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「初心、忘るべからず」の本当の意味を知り、目から鱗で感動したのでした

能楽師・安田登氏の著「能」(新潮新書)を読み始めて、いきなり目から鱗なことが起こりました。漫画キングダムを読み始めて、いきなり「おぉっ!」となった感覚と似ているかも:D

下記に引用します。

“こんなにも長い間、続いてきた理由はなにか。それを可能にしているものは何か。ずばり、答えは「初心」と「伝統です」。”

“初心忘るべからず。”

“これが、能を大成した観阿弥・世阿弥父子が残したもっとも有名な言葉です。能に関連した言葉とは思わずに、私たちは「それを始めたときの初々しい気持ちを忘れてはいけない」という意味でこの言葉を使っています。しかし、実は世阿弥はこのような意味では使っていません。”

“初心の「初」という漢字は、「衣」偏と「刀」からできており、もとの意味は「衣(布地)を刀(鋏)で裁つ」。すなわち「初」とは、まっさらな生地に、はじめて刀(鋏)を入れることを示し、「初心忘るべからず」とは「折あるごとに古い自己を裁ち切り、新たな自己として生まれ変わらなければならない、そのことを忘れるな」という意味なのです。”

引用はここまで。

このままで良しとせずに、常に日に新た、また日に新たに、バージョンアップしていこうということですよね。

いやぁ~目から鱗でした。完全に初志貫徹的な意味で受け止めていたので。

長く続く秘訣はここにあるということ。

進化論で有名なダーウィンが語ったとか、いやそうではないとか言われてますが・・『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』・・という教えに通ずるところがありますね。

ストレスの9割はコントロールできる

9月10日に全国書店で発売される拙著「ストレスの9割はコントロールできる」(明日香出版社)のなかでも、ストレスという壁を越えていくなかで経験や学習があり、そのプロセスの向こう側にバージョンアップした新たな自分と出会える・・という、ストレスとの上手な付き合い方のひとつの視点を書かせていただいています。現在、各通販サイトで予約受付中です・・と、宣伝で終わるあたり、私、何も新化しておりません(滝汗)。


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