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『サッカー屋さん』と『コーヒー屋さん』が共存する、BIKAS COFFEE 東京・江戸川橋の秘密

全世界に衝撃と感動を与えた日本大逆転勝利のドイツ戦。店舗ではパブリックビューイングを開催し、サッカーが好きな人、BIKAS COFFEEが好きな人、そんな人たちに連れてこられた人、様々な人が入り交じり大いに盛り上がりました。

11/23 W杯日本×ドイツ 日本の勝利が決まった瞬間のBIKAS COFFEE 東京・江戸川橋店

そんな空間を実現したこの場所は、サッカー屋さんでありコーヒー屋さん。
ここ、BIKAS COFFEE 東京・江戸川橋は、株式会社No.10(以降ナンバーテン)の事務所とスペースを共有し実店舗を構えています。

BIKAS COFFEEとナンバーテン(No.10)を背負いBIKAS COFFEEを飲む男たち

「ナンバーテンってなにをしているの?」
「なんでコーヒー屋さんの隣にサッカー屋さんがあるの?」
お客さんからは数多くのご質問をいただきました。
今回は株式会社ナンバーテン社長本城さんとBIKAS COFFEEブランドマネージャー菅に、コミュニティマネージャー加納が代わりに聞いていきます。

BIKAS COFFEE菅(左)とナンバーテン本城さん(右)。初の対談で最初は緊張気味のお二人。

自他ともに認める「サッカー屋さん」、ナンバーテンの正体

加納:まず初めに、ナンバーテンは何屋さんですか?

本城:ナンバーテンはサッカー屋さんです!サッカーという産業に幅広くかかわりたいという想いがあって前職から独立、2019年3月にナンバーテンを立ち上げました。

2年間は準備期間。サッカー産業はプロダクト開発やクラブ運営、メディアなど様々な事業が交わっていて、ターゲットも広い。そんな中でも、自分は前職のつながりもあり、「ゲキサカ」という講談社のWEBメディアに着目しました。「ゲキサカ」は部活生のほぼ全員が見ているメディア。そこにオンラインストアを提案・運営することで、部活生をはじめ、サッカーの裾野を広げてゆくことを目指しました。

本城:なので、僕はこれを単なるストアとは思っていません。様々な産業に関わり、かつ各世代の課題解決にソリューションを提案できるツールとして考えています。

菅:ちなみに過去に野球も関わったことがあると聞いていたのですが、他のスポーツでそれを目指すとかはなかったんですか?

本城:小学校から大学までサッカーをプレイしていました。メインターゲットの流れとカルチャーがわかっている。なおかつ日本のスポーツで一番進んでいるのがサッカーだと思っていて、サッカーのマーケットやそこに関わる組織体、情報がそろっている。そのなかでナンバーテンは、サッカーの事業をどう作るかという事業開発をしています。
なにより、いかに「インディペンデントの存在」でいられるか。何かに属するのではなく、やっていることが独特であることを意識している。そこにしかないということをやっていないとマーケットから淘汰されてしまいます。
国内外問わず、サッカーのことならナンバーテンに相談するといいよ、となるといいですね。

今回のW杯はカタールにて観戦中の本城さん。
「ホテルの隣がスタジアムで、すぐそこにワールドカップがある環境で仕事できるの最高に楽しい!」

ナンバーテン本城さんとBIKAS COFFEE菅のなれそめ

菅:ゆっくりお話ししたのは本城さんが前職を辞める寸前でしたね笑

本城:初めてちゃんと話して、それまで一緒に仕事しているときの菅くんではない菅くんがいたんですよ。
以前は菅くんとは距離があったんだけど、2018年のW杯が終わってたまたま隣に座って、こんなに喋ったことはなかったし、Facebook申請しようと思って、ふと菅くんをFacebookで探したら、「あれ?ネパール!?」と思いました。

菅:ちょうどネパール渡航が終わった後でした笑

本城:そう、「あのさー、これって菅くんだよね?」って聞いたら、「そうです、僕です」て言って笑
それからのナンバーテンの案件でPRの人材が必要だったこともあって、菅くん含めた4人で毎週定例会をしたね。当時はまだオフィスもなかったから、飯田橋のカフェとかで。
当時は菅くんの他に2人いて、4人それぞれみんなが人生の転換期で野に放たれたような感じ。
バランスよくスキルが違う4人がそろっていましたね。

加納:菅さんから見て本城さんはどういう存在だったんですか?

菅:まさに当時のマーケティングユニットのトップ。僕なんかの新卒ペーペーはとてもじゃないけど話しかけられなかったですね。トップの人が急に「菅くんのFacebookこれ!?」って言ってくれたことや今後一緒にできそうな事業について話せたことがうれしかったです。

加納:共同プロジェクトに共同オフィス、ナンバーテンはBIKAS COFFEEにとって一番のサポーターです。

本城:オフィスに関しては、いい物件(現在のオフィス)を見つけたもののもともとの予算をオーバーしていました。オフィスとしては広すぎるし、もったいない、と思っていたところに、菅くんが実店舗を持ちたいと考えているというのを聞いて。すぐに電話して一緒にやれたらと思っているという話をして、一緒に物件を見に行って、2週間で「やります」って返事が来ましたね笑

「できない」と言わない男、BIKAS COFFEEの菅

日本からネパールへ 循環型のスパイク事業

加納:ついにBIKAS COFFEE×ナンバーテンの共同取り組みが始まりそうですね!

※BIKAS COFFEE×ナンバーテンの共同事業として、スパイク事業をスタート予定。スパイクを日本で下取りをし、ネパールに届ける事業です。

しばしば売り物と間違われる、本城さんの好きが詰まったディスプレイ

本城:ナンバーテンとゲキサカとして生み出せる「新しい価値とは?」と考えたとき、「スパイクのデータ」が挙げられました。
例えば、データをとった後、データ自体を価値あるものとして世の中に届ける。
例えば、データからわかってきた新たな価値の商品を生み出す。
すべては価値のあるものはデータ起点だと考えています。
下取りしたスパイクは、壊れやすいものとしてデータ化していきます。
すでに世の中に足の形のデータはあるが、スパイクの壊れやすいデータは持っていません。
ポジションによって壊れやすいものが違うという事実があれば、スパイク作りも変わるでしょう。
そしてスパイクをネパールに届けようと考えています。
こうして僕らはスパイクを無駄にしない、面倒を見る、循環させる、新たな価値を生み出していきます。

菅:すでにネパールには買い取ってくれるスポンサーがいて、そのあと各チャネルに広めていくことになります。次の春動き出しを検討しています。

BIKAS COFFEEを飲みながら対談するお二人

互いに思い描く、両社の今後の展望

菅:BIKAS COFFEEからしたら、この共同オフィスはかなり恩恵を受けています。土日もコミュニティスペースとして使わせていただいて本当に感謝です。なにより一般企業と組んで一緒にやっていることは、来てくれた方々の安心感につながっていますね。

本城:ナンバーテンにとっては、隣にコーヒースタンドという機能があるからこそ、見ず知らずの人との出会いがあったりして、間口がだいぶ広がりました。これは会社としては良かったことですね。事務所という機能だけにしたら、知り合った人は仕事をしている人だけになってしまいます。
これからはヒューマンリソースのローテーションを頻繁にやってもいいと思っています。プロジェクトごとにBIKASのチームメンバーとも一緒に仕事をしていったりね。

いつも未来の話をするお二人

本城:僕自身の楽しみは、2つあります。

一つ目は、ナンバーテンがサッカーという産業にどうかかわっていくのか、ゲキサカというプラットフォームが海外も含めてどうインディペンデントに確立してくか。

二つ目は、BIKASがここから始まってどう発展していくのか。

菅:BIKAS COFFEEとしては、この場所は「コーヒーを飲む場所」ではなくて「コーヒーを飲む体験をする場所」になれたらいいなと思っています。ストアという概念として存在はしていないですね。

本城:将来的には文京区のランドマークとして、ビカスビル、作りたいですよね。
そこでみんなが集まって、教育やアート、スポーツなどのテーマと組んだら何ができるのか、一度みんなでディスカッションしたいですね。

菅:いいですね!ビカスビル作りましょう!BIKAS COFFEEとしてはナンバーテンのエンジンとして、実現したいことに対しての必要な人的リソースで貢献していきたいと思っています。

本城:BIKASチームはメンバーが若い!モットーは「流れに身を任せる」です。今後ともよろしくお願いします!

本当に流れるように実現したこの共同スペース。
サッカーとコーヒー、手段は違えど目指す先が重なるからこそ、自然に共存できているのかもしれません。

「サッカー屋さん」ナンバーテンと、「コーヒー屋さん」BIKAS COFFEEを、今後ともよろしくおねがいいたします!

☆パブリックビューイング情報☆
11月27日(日)19:00-21:00 日本 vs コスタリカ 
エントランス料:1500円(食事・2ドリンク付き)
申し込み不要。

映像・音響フル装備でお待ちしています!

【株式会社No.10×BIKAS COFFEE 共同スペース】
*住所
東京都文京区関口1-23-6 プラザ江戸川橋112
*営業時間(BIKAS COFFEE)
平日:9:30~18:00
土日祝日:10:00~20:00
*平日はコーヒーテイクアウトのみ。スタンドスペースは利用可。
*土日祝日はラウンジ利用可。
*ラウンジの貸し切り、イベント開催などをご検討の方はお気軽にご相談ください。→ info@bikascoffee.com

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