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最後に残るもの
『勝つことがすべてではなかった。武士の一分が立てばそれでよい。』 (藤沢周平「隠し剣秋風抄」)
藤沢周平の「隠し剣シリーズ」はいいっすね!
人生の悲喜こもごも…哀愁が漂っている剣客本です。
『男はつらいよ』大好き男の僕(シリーズほぼ見尽くしてます)としては、山田洋次監督の『武士の一分』(木村拓哉主演)は当然観た。もうずいぶん前だなぁ。
映画もいいけれど、やはり藤沢周平にはかなわない。
「一分」(いちぶん)とは何か?
「一分」(いちぶん)とは何か…
僕は【これだけは、ゆずれないもの!】と、解釈しています。
人生、仕事において、妥協すること、妥協しなければならないこと…たくさんありますよねぇ~。
娑婆とは、そういうところ。
しかし、勝ち負けなど関係なく、得か損かなど関係なく、、、
【これだけは、ゆずれない!】
こういう『軸』を何か一つだけでも心の奥底に堅持していることは大切なことだと思う。
肩書き、立場、学歴、職歴、実績などなど…
そういったもの全てが削ぎ落とされても
「最後に残るもの」…
それが
僕たちの一分ではなかろうか。
コロナ社会、、、自分の一分とは何かを自問・ふりかえる機会としたいですね。
それが、コロナ禍に振り回されるだけでなく、コロナ禍を利用することが出来る人類のたくましさですよね。
PS.ヘッダーは娘が1回目の緊急事態宣言で幼稚園に行けなかったときに古いPCを使って描いた「ちびっ子画伯デジタルアート」です(^_-)-☆
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