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NGワードが出てしまう時

閑話休題。

心身のエネルギーが低下している時に
つまり余裕がない時に、ついつい口をついて出る言葉。

それが「ふつう」と「みんな」です。

「取引先にメールしたら、ふつう担当者からその日のうち、いや遅くとも次の日には返事が来るよね」とか。

「そういう態度って、みんなに印象悪いと思うわ」とか。

“すぐに”返事が戻ってくることが“ふつう”だと思うと
返事が来ないことに対して不安になったり
イライラしたりしてしまいますよね。

もちろん「これがふつうだ」と思うこと自体が問題なのではないんです。
問題は
そこに引っかかってしまって、気分の切り替えができないことです。

“ふつう”は本来、人それぞれのはずですが
自分の“ふつう”を相手に押し付けてして、挙句、不機嫌になってしまう。
まあ、ふだんから押しつけちゃうタイプの人は別ですけど
ふだんはそういう考え方をしないのに、してしまっているとしたら
それは心身がお休みをほしがっているサインかもしれません。

“みんな”もそうですよね。
「みんな、そう思ってる」
「みんな、そう言ってる」
「みんな、そうしてる」
いったい、どこ調べなんだ(笑)。

一人ひとりの差異をぶった切ってでも何かを押し通したくなっている。
「みんな~」という言い切る論調の時って怒っているか
自分の主張を正しいと思わせたい(言わせたい)時ですよね。
本当は「自分がそう思っている」んだけど、なぜか世界を味方につけてまで
そこにこだわってしまっている。
これもまた心身に余裕がないサインかもしれません。

“ふだんの私”なら
“ふつう”や“みんな”というワードを使っていないのに
もしも、そういう言葉がつい出てしまったら
「おっとっと。ちょっと自分に優しくしなくちゃな」
と思ってみてください。

相手に優しくする余裕がないということなのだから
まずは自分をいたわって。

ご自愛ください。

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