希望を持って新たなスタートを切るための10の聖句
今年も間もなく終わりとなり、新たな一年が始まります。
これを機会に新年の抱負や目標を立てる人が多くいます。
あるいは逆に、新しい年に希望が持てないという人もいることでしょう。
新年に限らず、希望を持って新たなスタートを切るのに助けとなる聖句を紹介します。（今回は、聖書協会共同訳からの引用となります。）
過去に縛られず、将来に目を向ける
なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。
過去を引きずっていると、なかなか前進できません。
過去から学べることは学び、やり直せることはやり直し、残りは、後悔も悲しみも苦悩もすべて神にゆだね、全身を前に向けて進むことが大切です。
将来を恐れずに進む
主ご自身があなたに先立って行き、あなたと共におられる。主はあなたを置き去りにすることも、見捨てることもない。恐れてはならない。おののいてはならない。
イスラエルの民が荒野での放浪生活を終え、これから約束の地に入って新たなスタートを切ろうとしている時に語られた言葉です。
「恐れちゃだめだよ」と言う根拠は、神ご自身が共におり、また先頭に立って導いておられるからです。
神が導いておられるなら、たとえ問題が持ち上がっても、それを解決してくださるので、将来のことを恐れる必要はありません。
あなたがたが渡って行って所有しようとしている地は、山や谷のある地で、天の雨で潤っている。あなたの神、主が心にかけ、あなたの神、主が、年の初めから年の終わりまで、常に目を注がれている地である。
神が私たち一人一人に用意しておられるものが何であれ、年の初めから年の終わりまで、その上に常に目を注ぎ、また、私たちと共にいてくださいます。
恐れず、勇気をもって進んでいきましょう。
（この聖句については、こちらの記事もぜひ読んでください。）
神に頼り、望みを置く
この世で富んでいる人々に命じなさい。高ぶることなく、不確かな富に望みを置くのではなく、私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。
この数年、職を失った人が多くおり、経営不振に陥った会社や閉店した飲食店もたくさんあります。
「不確かな富」とあるように、お金や財産（また収入の見込み）は、不測の事態が起こると簡単になくなることがあります。
私たちのもっとも確かな富は、神ご自身であり、その神に私たちの望みと信頼を置くことが、何か新しいことを始め、それを成し遂げようとする際にも大切です。
私たちのための神の計画
あなたがたのために立てた計画は、私がよく知っている――主の仰せ。それはあなたがたに将来と希望を与える平和の計画であって、災いの計画ではない。
表面的には災いだらけに見える時でも、神が私たち一人一人のために持っておられる計画はとてもいいものなので、それを信じて進みましょう。
先にあったことを思い起こすな。昔のことを考えるな。見よ、私は新しいことを行う。今や、それは起ころうとしている。あなたがたはそれを知らないのか。確かに、私は荒れ野に道を 荒れ地に川を置く。
最初に書いたように、私たちは過去に縛られる必要がありません。
神が計画しておられることや、私たちを通して為そうとしておられることは、私たちが思いもしなかった、まったく新しい（そして素晴らしい）ものかもしれないのです。
日々新たな力と恵み
しかし、そのことを心に思い返そう。それゆえ、私は待ち望む。主の慈しみは絶えることがない。その憐れみは尽きることがない。それは朝ごとに新しい。
「しかし」の前の部分には、著者（預言者エレミヤ）が味わってきた苦境が記されています。
そんな中にあっても、そしてこれからどんなことがあっても、神の慈しみと憐れみは絶えることがなく、それどころか朝ごとに新しく、私たちを支えてくれます。
若者も疲れ、弱り、若い男もつまずき倒れる。しかし、主を待ち望む者は新たな力を得 鷲のように翼を広げて舞い上がる。走っても弱ることがなく 歩いても疲れることはない。
必ずしも体力のことではありませんが、神を待ち望むことで常に新たな力を得て、目標に向けて進み続けるための気力や信仰を強く保つことができます。
だから、私たちは落胆しません。私たちの外なる人が朽ちるとしても、私たちの内なる人は日々新たにされていきます。
この新しい年に、あるいは新たな目標に向けて進んでいる時に、体の衰えを感じ、あるいは試練が襲ってきて、たとえ一時的に落胆し、打ち倒されたとしても、主とその慈しみに信頼して希望を持ち、新たな力を得て鷲のように舞い上がりましょう。
主を喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。あなたの道を主に任せよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。
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