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情報が多すぎて、自己発信が埋もれていく。

そして、沈んでいく。

自分自身も創作活動をして発信する側の人間ではあります。
でも同時に、積極的且つ能動的受信もしないといけないな、と自戒的自己結論をした今日この頃のお話です。

自己と他者と情報過多と

やはり大SNS時代に突入している所為でまっさらな新規の状態で人を集める程、困難な事は無いです。情報過多な世界において、そもそも個人の発信は人の目に触れるという事自体が難しくなってきています。

発信する側は何も考えずに垂れ流していると、詰まるところ誰の目にも触れる事なく大海に沈んでいく。

では、受信する側はどうなのか?

この世界で能動的に情報を求める人は果たしてどれぐらいいるのでしょうかね。

自分から何一つアクションを起こさなくても、自分好みの情報をAIが拾ってきてくれる時代になってきました。自身という存在の内側から吐き出されるような好奇心が、外的要因によってコントロールされるという事実は私にとっては恐怖でしかありません。全てを委ねてしまった瞬間に私というアイデンテティーは綺麗さっぱり消え失せてしまうに違いありません。

自己という存在は他者が認識してはじめて自分自身である。

結局はコミュニケーションです。
他人がいて初めて成り立つもの。

その他人すらも上辺だけで判断しちゃあいませんかね。

その人の本質というのはちょっとやそっとじゃわかりませんよ。
プロフィールだけ見て判断できる訳がないんです。

なんだか、自分の事はたくさんの人に見て欲しい、知って欲しい、けど、自分からはパッと見で判断出来る人以外は興味無い。

そんな勿体無い人たちが増えてきているような気がします。

つまり、属性が同じ人がより密に強固なコミュニティを築きやすくなった反面、想像もしないような新しい出会いは、自ら求めない限りは絶対に得られない体験になってきている。

能動的コミュニケーションすら億劫になってきていませんかね?

確かに情報量が全てではありますし、自分にとって有益か無益か、価値があるか無いかという判断基準は正しい。私自身も利害の一致という判断基準を大事にしていますが、そこだけだと薄過ぎるのですよ。

人という種はただそれだけのものでは無いような気がします。人の価値は数値化できる類のものと出来ないものが存在しているはずなので。

少なくとも、そんな余白があっても良いんじゃ無いかと思います。

クソみたいなクズ野郎でも、面白いか面白くないかという基準に変換すれば意外と楽しくコミュニケーション出来たりしたりしなかったり。

常にリスクはあります。何事も同じです。
でも、自分とはかけ離れた場所にいる人の話は、必ずしも役には立たなくても面白いはずなんですよ。


まんまと情報に飲み込まれました

SNSも含め、自己発信というものが軽薄だったり限定的になってきているのをひしひしと感じます。

表層に浮かんでくるもののそこはかとない業務感というか、見えているのに全く見えてこないというか…。
なんなんでしょうかね。
余りにも行き過ぎているんでしょうか。

本来、無限に開けているはずのものが、逆にどんどん閉鎖的になってきているような気がしてなりません。

インターネットのオンライン世界は、あり得ない出会いが起こる場所であるはずなのに、必然的で予定調和な出会いしかないのはいささか寂しくありませんか?

全てがそうとも言い切れないのではありますが、私自身も膨大な情報量を目の前にして探しきれない事が増えてきたような気がします。必死にアンテナを張ってやっと偶然の出会いを見つけるのですが、埋もれ過ぎでしょ。


良い面も悪い面もひっくるめて、時代というか世代というか…。これから先も綿々と紡いでいくであろう歴史においてのこの瞬間を切り取った一つの風景だとは思います。

近頃、何だかモヤモヤするんですよね。

感傷的になりはすれど、別にそういうものなのかなとも割り切れたりもするので、少しは大人に近付いたのかなと。


あいも変わらず鉱脈を掘り進める

自己発信は鏡ですかね。
発信と同時に受信もする事で、美しい循環が起こるのかもしれません。自ら受信しない人の発信は自分の中を循環し続けるだけ。まさに私自身が陥っていたんだと思います。


自分を戒める意味で、どうも上手に発信出来ていない気がしていたので、自問自答してみました。やはり、文章化すると少し考えが整理出来ますな。noteやってて良いと感じるところです。


うん、上辺だけに決して惑わされてはいけませんね。

何事も本質は、己の手で深堀りし続けない限りは見付けられない金の鉱脈です。


お読みいただきありがとうございました。
また、次の機会があれば嬉しいです。

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