ペロリといけちゃう上品な甘さ。日本三大饅頭の名は伊達じゃない『大手まんぢゅう』
こんばんは。
美観堂の塩崎です。
4/27(月)からスタートした美観地区のクラウドファンディングプロジェクト。
現在、127名もの方にご支援をいただき、支援総額が1,300,000円を超えました...!
本当に本当にありがとうございます!
美観地区のことや岡山のいいものを少しでも知っていただくきっかけになるように、今日もはりきって記事を書いていきます!
クラウドファンティング3日目の今日は、株式会社大手饅頭伊部屋さんと株式会社暮らしと珈琲さんが共同で運営されている『大手まんぢゅうカフェ』さんについて紹介します。
あ、その前に。
昨日の『倉敷帆布』さんの記事、読んでくださった方、本当にありがとうございます。
この4月に新卒社員として入社して、初めて世に出た記事だったので、とてもドキドキでしたが、「スキ」を押してくださった方もいらっしゃって、本当にうれしかったです。
すみません。話が脱線してしまいましたが、今日の記事も楽しんでいただけるとうれしいです!
日本三大饅頭、『大手まんぢゅう』
『大手まんぢゅう』は180年以上の歴史を誇る、岡山県の伝統銘菓。
岡山の方ではなくとも、名前は聞いたことあるよ!って方も多いんじゃないでしょうか。
それもそのはず。
『大手まんぢゅう』は日本三大饅頭の一つにも数えられているお饅頭なんです。
(ちなみにほかの2つは、元祖小豆あん入り饅頭で知られる東京の『志ほせ饅頭』と、温泉饅頭のルーツ・福島の『薄皮饅頭』です)
写真 からもわかるように、その特徴は、白くてうすーい皮と、たっぷりのこしあん。
この写真のあんこのボリュームから「甘そうだなぁ」と思った方!
食べたらびっくりされると思います。
あんこはとっても上品な甘さで、ペロリと食べられちゃいます。
良質な備前米を原料にした甘酒から丁寧に作られた白い薄皮と、上品な甘さの餡が絶妙に馴染んで、とてもホッとする味がしますよ。
大手まんぢゅうの小さなものがたり
大手まんぢゅうの小箱にあしらわれている梅の花。
ここにも小さな物語があるんです。
大手まんぢゅうを生産する『大手饅頭伊部屋』さんは、天保8年に創業。
その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。
2代目店主が早くに亡くなるといった不幸がおこったとき、大手饅頭存続の危機に立ち上がったのが店主の妻の梅。
彼女の強い思いをうけて、家族、従業員が一丸となり、苦難を乗り越えることができたのだそう。
そんな梅の働きを讃え、小箱には梅の花がデザインされています。
この小箱は「大手まんぢゅうを後世に伝えたい」という、梅の思いを今に伝えています。
ちょこっと工場見学
まずは、肝心要のあんこ。
あんこの主原料の小豆は、北海道産のものを使用しています。
まずは、「名水百選」にも選ばれるほど質の良い岡山県岡山市の『雄町の水』で小豆を炊き上げます。
その後、白双糖(しろざらめ)という特注の高級砂糖を加え、機械と人、両方で練りあげていきます。
材料にもとってもこだわってらっしゃいますね...!
あの美味しさも納得です。
上の写真は、あんこを生地で包む包餡機(ほうあんき)を通ったばかりの、包まれたての大手まんぢゅう。
生地でつつまれた大手まんぢゅうたちは、人の手でセイロの中に並べられていきます。
慎重さ、正確さ、スピーディーすべてが求められる作業なんだそう。
そして、約7分間蒸して...
大手まんぢゅうのできあがり!
できたての大手まんぢゅうたちは、形が崩れないように人の手で梱包機に入れられ、袋詰めされていきます。
小箱に包まれた大手まんぢゅうたちが綺麗な一列になって出てきました!
最後に手作業で箱詰めされ、私たちの元へ届けられます。
(生まれを知って、大手まんぢゅうへの愛着が湧いてきたのはわたしだけでしょうか...!笑)
美観地区のお店をご紹介
そんな大手まんぢゅうたちを取り扱うカフェ、『大手まんぢゅうカフェ』さんは、美観地区の倉敷川沿いに2020年3月19日にオープンしました。
岡山県民なら誰もが知っている大手まんぢゅうの直営店、実は美観地区にできたのは今年のことなんです。
『大手まんぢゅうカフェ』さんでは、大手まんぢゅう関連のお土産品はもちろん、ぜんざいやソフトクリームなど、イートイン可能なデザートもあります。
現在は『大手まんぢゅうカフェ』さんも臨時休業中なんですが、コロナ明けに、皆さまに行きたいと思っていただけるように、『大手まんぢゅうカフェ』さんでいただけるメニューをいくつかピックアップして紹介していきたいと思います!
まずは、『蒸したて大手まんぢゅうセット』。
(2個付き+ドリンク)
工場直送の大手まんぢゅうをその場でせいろ蒸しで仕上げます。
蒸したての味が工場ではなくお店でも味わえるのってうれしいですよね!
こちらは『大手ぜんざいセット』。
(ほうじ茶・塩昆布付き)
工場直送のあんこを贅沢に使用し、上品な味わいに仕上げたぜんざいです。
同じく岡山名産の『備前焼』の器もとってもマッチしていますね。
そして、こちらはなんと「大手まんぢゅうソフト」。
北海道産のあずきを使用した大手まんぢゅうのあんこと、自家製の甘酒を練り込んでおり、大手まんぢゅうとソフトクリームのいいとこ取りをした逸品です。
(おなかが減ってきました...笑 @ AM10:15)
ほかにも、地元の無添加パン屋さんとコラボした『大手のあんこぱん』。
最高級「幻の備前白小豆」を使った数量限定『備中白小豆大手ぜんざいセット』など。
イートインメニューも充実しています!
こちらは、店内のイートインスペースの様子。
奥に見える大きな大手まんぢゅうの絵は、児島慎太郎さんの作品。
児島慎太郎さんは、美観地区にある大原美術館の創立の際にヨーロッパを回ってモネやルノワールの絵画を集めた日本画家・児島虎次郎さんのひ孫さんです。
この絵は100号サイズの大きな油絵で、実物はもっとほっこりとした温かみのある色をしています。
児島慎太郎さんが、この油絵を描いているムービーは『大手まんぢゅうカフェ』さんのFacebookで見ることが出来ます。
私は初めて見たとき、神秘的な雰囲気の映像に思わず見入ってしまいました.....!
そんな素敵な絵を眺めながら、蒸したての大手まんぢゅうをお楽しみいただけます。
ここでしか味わえない商品ばかり。
美観地区に来られる際はぜひお立ち寄り下さい。
今回のリターン品!自宅で『大手まんぢゅうカフェ』セット
今回のクラウドファンディングのリターンは、『大手まんぢゅう』と『大手まんぢゅう専用焙煎珈琲』セットにさせてもらいました。
『大手まんぢゅう』8個に加えて、それにあわせて焙煎されたオリジナルの珈琲をセットにしてお送りします。
珈琲のほどよい苦味とあんの甘さが口の中で調和し、お互いのよさを引き立ててくれます。
珈琲1杯で、大手まんぢゅうを2.3個ペロッと食べたくなるぐらいベストマッチです。
岡山伝統の味と、専用珈琲のセット。
ご自宅のティータイムを格段に贅沢にしてくれますよ。
今回のクラウドファンディングのページから、美観地区への支援のリターンとしてご購入いただけます。
プロジェクトを立ち上げた経緯や、私たちの想い、ほかのリターン品についても書き記しています。
明日のお知らせ
明日の記事では、世界初のデニムスーツ専門店『inBlue』さんをご紹介します。
もともとは労働者の作業着だったデニムの概念が180度変わる、紳士服としてのデニムをご紹介します。
ぜひ明日もご覧ください。
(あ、おなかが鳴りました...笑 @ AM10:30)
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