見出し画像

抱っこ紐の落とし穴🕳 抱っこ紐はどれも同じ「抱っこ紐」??


こんにちは!  抱っこについて国際的なレベルでの共通見解(解剖学、理学、医学、社会学、動物行動学などの多くの視点からの総合的見解)を学んだ専門家、BFCS(ベビーウェアリングファミリーコンサルティングサポート)のかとうです☺︎ 

赤ちゃんを迎えたらほとんどの人が使う抱っこ紐には、実は落とし穴がいっぱい!買ってみたけれど使えなくてお蔵入り、使い方がわからず赤ちゃんにも自分にも危険な状態を知らずに使い続けている、ネット上で良質な情報に出会えない、などの現状があるんです。

BFCSでは、養育者や子育て支援、医療従事者にベビーウェアリングを伝えてきた経験、さまざまな抱っこ紐メーカーさんとのお仕事経験、抱っこ紐関連の雑誌企画協力などの経験から、抱っこと抱っこ紐の”ホント”をお伝えしていきます😃

今日のお題は・・・「抱っこ紐はどれも同じ?!」 

抱っこ紐って、どれも同じ「抱っこ紐」だと思っていませんか?


一言で「抱っこ」と言えど、その「目的」はさまざま。


☝️移動するため
☝️赤ちゃんをあやすため
☝️寝かしつけるため
☝️家事をするため
☝️赤ちゃんがかわいくて抱っこしていたい

などなど、 使う私たちも、その時々で目的があるように、抱っこ紐の開発にも、その目的や意図が必ずあります。

たとえば、「移動の道具」として、赤ちゃんをただ運ぶために作られた抱っこ紐は“運ぶ”にフォーカスするので、そのルーツはリュックサックやベビーカー、赤ちゃんを寝かせたまま移動できるゆりかごなどのことがあります。

実際に、運ぶ、のプロである鞄メーカーさんが開発したものもあれば、重たい荷物をより軽く運ぶ、といった視点が入ったアウトドア用品メーカー開発のもの、珍しいものでは、家具メーカーから販売されている抱っこ紐もあるんですよ! 知っていましたか?

製造元を知ると、何を強みとして作ったものなのか、ということも見えてきそうですよね。


さらに、開発意図として、「落下しない安全性」を第一にした抱っこ紐は、たくさん安全ベルトがついているし、「大人が楽なこと」を第一にしたものは、大人にかかるベルトが分厚かったり、クッションが多かったりします。(クッションが多さや大きさ、厚さと大人が楽になることは実はイコールではありません。詳細は別記事で書きますね♪)


「できるだけ長く使えること」を大切にしていれば、3way、4wayと変形要素が加わることも多く、横抱きも縦抱きもできる仕様になっていたりすると、その分部品も多くなっていきます。


第一目的を「運ぶ」とせず、「人間に本来備わっている発達する力をサポートすること」にフォーカスして作られている抱っこ紐もあり、赤ちゃんの発達に合わせて必要なサポートができるように工夫されたものもあります。


つまり、メーカーによって開発意図はさまざまで、何を目的においているかによって、同じ抱っこ紐でも全くと言っていいほど違う商品になるのです。


そして、開発意図を叶えることにフォーカスする反面で、見過ごされている部分がある商品もたくさんあるのが現状です。


たとえば、「持ち運びにコンパクト、装着が簡単」ということにフォーカスしていて、赤ちゃんの窒息の危険には言及していない商品だってあるんです。実際に悲しい事故も起きているのに注意喚起がないものも。。

  

さらに言えば、日本では代理店が海外製の抱っこ紐の販売をしているケースがとても多く、製造元であるメーカーの開発意図がそのまま伝わっていないケースも非常に多い現状もあります。
 

あなたは、何を一番大切にして開発された抱っこ紐を使いたいですか?

 

それを考えるには、まずはあなた自身の目的を明確にすることが大切です。目的を明確にして、それに合った抱っこ紐選びをすることで子育てが何倍もラクになりますよ♪ 選択する際にはぜひ、選ぶメーカーさんの開発意図にも目を向けてみてくださいね。

自分で目的を明確にしたり、選ぶのは難しい!という方は、ぜひBFSCのオンライン無料相談にご相談ください😃


いいなと思ったら応援しよう!