見出し画像

生活サイクルが変わる?!カフェインとの付き合い方【前編】

薬剤師のいとまりです。
今日はカフェインについてお話ししたいと思います。
カフェインの摂り方を変えると生活サイクルに変化が起こりますよ!

タイミングを考えて飲むことは大切

皆さんはどんなときにカフェインの入ったドリンクを飲みますか?
カフェイン入りのドリンクとして代表的なものに、コーヒー、紅茶、栄養ドリンクなどがあります。カフェインは、眠気を抑制する覚醒作用、疲労感を減らす興奮作用、利尿作用を持っています。
その作用を利用して、シャキッと目を覚ましたいとき、会議の前、食後などに飲むという方が多いかもしれませんね。

私も、コーヒーや紅茶が好きでよく飲みますが、最近は飲む時間やタイミングは考えるようにしています。
薬剤師として現場で働いているときには、頭をシャキッとさせたくて、栄養ドリンクとコーヒーが手放せない生活でした。
しかし、それが原因で夜眠れないことや手の震えが出ることが多くなり、カフェインの量を減らすようになりました。
カフェイン摂取は午後3時までというルールを作って実践するようになってからは、寝付きが良くなりました。

カフェイン摂取はクリエイティブ性を下げるという研究も

カフェインは、認識力や運動パフォーマンスを向上させ、短期記憶や集中力向上に作用するという報告があります。日頃、コーヒーを飲んでいる方は、実感している人も多いはず。
しかし、カフェインは、集中力を高める一方で、「クリエイティブ性」を低下させるという研究結果がアメリカで発表されています。ここでいう、「クリエイティブ性」というのは、詩を書いたり、数学的証明を考えたり、アイディアやコンセプトを作り上げることを指します。
また、カフェインの過剰摂取は、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠を引き起こします。栄養ドリンクの過剰摂取でカフェイン中毒による死亡事故もでていますので、注意が必要です。自分が行う作業内容に合わせてカフェインを摂るとよいでしょう。

カフェインは月経通を悪化させる?!

私は、月経前と月経中にはカフェイン入りのドリンクは飲まないようにしています。
カフェインには、血管収縮の作用があり、血流が悪くなることで、月経痛が悪化する可能性があるためです。
カフェインの量を注意するようになってから、以前と比べると、月経痛の頻度や痛みの度合いが軽減しているようにも感じます。
また、妊産婦のカフェイン摂取は推奨されていません。日本では特にカフェイン摂取に関して、明確な制限などはありませんが、海外では、流産や発育不良の可能性があるため、摂取量の基準が定められています。

【後編】に続きます!
後編では、カフェインを減らして体感したこと、カフェインの摂り方ルールまとめを載せたいと思います!

執筆・参加しているメディア「美肌菌ラボ」

著書:「美肌マニアの薬剤師がすすめる"わたし"を活かす肌フローラ」

https://books.rakuten.co.jp/rk/973431926bf73be2bdd672e478be31ab/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?