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意識アゲてこ 2024/1/26

金曜日。
今日は早めに仕事を切り上げたいのでせっせと働く。最近仕事にうまく向き合えていない気もちだが、致命傷を負わないように慎重に慎重に進めていく。

夕方にパソコンを閉じて全身鏡の前スペースを開けて準備。髪を結って補正のタオルを仕込み襦袢を着て、その上から着物を撫でつけて紐と伊達巻で固定する。帯は半幅でお太鼓のようにする変わり結びで。上から羽織を着て急いで家を出た。今日は結構寒いので襟巻を追加。

Nさんより、着物で飲みに行ってみたいとのお誘いだ。ちょっとキレイ目な和食屋さんを予約しておいた。他にも共通の知り合い、TさんとHさんと4人で卓を囲み乾杯する。

ごはんがどれもおいしそうでドンドコ注文する。

なんか豪勢だ。そら豆おいしかったなあ。
日本酒を飲みますよね、そりゃあ

Nさんは長年フリーランスとして活躍されている女性で、聡明でインテリジェンスにあふれ、ニュートラルで明るい、憧れの先輩。こういう方が日本の女性進出を切り拓いて来られたから、いま私たちがあらゆう選択肢を手にしていられるのだ。話していていつも尊敬の念ばかり。そして酒が強い。

Tさんは長年SaaSと言えばのあのS社でトップセールスだった方で、語る話のひとつひとつに仕事のヒントが隠れている。そして酒が強い。Hさんは最近留学から戻られたばかりの大学生。これまでしてきた起業とビジネスのこと、海外で見聞きしてきたことを聞いてわくわくした。お土産のメイプルシロップをくれた。


異様に意識の高いグループに投げ込まれ、研ぎ澄まされるようなやり取りに触発された。

「意識高い系」と揶揄する言葉があるがいいのだいいのだ、意識なんて高い方が良い。(鼻につく気もちも分かるが)低くて機会を逃す結果になるより、いーじゃないか。高いところから低い方へ行くのは簡単だが、逆はとっても難しいものだ。

ギンギンした目つきで帰ることになった。すぐ土日の空気でリセットされてしまうと思うが。


今日のお着物

アンティーク……というと聞こえはいいが、つまり古着の小紋にした。紫のよろけ縞っぽい、少しゆらぎのある細い縞模様だ。
羽織は鳥や植物が描かれていてキレイで変わった雰囲気のもの。分かりにくいところにシミがあるため新品同様でも格安だった記憶。これも古着。

どちらも下北沢に通っていた若いころ、古着屋さんで掘り出したものだ。15年、ヘタすると20年も前とおそろしいことに気づく。

いつまでも(存在感の意味で)色褪せない、着物というのは改めてすごい衣服である。

Nさんが着ていた道行もかわいかったな。小柄な方で、パワフルなカラーを着ても迫力が出てしまわずにきれいに着こなしている。ワンピースだと気が引けるような色も全力でまとえるのが着物のすごいところだ。


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