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変身願望
拙著「幸せな働き方より」抜粋
日本テレビ系で放送された「ニッポン人が好きな偉人ベスト100 」(2006 年~2007 年)で紹介されたランキングでは、5位松下幸之助、4位豊臣秀吉、3位エジソン、2位坂本龍馬、1位織田信長だったそうです。
この5人に共通していることは何でしょうか?
私は「変身」がキーワードではないかと思っています。
9歳から丁稚奉公として働き、経営の神様と言われた松下幸之助。
信長の草履とりからキャリアをスタートし、天下人となった豊臣秀吉。
小学校をわずか3カ月で中退したが、発明王となったエジソン。
12歳頃まで寝小便をしていた(本当かどうかわからないが広く世間ではそのように受けとめられている)が、明治維新の立役者として大活躍した坂本龍馬。
うつけ者と呼ばれていたが、やがて時代の革命児として天下取りレースのカリスマ的存在となった織田信長。
いずれも私たちが知るかぎり、彼らが時代に登場したときのスタート時の印象と偉業を為したときの印象とのギャップがとても大きいのです。
つまり「変身」「大変身」しているのです。
私たちには「変身願望」があります。自己啓発本がよく売れること、自己啓発系のセミナーに多くの方が参加されていること、インフルエンサーたちのSNSフォロワーが膨大な人数であることなどが、そのことを証明しています。
先の5名は大きく変身を遂げた印象のある方々ですので、私たちの持つ変身願望から人気が高いとも言えるのではないかというのが私の仮説です。
変身願望とは、今と違う自分になりたいという想いです。
これは誰にもある普通の願望だと思います。
どのような自分になりたいかは人それぞれ(それを探すために本を読んだり、セミナーに参加される人も多いのでしょうね)。
先の5名は突然、華麗に大変身したわけではないでしょう。そこに至る道のりは私たちが想像も出来ないような壁と向き合い、それを超えていく中で、大変身していったのでしょうね。
変わろうと思うならば、やらない理由や出来ない理由を探そうとする脳のクセを封印し、行動し続けるしかありません。
教育者の東井義雄さんはこのような言葉を後生の私たちに残してくれています。
「本物は続く、続ければ本物になる」と。
■自己啓発本を読む目的は何ですか?
■変身するためには何が大切だと思いますか?
(追記)ヘッダー写真は昨年12月に講演で久しぶりに訪れた忍者列車でおなじみの伊賀鉄道の上野市駅です。なんと、忍者市駅となっていた。正式は上野市駅らしいが俗称扱いみたいです。攻めてますね。(講演旅の写真なんかも載せていこうと思います、その思い出なんかも書いていこうかな)
忍法でドロンと変身できればいいですが、人生はそうは簡単ではないですよね。
心に優しいお時間、心が喜ぶお時間を大切に。かまたびん
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