美術回路|『アート・イン・ビジネス』刊行

『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の執筆チーム。アートを仕事に取り入れる、実践方法を…

美術回路|『アート・イン・ビジネス』刊行

『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の執筆チーム。アートを仕事に取り入れる、実践方法を紹介しています🙌 https://bijutsukairo.com/

記事一覧

『アート・イン・ビジネス』電子版発売のお知らせ

こんにちは、美術回路の東です。みなさんに、お知らせです。 『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の電子版が完成しました! 電子版では、写真をカラーで見ることができ…

「強い自分ごと」があるか?

こんにちは! 美術回路の東です。 今回は、先日行われた「アート×ビジネス セミナー」(武蔵野美術大学・公益社団法人 日本マーケティング協会 共催)のレポートです。 …

オンライン・アートツアーのお知らせです。作家と話し、作品について聞ける場です。note読者の皆さん、よければこの機会に、一緒に作品鑑賞しましょう。

5/29(金)19:00~21:00です。

https://nightorder.peatix.com/

はじめてのアートコレクション術(その1)

「どんなことでもそうだけど、結局いちばんに役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて」 ー村上春樹著「…

【アート・イン・ビジネス】見えないものを、見る力

アートをビジネスに取り入れる実践チーム、美術回路です。実践法を体系化した『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)という本を出版しました。 昨日は、著者そろっての初の…

重版。そして、これから

『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の、重版が決まりました! この本は、アートをビジネスに取り入れるための実践法を体系的にまとめたもの。 アクセンチュア、ヤマハ…

アートから未来を描く方法

前回の「渋谷のアート特集」、多くの方に読んでいただきありがとうございます☺️。今回もおすすめのアート作品を紹介します。 取り上げるのは、森美術館の「未来と芸術展…

この連休、展示を見るなら渋谷がおすすめ

皆さん、連休はどう過ごされますか? 展示を見たい方には、渋谷がおすすめです。 ヒカリエ:9人の眼小山登美夫さんが監修した、現代アートの展覧会です。 キュレーター…

アート×ビジネスの歴史

「アーティストが社会や企業に入り、意思決定の場にいるような動きをつくっていかなければいけません」 世界トップキュレーターのオブリストさんは先日、芸大の公演にて、…

【代官山蔦屋】 『アート・イン・ビジネス』の刊行イベントを開きます!(1/29水)

いつも美術回路のnoteを読んでくださっている皆さん、こんにちは! 来月、1/29(水)19時より代官山蔦屋にて、『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の出版イベントが決まり…

初めての本を出版してー『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)

美術回路の東です! 今週、初めての本を出版しました。 ▶︎松本大さん(マネックス)・遠山正道さん(スマイルズ)に帯を頂きました アクセンチュア、ヤマハなど約30社…

「アートを経営に取り入れる」実践方法

『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の発売後、様々な書店さんにいい場所で並べて頂いています。紀伊國屋、丸善、ジュンク堂・・・。 本屋さんに何万とある書籍のうちか…

【アート・イン・ビジネス】本日、発売しました

本日、『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)がついに発売開始しました! 「経営」や「アート」の棚で手に取れます。 ビジネスにアートを取り入れる実践法を、体系的にま…

【アート・イン・ビジネス】発売前に、本の中身を語ります

本日、『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)がNewsPicksに再び取り上げられました。 【Podcast】社会の閉塞感が「アートの時代」を生み出した ビジネスパーソンがアーテ…

アートとビジネス。二つの分野をまたぐこと。

「アートをビジネスに取り入れる時、初めに知っておきたいこと」というテーマで、前回のnoteでは「アートの内在化が大切」と書きました。アーティストの感性や見方に影響を…

ビジネスにアートを取り入れる時、初めに知っておきたいこと

アートをビジネスに取り入れる。 その時に、まず初めに大切なことは何か? というと、ビジネスパーソンが作家に「感化されること」ではないかと思います。つまり、アーテ…

『アート・イン・ビジネス』電子版発売のお知らせ

こんにちは、美術回路の東です。みなさんに、お知らせです。 『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の電子版が完成しました! 電子版では、写真をカラーで見ることができます。 まだ読まれていない方がいらしたら、よければお家でゆっくり、ご覧ください。紙版も手にとって頂けているようで、引き続きAmazonなどで手に入ります。 ◆『アート・イン・ビジネス』(電子版)Amazon Kindle https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08DTMQHQZ

「強い自分ごと」があるか?

こんにちは! 美術回路の東です。 今回は、先日行われた「アート×ビジネス セミナー」(武蔵野美術大学・公益社団法人 日本マーケティング協会 共催)のレポートです。 参加された方も、気になっていた〜という方も、振り返りとしてご覧ください。最後に、プランナー兼グラフィックレコーダー(可視化師)として活躍中のぐらちぃさんによるグラレコも添付します。 セミナーでは「アート界」「ビジネス界」「教育界」と多様な立場の方々がお話ししました。 ○武蔵野美術大学学長、長澤さん ○『美

オンライン・アートツアーのお知らせです。作家と話し、作品について聞ける場です。note読者の皆さん、よければこの機会に、一緒に作品鑑賞しましょう。 5/29(金)19:00~21:00です。 https://nightorder.peatix.com/

はじめてのアートコレクション術(その1)

「どんなことでもそうだけど、結局いちばんに役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて」 ー村上春樹著「スプートニクの恋人」より アートを買うということ? こんにちは、「アート・イン・ビジネス –ビジネスに効くアートの力-」(有斐閣)の執筆陣のひとり、美術回路メンバーの若林と申します。本書の9章の中で僕たちは、アートとの関わり方の一つとして「アートを買う」ことの大切さを提案しました。そこで本連載では、「買う」という

【アート・イン・ビジネス】見えないものを、見る力

アートをビジネスに取り入れる実践チーム、美術回路です。実践法を体系化した『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)という本を出版しました。 昨日は、著者そろっての初の出版記念イベントだったのですが、 ビジネス界、アート界(作家、コレクター)など幅広い方にお越し頂き、会場からの意見・質問から私たちも学ばせてもらいました。 たとえば。 代理店で戦略を担当されている方から頂いた感想は「見えないものを見る力が大切」。「データや数字の解析だけであれば、企業がある程度、自力でできてしま

重版。そして、これから

『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の、重版が決まりました! この本は、アートをビジネスに取り入れるための実践法を体系的にまとめたもの。 アクセンチュア、ヤマハ、寺田倉庫、マネックス、スマイルズ・・・。約30社の取材・リサーチを通じて、アートを組織に取り入れる具体的な方法をまとめています。 このnoteに目を留めて頂き、ありがとうございます。様々な方に見守られ、おかげさまで発売1ヶ月で重版となりました。 本を出して初めて気づきましたが、一つの本屋さんだけでも何万冊もの本

アートから未来を描く方法

前回の「渋谷のアート特集」、多くの方に読んでいただきありがとうございます☺️。今回もおすすめのアート作品を紹介します。 取り上げるのは、森美術館の「未来と芸術展」で出展中のOPEN MEALSです。(3/29まで) OPEN MEALSは、あらゆる「食」をデジタル化し、食の概念をアップデートしていくプロジェクトです。 どういうことかというと・・・ 例えばこの「超未来寿司屋」。寿司の形状、味、栄養素などのデータをインプットし、フードプリンターで出力してくれる未来の寿司屋

この連休、展示を見るなら渋谷がおすすめ

皆さん、連休はどう過ごされますか? 展示を見たい方には、渋谷がおすすめです。 ヒカリエ:9人の眼小山登美夫さんが監修した、現代アートの展覧会です。 キュレーターのみならず、ビズリーチの竹内さんや、コレクターの白木・鎌田夫妻はじめ、様々な目利きの方がセレクトしたアーティストの作品が並びます。 アニエス・ベー渋谷店昨年末、アニエス・ベーの渋谷店がオープンしました! 写真展も開催しています。3Fのカフェがおすすめだそうです。 渋谷PARCO渋谷のPARCO、もう行きました

アート×ビジネスの歴史

「アーティストが社会や企業に入り、意思決定の場にいるような動きをつくっていかなければいけません」 世界トップキュレーターのオブリストさんは先日、芸大の公演にて、こう話されていました。 では彼は、実際に企業とどんな取り組みを行っているのでしょうか? 話を聞くと、アニエス・ベー、ボルタンスキーと取り組んだ「ポワンディロニー」が始まりの一つだね、と答えてくれました。 「ポワンディロニー」は、アーティストにフリーペーパーの全スペースを託し、紙の上で作品を展開してもらう紙上展覧

【代官山蔦屋】 『アート・イン・ビジネス』の刊行イベントを開きます!(1/29水)

いつも美術回路のnoteを読んでくださっている皆さん、こんにちは! 来月、1/29(水)19時より代官山蔦屋にて、『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の出版イベントが決まりました。 著者一同が集まり、本にこめた想いや「アート・イン・ビジネス」の実践について、お話します。 「アート」と「ビジネス」のこれからを話します 近年、「アート×ビジネス」に対する関心が高まっています。 一方で、「アートの良さは分かるけれど、普段の仕事でどう取り入れたらいいのか分からない」という声も

初めての本を出版してー『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)

美術回路の東です! 今週、初めての本を出版しました。 ▶︎松本大さん(マネックス)・遠山正道さん(スマイルズ)に帯を頂きました アクセンチュア、ヤマハなど約30社の成功事例を通じて、アートをビジネスに取り入れる方法を体型的にまとめた、初めての実践本です。ビジネス界でアートが注目されている中で「美意識」「アートシンキング」など【思考】の本はありましたが、その先の【実践】に、踏みこんでいます。 世間からの反響は、どうでしょうか?  ■美術手帖による速報『アート・イン・ビジ

「アートを経営に取り入れる」実践方法

『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)の発売後、様々な書店さんにいい場所で並べて頂いています。紀伊國屋、丸善、ジュンク堂・・・。 本屋さんに何万とある書籍のうちから偶然、目に止まり、手に取って、買おうと思う。そうして本が旅立っていくのは、奇跡のようなものです。このnoteを読んで下さっている方がもし、本屋さんでこの本と出会ったら、温かい目で見て頂けるとうれしいです。 そして・・・、ありがたいことに再び、NewsPicksに取り上げて頂きました。 【Podcast】「アート

【アート・イン・ビジネス】本日、発売しました

本日、『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)がついに発売開始しました! 「経営」や「アート」の棚で手に取れます。 ビジネスにアートを取り入れる実践法を、体系的にまとめました。 美術回路を立ち上げてから4年。出版にいたるまで、様々な気づきがありました。 ■掲載企業への愛着掲載企業の取り組みに、愛着がわきました。アクセンチュア、マネックス、寺田倉庫、ヤマハ、スマイルズ・・・。 アート・イン・ビジネスの主導者や、そのコミュニティに集まる社内外の方々と会話し、より多くの人に取り

【アート・イン・ビジネス】発売前に、本の中身を語ります

本日、『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)がNewsPicksに再び取り上げられました。 【Podcast】社会の閉塞感が「アートの時代」を生み出した ビジネスパーソンがアーティストから学べる「4つの力」を、若林さん(電通)と和佐野さん(アートコミュニケーター)が語ります。特に若林さんは10年ほどこの分野を掘り下げていて、「アート×ビジネス」領域を広い視野で読み解いています。 個人的なハイライトは、「自分はクリエーティブじゃないけれど、アートを取り入れたいという人はどう

アートとビジネス。二つの分野をまたぐこと。

「アートをビジネスに取り入れる時、初めに知っておきたいこと」というテーマで、前回のnoteでは「アートの内在化が大切」と書きました。アーティストの感性や見方に影響を受け、自分の物のとらえ方が変わってしまうことが、まずは大事ではないかと。 では、その上でどのように、アートを取り入れたビジネスを実践すればよいのか? その実践例と効果を、先日の「渋谷のラジオ」で話してきました。 ▶︎こちらから聴けます↑ アートを取り入れた「社内コミュニティーの活性化の方法」や「新たなプロダク

ビジネスにアートを取り入れる時、初めに知っておきたいこと

アートをビジネスに取り入れる。 その時に、まず初めに大切なことは何か? というと、ビジネスパーソンが作家に「感化されること」ではないかと思います。つまり、アーティストの作品に触れて、自分の感性や物の見方が変わってしまうこと。これを『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)では「内在化」と呼んでいます。 もしもこれがない場合、「ひとまず作家に商品ビジュアルを描いてもらおう」などと、アウトプットが限られてしまう。もちろんそれもありですが、内在化を踏まえると、作品をつくる過程やそもそ