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ヨガのnoteはじめます。そもそもバクティ・シュリーって何者?

「もっとヨガの魅力を伝えていきたい。」
ここ最近、そんな想いが私の中で強くなりました。
とにかく数字を追いかけて徹夜して実績を上げてナンボ!数字しか信じない!そう思っていた私が、少しでも周りの皆さんにヨガを伝えていきたいと思うに至る、その経験したことを知ってほしい。
けど、自分で自分を語ることはとっても難しい・・・。

ということで今回のnoteは、前職リクルートの後輩・中村千波さん(ちなまい)にインタビューいただき、そちらをお届けさせていただきます。


バクティヨガの講師としてビジネスマン向けにヨガを伝える池井修子さん。

理系の大学院を出て大手日系メーカーに入社。その後、リクルートで営業を6年ほど経験し、1年前に外資大手IT企業の人事へ転職する「バリキャリ」女子の経歴の持ち主。

そんな彼女はヨガに出会い、考え方や生活、人生観がすべて変わったとのこと。
一体何が彼女をそこまで変化させたのか?

リクルート時代の後輩・中村千波が修子さんの今まで、これからをうかがいました。


暗黙のルールが理解できない!集団行動が苦手な幼少期

まずは、修子さんのことを教えてください!

岐阜県で、2歳下の弟と4歳下の妹がいる3きょうだいの長女として生まれました。
幼少期から、集団行動を嫌う子でした。
規則は守るけれども、理由がないものに従うことは納得しない性格で、連れ立ってトイレにいくとか理解ができない。(笑)
一方で、新しい知識を吸収することやロジックを組み立てることは好きでした。

忘れもしない出来事があったのは高校2年生のとき。
摂食障害になってしまったんです。
大学受験が近づいている時期だったので、不安と辛さでいっぱいでした。
そんな私を家族や先生、友達が支え続けてくれたおかげで病気を克服でき、無事に合格できました。
この経験は、今でも糧になっているし、生命を救ってくれた方々は大切な存在です。

ただ、大学に入ってからの思い出はあまりなくて。(笑)
進路も明確に決めていたわけではなく、「理系だから、院に進むのが当然でしょ」と何も考えず院進学しました。

大学院卒業後は、新卒で東芝へ入社されたんですね。

広い世界を知りたいとずっと思っていて。
関東へ行ってみたかったし、ダイナミックなものづくりに憧れていたので、東芝に入社を決めました。
2012年、希望が叶い配属された部署は原子力事業部でした。
入社前の2011年3月は東北大震災が起こった年で、新卒から原子力事業に関わることに。社会的な意義を感じながら、仕事に取り組んでいました。

けれども、年功序列を感じる社風がどうしても合わず、入社3年目に転職を決意しました。

とにかく変化を求めて、次の場所へ。

転職先はリクルート。決め手はなんでしたか。

1社目と社風が異なる場所にいきたいと強く思い、人材エージェントに紹介をされた先がリクルート。成長できる社風に魅力を感じたことはもちろん、一番最初に内定をもらったので入社しました。それが2016年のことでした。
前職との違いに衝撃を受けましたが、コミュニケーションのフラットさが心地よく、すべての仕事が新鮮でした。

上司やお客様に恵まれて仕事は楽しかったけれど、社外プロジェクトを兼務していた時期は、業務量の多さにメンタル不全の直前になったことも。
しかも、同じくらいの時期に緊急事態宣言が出され、家で過ごさなければいけない環境に変わり、ストレスが爆増。お菓子を食べ、お酒を毎晩飲む生活をしていると、太ってしまいました。

当時はお酒が好きで、仕事終わりによく飲んでいました。

このままでいいのか?踏み出した先はオンラインヨガ

まずは減量しようと思われたとか。
その時に知人から紹介してもらったのがオンラインヨガ。以前、ヨガ教室に通っていたこともあり、好きだったんです。
それから毎朝レッスンを受けるうちに、どんどんはまりだし、根幹にあるヨガ哲学も学ぶようになりました。ヨガ哲学にはさまざまな種類があるのですが、その中でも親愛と関係性を大切にするバクティヨガを学んでいます。

これが私の人生や考え方を変える大きな転機に!

実は、ヨガ哲学に出会うまでは、とにかく成長したくて自己啓発やビジネス系のイベント、セミナーに参加していました。いわゆる「セミナージプシー」でしたね。
セミナーに参加してから数日間はやる気に満ち溢れるのですが、日常に戻ると、「もっと成長しないと」「人と比較してしまう」と感じ、満たされない気持ちが続いていました。
ところが、ヨガ哲学で語られる内容はそれらと異なり、さまざまなことに通じる普遍的なものだったんです。
「なぜ営業目標を達成しても満たされないの?」「誰かと比較してしまうのはどうして?」など、どんな悩みもヨガ哲学なら答えられるんです。

もともと論理的に説明できないと納得しない性格の私ですが、ヨガ哲学によって
今までさまざまなセミナーや本、呼吸法で表層的に理解していた内容が、全て繋がり、説明がつく感覚がありました。
ここに真理があるのかもしれない。そう思って、学び実践しようと決めました。

ヨガの聖地・インドに学びを深める旅へ。大好きな先生と仲間とともに

ヨガを始めて、たくさんの変化が起こったんですね!

生活や考え方が変わりましたね。
お酒はやめたし、食生活もベジタリアンになりました。
休息を大切にするようになり、睡眠をしっかりと取るようになりました。

そして、大きく変わったのは物事の捉え方です。
今までの私は執着心の塊だったと思います。仕事では結果を絶対に出さないといけない。頼まれた仕事は自分がやらなくてはいけない。
そんな考えで自分を縛っていました。

けれども、その執着心の根底にあるのは「自分はできる」という過信。
それを解きほぐしたことにより、人に頼ることができ、結果ではなく過程を見れるようになりました。

昨年、「もっと働く人や組織、社会の幸せに近い立ち位置で向き合いたい」と感じ、人事へ転職しました。
その面接では仕事をもちろん頑張るけれども、ヨガの時間も取りたいと伝えました。
今までの私だったらそんなことを話すなんて想像もできませんが、自分の中にある執着に気づいた今、本当に大切にしたいことが鮮明になりました。
そのおかげで、生活と仕事のバランスを大切にしつつ、同じ時間で出せるアウトプットを増やせるようになりました。
ただ、ここにたどり着くまでには何度も泣きました。
ヨガ哲学を学ぶ中で、何度も仲間や先生から自分の本質と向き合う問いかけをされました。
「修子がその行動をするのは、自分ができると思っているから?」「本当に相手のことを思っているの?」
見ないようにしていた本当の自分と何度も向き合わせてもらえたからこそ、勇気を持って変われたんだと思います。

これからは、誰かのために生きる自分でありたい

今では、ヨガや哲学を教える立場に。今後どんなことをしていきたいですか?
ヨガに出会い、自分を満たすことができるようになってくると、「誰かのために自分を活かし、生きる自分でありたい。」と思えるようになりました。
特に、ヨガに出会う前の私と同じような人に寄り添いたいです。

日常生活も仕事も頑張っている。けれども、頑張り続けた先の未来を想像すると、違和感や不安を感じていたり、つい無理をしてしまっていたりする人。
彼らにヨガを伝えることで、もっと日常を輝かせてほしい。そして、もっと自分を大切にしながら過ごしてもらえたら。
そんな人が増えることで、健康的で幸せな社会や会社をつくれるんじゃないか、と思っています。

まずは、その想いを実現するために、ヨガや哲学を身近に感じてもらえるイベントの企画やヨガ教室を運営しています。
前職の仲間と共に、「人生をより豊かにする繋がりを」というコンセプトでフィットネス×ヨガのコラボイベントを開催したこともありました。

フィットネス×ヨガのコラボイベント

心身を大切にする重要性は分かっているようで、意外と気づきにくいもの。
頑張れる人ほど、「まだ自分はできる!」と無理をしてしまうと思っています。
だからこそ、自分を大切にすると気持ちも身体も変わることを、ビジネスパーソンだけではなく組織をつくっている方々にも感じてもらいたいですね。

私自身、前職から現職までずっと人に対峙する仕事をしています。そのため、ヨガの考えや健康のサポートだけではなく、キャリアについての考え方や健康経営にも向き合える存在になりたいです。
これが今の私の役目だと感じています。

お話を伺って

一緒に働いていた頃の修子さんの印象は、「誰にも負けない」「弱音なんて吐かない」といった強さ全開の先輩でした。
そんな彼女がヨガや哲学を通して「誰にも負けたくない人生」から「誰かを温める人生へ」変化できた話を聞くと、自分に鞭を打って生きる必要はないと、優しい気持ちになれました。修子さんの取り組みをもっと知りたい方は、こちらもチェックしてみてくださいね。

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