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町家喫茶で見て・食べて・感じる。季節とともにある美観地区の暮らし

こんにちは。
美観堂』の塩崎です。

美観地区のクラウドファンディング、今日で19日目です。

一昨日の記事でもご報告させていただきましたが、支援金額300万円を達成しました!

本当にありがとうございます...!(涙)

のこり半月弱、すこしでも美観地区のお店さんにお役に立てるように、新しい目標400万円を設定し再スタートをきりました。

引き続き、「みなさんに美観地区のすてきなお店や商品をご紹介する」ことで、このプロジェクトをもっと盛り上げていこうと思います!

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19日目の今日ご紹介するのは、『町家喫茶 三宅商店』さん。

メディアにも多数掲載されていて、行列ができることもしばしば。

そんな美観地区指折りの人気カフェを運営するのは『有限会社くま』という会社さんです。

古いものと新しいものをかけあわせて、つなぐ

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『有限会社くま』さんの事務所があるのは、美観地区から車で15分ほどの、高梁川とまちの結節点で水と緑が豊かな倉敷市酒津。

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大正から昭和にかけて世界で活躍したテニス選手、『原田武一』さんの生家をリノベーションした『旧原田邸』が事務所にもなっています。

もともとこのお家が建てられたのは明治23年。
約130年の歴史がある建物でしたが、売りに出され更地となりコーポが建つ計画が...。

そんなとき、立ち上がったのが『有限会社くま』さん!

その土地と建物を取得して『旧原田邸』としてリノベーションし、工房兼事務所として生まれ変わらせたのだそう。

すてき&いってみたい...!

その『有限会社くま』の代表をされているのは、辻信行さん。

辻さんの、美観地区でお店をする上での思いを少しご紹介します。

美観地区が美しいのは、町並みそのものもそうですが、高度経済成長時代の利便性や効率といった価値観に流されず、「豊かさの本質」を世代間で暮らし繋いだその暮らしぶりが美しい。
これからは古いものを新しいものと掛け合わせながらバトンタッチすることが大事だと思っているんですが、美観地区は時代を超えて、それを体現しています。
そんな豊かさのきっかけを倉敷から発信し、そこで気づきを持ち帰り、みなさんの暮らしにある豊かさに気づき育ててもらいたいです。

古いもののいいところと、新しいもののいいところ、どちらも大切にしながら暮らしを紡いでいく。

私も美観地区で働く1人の人間として大切にしたい、しなければ。

美観地区で長くお店をされる大先輩の言葉を、入社1ヶ月で聞けてよかった...!

古いもののいいところ、店内にもたくさん

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『有限会社くま』さんが美観地区で運営する『町家喫茶 三宅商店』さんは、江戸時代後期に建てられた町家をリノベーションした古民家カフェ。

もともと『三宅商店』というお店は、戦前は日用雑貨と荒物屋だったそう。

『有限会社くま』さんは、空き家となってしまっていた『三宅商店』をリフォーム。

店名は歴史ある屋号、『三宅商店』を継ぎ、古民家カフェ『町家喫茶 三宅商店』をオープンしました。

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「きれいにし過ぎず土壁など使えるところは、修繕しながら使う」

江戸のリサイクル社会をお手本に古材も積極的に活用してリフォームしている店内は、土間、蔵、土壁、昔ながらの間取りが残っています。

日本人が、遺伝子レベルで「懐かしい...!」「おばあちゃんちみたい...!」と思う空間ですね。

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入って一番に目に入るのは大きな一枚板の木のテーブル。
テーブルを囲んで食べていると「おいしいですね~」と初対面でも会話が始まっちゃいそうな温かい空間です。

柄がひとつひとつ違う座布団もかわいいです!
こういう遊び心にキュンとします。

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こちらは2階の『デニムの間』。

部屋の畳をみると、畳縁がデニムになっているんです。
また、座布団の一部にもデニムが。

こちらの畳縁と座布団、実は代表の辻さんの年代物のジーンズを使って、辻さんのお母さんが作られたんだそう。

こういう使い方もできるなんて...!
デニムのポテンシャルの高さにびっくりです。

お母さん!うちの畳にも導入したい!

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2階にはほかに、座敷の席が広がる大広間やテーブル席のお部屋などもあり、店内の席数は全部で94席。

こんなに広い店内ですが、席は満席になることも多々あるほどの人気店。

その人気の理由は、季節を感じることができるメニューにありました。

季節を味わう、特製カレーとフルーツパフェ

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看板メニューのひとつが、「三宅カレー」。

玄米ごはんに、季節の野菜がたっぷり入ったカレーライスです。

素揚げしたれんこんスライスや厚めに切られたじゃがいも、彩りきれいなさやえんどうなどなど。

サクサク、ホクホク、シャキシャキ。
見た目もきれいな上に、食感までとっても楽しい。

『美観堂』スタッフもイチオシの逸品です。

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『三宅商店』さんの看板メニューもうひとつが、季節限定のパフェです。

オープン時からつづく季節に寄り添った地元農家さんとのものづくりは、このパフェのこだわりにも表れています。

夏の桃のコンポートや秋の和栗など、パフェに使うアイスやフルーツソースまですべて手作りなんだそう。

盛り付けもとっても華やか。

思わず写真を取りたくなるパフェの登場に声のトーンが1つ上がりそう...。

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これからの季節限定パフェは『新茶のパフェ』ですって!

みなさんはどの季節のパフェが気になるでしょうか?

私は...

一年かけて全制覇したいと思います!笑

ご近所特権!!
ご近所バンザイ!!!!

季節がぎっしり!リターンはジャムとチョコレートのセットです

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今日ご紹介した『三宅商店』さんからは、今回のクラウドファンディングのリターンとして、『季節のジャムと瀬戸内産ドライフルーツチョコレートバーのセット』をご用意いただきました。

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これらの商品をつくっているのは、冒頭でご紹介した『旧原田邸』の長屋門をリノベーションした『三宅商店カフェ工房』。

カフェで使うフルーツソースやアイスクリーム、ジャムや焼菓子の製造もここで行われています。

リターンの『季節のジャム』は、地元を中心とした30軒の農家さんから届く果物を使用。

形が不揃いなものや傷のあるものなど、市場に出ない果物も無駄にせず、旬の果物を余すことなくジャムに加工しています。

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見てください、このジャム...。
2層になってますよ、2層...。か...かわいい...!

他では見ないこの2層のジャム、なんと一瓶で3通りの楽しみ方ができるんです。

まずは上の層をお楽しみいただいたあと、下の層と混ぜ合わせてミックス。最後に下の層だけで。

一瓶を最後まで楽しく使い切れそうですね。

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チョコレートは、クリーミーなチョコレートの上に、せとうち産のドライフルーツをたっぷり散りばめた贅沢なチョコレートバーです。

果物が持つ味や香りと向き合いながら、試作を何度も重ねてたどり着いた組み合わせたちだそう。

「この組み合わせだとどんな味なんだろう?」と好奇心を掻き立てられますね!

こちらのリターン、大満足のボリュームです。
(写真にもう1つりんごのジャムが加わります)

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ジャムは2層のジャム2つを含めた9種類。

・イチゴ×ミルクジャム
・ラズベリー×ブルーベリージャム
・オレンジジャム
・りんごジャム
・紅茶のジャム
・瀬戸内産キウイジャム
・瀬戸内産みかんジャム
・岡山産あたご梨ジャム
・岡山産いちじくジャム

チョコレートは4種類が2枚ずつついています。

・岡山産イチゴとせとうち産キウイのビターチョコレート
・岡山産イチゴの抹茶クランチチョコレート
・せとうち産レモンとキウイのホワイトチョコレート
・せとうち産オレンジとキウイのビターチョコレート

自粛明けにお会いするお友達へのプレゼントに。
気になるものは、こっそり自分用に。

そんな分け方もいいかもしれません。

岡山の季節が思う存分味わうことのできるこれらの商品は、今回のクラウドファンディングのページから、美観地区への支援のリターンとしてご購入いただけます。

プロジェクトを立ち上げた経緯や、私たちの想い、他のリターン品についても書き記しています。

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それでは、明日もぜひ、ご覧ください!

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