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四字熟語

小学校の卒業に際して、その当時の学校長が全卒業生に直筆で色紙に好きな四字熟語を書いて贈ってくれるという話があり、百花繚乱、一騎当千、当意即妙といった言葉を選ぶ人が多い中、キノコは臨機応変を選びました。今もその気持はあまり変わっていないのですが、活躍よりは変わり続けることを選ぶのが自分の人生なのだろうなと思うのです。社会に適合するという夢を諦めて久しいのですが、それでもなお、世界の変化に対してはそれなりに適応したいという欲望はまだ捨てきれておりません。具体的に、いまいわゆる世界の変化というのが起こっているわけで、旧制度、旧体制というものから新世界、新秩序へとシフトが始まっていることは否定し難いでしょう。世界の航空業界がこの状況にあえいでいるように、人々は世界の大移動時代から、移動や自由というものがどのようにあるべきなのか、ということに向き合うようにと問われているわけです。また、都市への集中というものがこうした感染症というもののリスクを増大させるということも分かったわけですが、集積の経済的、制度的な効率性というものを見直すほどにリスキーだと言えるのか、というのは微妙かなと思っております。

ちなみに誹謗中傷、毀誉褒貶、男尊女卑など、四字熟語はその成り立ちを考えると面白いものがあり、これは言葉というものが社会状況を反映する生き物だということを表してもおります。一極集中とか、滞納太郎というのもまさにそうです。言葉を知るというのは、価値観を知るということでもあり、言葉によるコミュニケーションが主であるSNS全盛の時代においてはその運用の巧拙がまさに人となりを如実に顕にしてしまうというのが非常に興味深いですね。

というわけで、このDailyのnoteは昨日落としたせいでまた連続投稿記録を1からやり直すことになったのですが、Weeklyの方は割と安定して続いているのでぜひサブスクライブをお願いしたい次第です。

Weeklyはこちら。dailyでは読めない長い前置きと、その前置きからそっちにいくのか!という有料部分は必見です。というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。

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