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転職活動記:第七回 Web面接

40代で10年ぶりの転職活動をしました。備忘録として残しています。いわゆるHow Toサイトではありません。だらだら書き連ねているので、転職を考える誰かへのヒント、ちょっとした暇つぶしになれば幸いです。

今までにしたこと
【1か月目】
1)退職届を出して退職日決定(3か月後)
2)転職サイトに登録
3)転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談
4)応募スタート(1か月目)⇒書類選考が通らない
5)改めてキャリアの棚卸し
【2か月目】
1)応募継続⇒一次面接がスタート!

一次面接がスタート!

再度キャリアの棚卸を行い、転職活動をする上で求人の軸が決まった。
まずは、求人の軸を二つに絞った。
①現職に関連、または近い業界で直近の経験を活かせる似たような職種
②未経験の業界・職種だが、大きな意味では現キャリアを活かせそうな職種

①は近い業界ということで、収入面での大幅ダウンを減らす事と書類通過率をあげる事が目的。そのため業務内容はもちろん、条件面もシビアに選択することにした。
②は今までの経験を活かしてより広いフィールドでキャリアを積みたいという本来の自分の転職活動のGoal。ただどうしても未経験に飛び込む形になるので不利になる可能性は否めないといった感じだ。
ちなみに、応募の仕方も、エージェント経由と自分で探した求人に応募の両方を継続した。エージェントは二社、個人で応募するサイトも二社、4つの窓口から改めて応募することにした。

スカウト機能

エージェントサイトには企業からのスカウト機能と呼ばれる、いゆわる面接が通りやすくなる応募があった。要するに応募要項に近い人材だから面接受けてみませんか?というやつだ。これは言わば①の求人に近い。
スカウト企業は、自分がやりたいことがあったり希望がはっきりしていたら良いとは思うのだが、私はあまり重視していなかった。履歴書とのマッチ度が高い、というのは今の状況とあまり変化することがないと思っていた点が大きいのが理由だ。最終的に一社応募したが、マッチ度が高いだけあって面接は割とすすめやすかったので、そういった選択肢もありなのかな、と思う。

日程調整

私は、当時有給消化中だったので、ある程度時間には余裕があった。一社目の書類が通過して一次面接の日程調整依頼が来た時「希望日は幅を持たせよう」とエージェントにも案内されるので、うっかりほぼいつでもOKと希望を出してしまったりすると、面接日が決定する前に、他に通過した二社目以降の面接日程調整依頼が届き、急激に希望日が狭くなるという悲劇が起きる。元来怠け者の私は、3日に1回くらいはお休みにしよう!と決めて面接希望日を出していたおかげで、二社目以降の面接設定日が事なきを得た。

オンライン面接のツール

一次面接はほぼWeb面接の案内だった。これは10年前にはまったくなかった面接方法である。操作はそこまで難しくないが、カメラの位置を気にしたり、自分がどのように映るかという点はなれておくとそこまで緊張もしなくなると思う。私はオンラインMTGへの参加の機会があったし、元々がそこまで苦手意識もないので操作などに関する準備はしていなかったが、Zoom、Skype、Google、Teamsと使用ツールは会社によって様々。
一対一で行う面接と、MTGとは緊張感も見え方も違うので、慣れていない人は練習をお勧めする。今はハローワークでも関連講座があるし、エージェントでもそういったサービスがある。(そうか、こういったところで利用する機会があったのだな、と今気づくな)
Web面接の利点は移動時間がないため、一日に数件入れることが可能。
私は、準備→面接→振り返りのサイクルを作りたかったので、基本的には二件(AM・PM)で設定をした。

Web面接準備

さて、先にも記述したが、10年前の転職活動と絶対的に違うのがこの「Web面接」。対面面接とは違い、手元に資料を準備出来るのだが、果たしてそれは良いことなのかどうかと悩んだ。
ネットで調べてみると(今思えばこれもアドバイザーの方に聞いてもよかったのか!)準備しても良いかどうかの意見は半々。
・見ているかどうかは目線や話し方でバレる
・対面の方との差をつけたくないので、見ながら話さない方が好印象
・Webという状況なので、ある程度準備して話すことは想定内…等

正直、私は自己PRや経歴の暗記力にもはや自信ゼロだったので、全てを見ながら話すつもりはないが、保険的に見れる状況を作っておきたい、というのが本音。PCの画面の壁に準備した内容を張り付けたりして見れる状況を作って面接に挑んだ。

面接の準備

書類応募が通ると、どのエージェントからも面接対策、面接準備の資料が配布される。概ねどのエージェントも同じようなものだなという印象。
使いやすさとしては、Wordで打ち込めて、会社ごとに分ける事が出来る仕様が使いやすかったので、それをベースに、他社の具体例を参考に作り込んでみた。

転職が多いがゆえの悩み

40代としてそれなりに社会人経験を積み、転職を5回以上している私にとって、これが一番の悩みだったと言ってもいい。一次面接は、自己紹介、自己PRの後にもしくは一緒に「ご自身の職歴をお話ください」という流れになることが多い。面接は「分かりやすく簡潔に」答えることが大切とされる。例えば、○分程度、などと具体的に時間が記載されているHow toサイトもある。
だがしかし、私の職歴は、箇条書きにしても長い。職務経歴書だってA4二枚なんて到底無理な量である。
なんとかまとめて準備をしていても、面接官に「今のお仕事から遡る形で時系列にお話下さい」と言われるとお手上げである。

最初の面接を受けた後、アドバイザーの方に相談をしてみた。

職歴を話す自己紹介、自己PRは長くても良かった

結論から言うと、職務経歴書もみている上で「時系列で話してください」と言われているならば、相手も長いとわかっているので問題ないはずだから、時間などを気にするよりも、分かりやすく自信をもって話してください、とアドバイスを頂いた。

確かに。書いてあることを読み上げろと言われているわけではなく、暗記のテストをしているわけでもない。質問の真意は長さではなく、中身もしくは別のところにあるわけだ。
もちろん、だからといって長く話すことが良いわけではないが、結果的に長くなることもありうると思えば安心出来た。

「もし不安だったら、『少し長くなってしまいますが、ご了承ください』と言っても良いですよ」と。
この相談以降の面接は話し始める前に、この枕詞を着けるようにしたのだが、面接官も「構いませんよ」と言ってくれたので緊張もほぐれた。

ちなみに、「長くなってしまったのでは?」と不安になった面接も無事、一次面接は通過。長さではない、という証明にもなったと思う。


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