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ペット | daily

世の中には色々な生物がおります。砂漠にしかいない蛇とか、珍しい生態のカエルとか。以前、知り合った人がカエルや亀をたくさん飼っており、遠くに旅行に行けないというようなことを話しており、ああトレードオフだ、と思った記憶があります。ペットを飼育するというのはそれなりの責任があると思うのですが、南米のマフィアの間でカバを飼うのが流行り、本来南米にはいないはずのカバのせいで生態系が大きく乱れつつあるみたいな話もありますし、ヤクザが虎を飼っているみたいな話も昔聞いたことがあります。大型犬を飼うというのも危険と隣り合わせらしいですし、犬は友達とだけもいえないようですが、実際どうなんでしょうか。コロナ禍においてペットを飼い始める人が増えたが、ワクチンの摂取に合わせて返却が増えているみたいな話もあります。アニマルウェルフェア的にはあってはならない話だと思いますが、そもそもそのようなことを考えないから気軽にペットを飼い始めるわけで、そこを期待するのはお門違いというものでしょう。

遠くの他人の死より、身近なペットの死の方がショックが大きいというのは誰しも認めるところだと思いますが、じゃあ遠い異国で虐殺の憂き目にあっている少数民族の人権とどっちが大事かと聞かれるとなかなか答えに困るのではないかと思うのです。人権の理念はあってもいいとは思うのですが、実際にそれを実生活の中で認めつつ尊重していくというのは難しいのかもしれません。一方でペットを殺されても器物損壊にしかならないみたいなことに憤る人もいますが、そこはまあその認めるとややこしくなるところでもあるようで、権利関係というのはなかなか一筋縄ではいかないということなのでしょう。

最近では引退した競走馬の余生というか、まあその後どうするかというのに注目が集まっているようですが、多様性というのはこうした、知ることを通して今まで素通りしていたような事柄を尊重するようになるという点で、いいことなんだろうと思うわけです。昔のギリシャ人が本当に暇だったのかは分かりませんが、AIやロボットが労働を代替していくようになることで、本来人間的に議論しあうべき事柄に目を向けられるようになるというのは良いことなのでしょう。めんどくさいとか言っていてはいけないのだろうなと思います。

本の紹介です

Weeklyというのもあるよ。

dailyの方は文字通り日々読めそうなライトなものを、そしてWeeklyの方は有料というだけあって内容の充実
ぶりはDailyの比ではありません。Dailyでは読めない長い前置きと、その前置きからそっちにいくのか!という有料部分は必見です。

というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。
そして主宰うでパスタとキノコによる対談というかおしゃべりが聞ける特典付きです。


本日のBGM


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