花岡ジョン

花岡ジョンの勝手に人生相談。椅子の上から、奇妙な世界を見ている。ビクビク詩人のように。

花岡ジョン

花岡ジョンの勝手に人生相談。椅子の上から、奇妙な世界を見ている。ビクビク詩人のように。

最近の記事

気分が沈んでいるお昼には

サムライを聴こう。これは、3ヶ月前に観た、国際フォーラムの宮本さんだろう。開演前、玉田さんのお母さんに、今日は十六夜の月だから、こっちに月が見えるはずですよ、と、ビルの隙間を指差した。高く昇って、白く小さくなった月を、私は帰り道で見た。 宮本浩次は、カキクケコがよく似合う、と思う。

    • 加藤浩次と宮本浩次の相思相愛が浮かんでる

      宮本浩次は、愛に敏感な人で、愛されてる環境では完璧なパフォーマンスをする。とにかく歌声がすごい。大通りの向こうからでも聞こえる大きな声。魂の塊を大きく膨らませて、全速力で飛ばす。私には、飛行機に見える。あれほど大きな声でないと、あの歌は飛ばない。少しでもスピードとパワーが落ちれば、墜落してしまう。宮本浩次はそれを恐れず、ステージでは、いつ死んでもいい、とばかりに、歌い、踊る。35年もそんな「初心」だけでやってこれた人がいるだろうか。そればかりでなく、これほど進化したベテランが

      • 悲しみの果てに何があるかなんて

        昨日のスッキリ最終回、宮本さん、感動したな。スッキリの時の宮本さんは、いつもいい。加藤浩次と宮本浩次の相思相愛。愛されている場所では、宮本さんは全然出来が違う。それに、27年も前に初めて聴いた「悲しみの果て」よりも、今の方がずっと良くなっているし、若くて驚く。 金のなる木を観察していると、今年の寒波で真っ黒に枯れて落ちた葉っぱの後に、赤いハートが2つ出ていた。確かにハートに見える。風の台風で根っこを失った後には、ハートの葉っぱがたくさん出てきた。チミを亡くした年には初めて花

        • あなたと奈良デカメロン月

          今ずっと部屋の掃除をしている。 ラブレター、見つけた。 これはラブレターっていうんかな。 その日は月が低くて、オレンジ色だった。 「あ、デカメロン月」と私が言った気がする。 出たての月は、夕張メロン。 二月堂の舞台から見たってことは、満月よりも後の、出たての月だったのかな。

        気分が沈んでいるお昼には

          誰も知らないビクビク詩人の花岡ジョン

          ボブ・ディランの詩集で見た「ビクビク詩人のように」というフレーズが忘れられなくて、花岡ジョンの名刺の肩書きにした。花岡という名字は、エレカシの「悲しみの果て」の「花を飾ってくれよ」から、「はなをか」。ハナヲカでも良かったけど、漢字とカタカナがいいなと思った。ジョンは、ジョン・レノンから。なんかダサくてカッコいいなと思ったから。 アウタープラネットピープル。外惑星の人々。略してOPP。私は正真正銘の少数派。人に優しく、言葉遣いは丁寧に。見た目は普通に努めて、中身はいつもアウト

          誰も知らないビクビク詩人の花岡ジョン

          人の揚げ足取ってる暇があったら揚げ足取られる人になれ

          これは先生の言葉。人の批判ばっかりしてる暇があったら、自分の研究結果をどんどん発表したらいい。発表して、批判される方がずっとカッコいい、って。皆が競って人の揚げ足取る時代。揚げ足取っていいことなんかひとつもない。今の時代にピッタリの言葉だ。 それに、傷付けた相手が、他人だからいいなんて思うから、戦争は終わらない。傷付けた相手が自分の身内だったら、大好きな人の家族だったら、大好きな人だったら、打たれ弱い自分だったら、と思えば、誰かを傷付けることは絶対にできない。痛みは、結局、

          人の揚げ足取ってる暇があったら揚げ足取られる人になれ

          人に優しく、自分に優しく。

          去年の年末から、私の人生はものすごく大変になった。あの頃までは毎日不満ばかり言ってたけど、その大変さを上回ると、不平不満なんて言わなくなる。不平不満を言ってる暇なんかない。黙って仕事をこなす。遅くまで家事を丁寧にやる。やることがあってありがたい。しなくちゃいけないことがあるってありがたい。もしもこの星から義務がなくなれば、自殺者は増えるだろう。 辛い3ヶ月だった。この間に、一番響いた言葉は、グッドドクター4でのグラスマン先生の言葉。ショーンがグラスマン先生の家の窓に石を投げ

          人に優しく、自分に優しく。