【職種:メディアプロモーター】 データドリブンで考えられるPRパーソンへ成長したい
今回は、メディア局 笹森仁さんのご紹介です。
垣根がなくなっていくPR
ー現在の業務を教えてください。
メディアプロモーターとして、お客様の課題に合ったメディア戦略の企画・提案を行っています。テレビやWebメディア、新聞などのメディア視点を
活かしたプランニング、プレスリリースの作成からイベントや記者発表会の運営など幅広く担当しています。
ービルコムに転職した理由は?
もともとは、企業のPRや広報に関わるWebサービスの営業として3年ほど
働いていました。PR業界に身を置きながら、ビジネスのあり方や社会の変化を見るなかで、この先は広報だけ、広告だけ、SNSだけといった形で、1つの分野だけに特化したモデルはリスクが大きくなると感じたんです。
これからは、そうした垣根がどんどんなくなっていくでしょうし、
それに合わせてPRの手法も新しくならなければいけない。
そうした、危機感のようなものを前職時代に抱いていました。
そうした考えから、先進的なPR手法を用いている会社で経験を積みたいと
思い転職活動を始めたのです。いろいろと調べているなかで、「統合型PR」を掲げるビルコムの存在を知り、まさにこれからの時代に必要なPRだと思い応募をしました。
ー実際に、入社してどうですか?
最初にすごいな、と思ったのはしっかりとデータでエビデンスも示しながら提案を行っている点でした。今は信頼性の低い情報でもすぐに広まる時代ですから、情報の背景にあるエビデンスが特に重要になってきます。
なぜこのPRプランなのか、なぜこういう内容なのかをデータドリブンで
考えるビルコムのスタイルは、自分が「こうしたい」と思っていた姿だったので、感銘を受けましたね。
そこは、ビルコムのカルチャーである横展開、通称「ヨコテン」と呼ばれるものがあったので問題ありませんでした。過去の提案資料、プロジェクト
進行などの記録が、社外秘の部分は除いて、全社員で共有されるように
なっているんです。そこから、類似の提案資料を参考にしたり、
プロジェクトの進め方などを学ぶことができたので、
すごく助かりましたね。
あと、これもすごいなと思ったのが失敗事例もしっかり共有されている点です。
ー挑戦的なビジネスには失敗はつきものですが、それもしっかりと共有されている。
はい。なぜ、失敗が起きたのか、どう対応し改善していったのかがしっかりと書かれているので、同じことが起きないように自分自身も気を付けることができます。ヨコテン文化は、新しく入った人にとってはすごくいい
学習機会になっていますね。
データドリブンで企画を考える
ー職場の雰囲気はどうですか?
すごくフラットで、肩に力を入れずに働くことができる環境です。経歴や
年齢の違いを問わず、真摯に学び合う姿勢を誰もが持っています。勉強会も定期的に行われていて、PRのトレンド情報や最新の事例が共有されるので、スキルアップには最適な環境ですね。
それに、正当な考え方であれば挑戦を応援してくれますし、間違ったことがあればちゃんと指摘してくれる文化もあります。すごく、オープンな会社
だと思います。
ー印象に残っている仕事を教えてください。
メーカー系のお客様で、新たな業種への参入に関わるPRをお手伝いした案件は印象に残っています。コロナ禍に関わる商品だったのですが、
センシティブな内容でしたので、どのようなプランにするかは難しい点が
ありました。
そこで、ビルコムの強みでもあるデータドリブンで企画を考えていきながら、どのタイミング、どういう打ち出し方をするかを提案していったのです。生活者にとって、どんなメリットがあるかという文脈づくりは特に意識しました。結果的に、テレビ放映された内容が好評を得て、お客様の社内でも「神風が吹いた」と話題になったようです。
生活者のお役に立てる情報発信と、お客様の事業への貢献を共に実現できたという意味では、PRの醍醐味を感じた仕事でした。
ーデータドリブンという、笹森さんにとっても興味のある強みを活かしたということですね。
そうですね。同じような商材、業態の過去の記事や放送内容を分析して、
どの時期にどういう内容が語られやすいかをまとめていきました。
そうした、過去のデータ、文脈から紐解いて、提案内容を考えて
いったのです。
この経験を活かして、今後も自分の強みとしていきたいですね。
社会課題の解決にも貢献したい
ービルコムに入社してから、特に成長したと感じることは?
応用力は非常に付いたと感じています。PRは形のない商品です。
お客様によって課題は違いますし、1つとして同じ仕事というものが
ありません。そうしたなかで、自分なりに考えて、企画などを形にしていく力がついてきたと感じています。
それから、メディアリレーションにおける実務的なスキル、PRリリースを書く際の文章力、といったスキルも高まってきていると感じます。
もちろん、まだまだ成長段階ですが、いずれもビルコムに入っていなかったら身につかなかっただろうスキルですね。
ー今後のキャリアイメージを教えてください。
これから先、いろいろなプロジェクトに挑戦することになると思いますが、どんな場であっても活躍できるPRパーソンに成長していきたいと考えています。変な話ですが、「ビルコム」という看板がなくても、活躍できるぐらいの力を付けたいんです。そうやって、自分自身の価値を高めていきたい。
それぐらいの力を付けてこそ、会社にも貢献できるのかな、と思います。
そのうえで、5年、10年先を見据えて仕事をしていきたいですね。
これから、コミュニケーションのあり方はどんどん複雑化していくはずです。一人ひとりが発信者となったことで、情報量は格段に増しています。
そのなかで、情報の信頼性、エビデンスの重要性も高まってきている。
ー情報が正しいかどうか、受け手側もどんどん判断が難しくなってきていますからね。
PRで発信する情報も、しっかりと専門家の知見やデータに基づいたものでないと、信頼度を一気に下げかねません。そこは、これからもよりいっそう心がけながら、信頼できる情報を発信していきたいです。
それから、SGDsに代表される社会課題の解決も無視できません。いかに社会課題に結びついているかは、今後のPRプランを考えていくうえでは重要な
文脈です。このあたりのインプットは欠かさないようにしながら、社会に
価値のある商品やサービスを世に広めるPRパーソンとして成長していきたいですね。
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