暮らせる社会を目指したいとの言葉があり終了しました。6月の骨太方針策定までに今後4回程度開催予定です。

理事長 奥山


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