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「えぇぇ、そっち!?」

おはようございます。
東京はようやく雨の峠を越えたようですが、東北が心配です。

きのうは、大雨でした。特に夕方は。

おかげで娘が学校から帰ってきたときに大笑いしました。

そろそろ夏休み。学校から色々なものを持ち帰ってきます。

きのうは、一学期の図工の時間に制作したものをすべて持って帰るので大きめの袋を持たせるようにとの学校からの指示に従い、大きめの紙袋を持たせました。

わりと高そうなでも聞いたことなブランドのしっかりした作りの紙袋を持たせました。

これが娘にとっての悲劇の、わたしにとっての喜劇のはじまりでした。

1年生、やることすべてが初めてで成長を感じられる成果を楽しみに待っていました。

朝から雨が降っていたのでもちろん傘を持っていました。
娘は路線バスで通っているので、自宅と学校の最寄りのバス停の間だけ歩きます。

大雨の午後4時ごろ。いつも通り娘が帰ってきました。


さて、見せてもらおうか、ピカピカの作品たちを。

あれ?紙袋がビニール袋になっている。

そのビニール袋の中にはぐちゃぐちゃになった紙袋の破片と連絡帳、図工の道具、なぜか筆箱、バスの読みものとして買ってあげた『おばけずかん』、テストの回答用紙、そして学校を出るときはピカピカの制作物だったであろうものが入っていました。

ビニール袋の中には少し水も溜まっていました。

「な、なにがあったん?」

ちゃんと傘はもっていました。ランドセルも背おっています。

娘は吐き捨てるように言いました「雨がはいってくるんだ」と。

ビニール袋から水に浸かったものをひとつひとつ慎重に取り出しました。

作品はクレヨンや絵の具で描いた絵、紙で作った動物園の制作物、絵日記のようなものでした。

すべてくっついていて一つの作品になっていました。

中にはボロボロになっていたものもありましたが、なんとか1枚ずつはがして、家中に並べて乾燥させています。

絵の具は水にぬれてにじんでいて、これはこれできれいです。
ペンギンの親子を描いた絵は水にぬれてとても気持ちよさそうです。
海の絵は質感、臨場感があります。
雨の動物園は人も少なく動物たちもリラックスしているようです。

ビニール袋は紙袋が破れて途方にくれていた娘に親切な人がくれたものらしいです。

どなたか存じませんが、本当にありがとうございます。


ところでランドセルには何が入っているの?
開けてみるとそこには大雨でもぬれていない汚れた体操着袋だけが入っていました。

「えぇぇ、そっち!?」


子どもの感性はいつもおもしろいです。


大雨の登下校に持ち物が多い日の学び
・袋と言われたら、布袋かビニール袋を持たせること。
・娘には、雨がひどい時は持ち帰る量を学校で調整してもらうことを教える。
・体操着袋はたすき掛けするか、手に持つように教えてあげる。

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