高島ブルワリー(滋賀)
琵琶湖のほとり、滋賀県高島市・針江地区で2023年から醸造をスタートした高島ブルワリー。運営母体の株式会社ラシーヌは京都に本拠地を置く企業で、デニムの製造・卸売を手掛ける傍ら、京都と滋賀で宿泊事業を展開しています。
そんなラシーヌ社内で、次の新たな事業案として白羽の矢が立ったのがクラフトビールでした。
針江地区に所有する自社の敷地内には、ちょうど醸造所に転用可能な建物があり、さらには豊かな湧水に恵まれていたことから、話はトントン拍子に進みます。この地域の湧き水は、古来より「針江の生水(しょうず)」と呼ばれ、生活用水として大切にされてきた歴史があり、ビールの醸造を始めるにはうってつけだったのです。
高島ブルワリーの開業に合わせて、京都本社(京都駅から徒歩10分の好立地!)の建物1Fにそれまで置かれていた「しょうずや」という日本酒バルも、公式タップルームにリニューアル。
とにかく不純物がほとんどない澄んだ水質で仕込まれるまろやかなビールが、観光客を喜ばせています。
このたび、ひょんなことから、「ビビビ。」と御縁が繋がった高島ブルワリー。そこら中で美しい水が湧く針江地区に、いつかビビビツアーで皆さんと一緒にお邪魔したいものですね(現地ではBBQも楽しめるのです)。
〈Text By Satoshi Tomokiyo〉
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?