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海外大生が面接でよく聞かれる質問と企業の評価ポイント


はじめに

日本の企業を受けるときにどのような質問を面接で受けるか、気になる海外大生は少なくないでしょう。答えとしては、国内大生に聞かれる質問の内容と概ね一緒ですが、少し異なる部分もあります。

海外大生が面接を受けるときに注意すべきポイントは?
企業はどんなところを評価しているのか?

今回の記事では、これらの疑問にまとめてお答えします!
是非、これからの面接対策に役立ててください◎

海外大生が企業によく聞かれる質問・企業の評価ポイント

日本の学生と共通してよく聞かれる質問

1.学生時代に力を入れたことは?
2.これまでで一番大変だったことは?挫折したことは?それをどう乗り越えたの?
3.あなたの強みは?(自己PR)+弱みは?
4.どんな時にモチベーションを感じるか?
5.チームワークを発揮した経験はあるか?

質問の背景と目的

1. 学生時代に力を入れたことは?

ガクチカは「学生時代に一番力を入れたこと」の略です。
しかし、単純に学生時代に一番力を入れたことを答えるだけではいけません。一番力を入れたことですから、取り組む過程で何かしらの困難や問題を乗り越えているはずです。
その困難や問題を解決するためにどのように考え、取り組み、乗り越えてどのような結果を残したのか、またそこから何を学び、自分なりの問題解決のスキームが身についたかが重要です◎
最終的には社会人になってから困難にあった時、その経験から身についた学びやスキームをもち、同じように困難・問題を乗り越えられると、もしくは乗り越えようとアクションを起こせるとアピールします。つまり、学生時代の経験を再現性をもって社会人になってからも活かせることです。

また、同じように取り組んだ別のエピソードを一緒に回答することにより、より再現性の高さをアピールできます!これにより、面接官はその学生が社会人になってからも成果を出せる人物であり、困難や問題に取り組み自ら乗り越えようとアクションを起こせる人物と評価できます。

2. これまでで一番大変だったことは?挫折したことは?それをどう乗り越えたの?

「挫折」と聞くと、大げさに捉えてしまって「いや、ないなあ、、、」と悩む学生は少なくありません。実際に海外大生と面談するときに、そのような悩みを聞くことが多いです。
そのため、「挫折」ではなく「人生で一番しんどかったこと」や「失敗したこと」と置き換えて考えてみるのがおすすめです◎
あとは、下に記載している3つのポイントさえ押さえておけば回答としては問題ないです!

この質問の意図は、学生が以下の3つの要素をもっているか確認するためです。
①挑戦心
②精神的な強さ
③回復志向

①は、挑戦をしなければ大変さ・失敗・挫折はないため、高い目標を掲げてそこにチャレンジする挑戦心があるか、目標に向かって努力のできる人であるかを見ています。(海外大に進学する時点で多くの学生にとっては挑戦のため、企業は海外大生を採用したい)
②は、大変だった経験や挫折した経験のなかで、心折れることなく取り組めたか
③は、ガクチカの目的と似ていますが、過去の大変だった経験をどう消化し、将来にポジティブに生かせるか

といったポイントを面接官は見ています。
一度大まかにスクリプトを書いてみて、3つのポイントをしっかり抑えられているかをチェックするのが◎

3. あなたの強みは?(自己PR)+弱みは?

自己PRは、過去の経験からどのような強みがみについたのか、またどのような部分が自分の長所と言えるのかを話します。そして自分の強み・長所はどのように企業や事業に貢献し役立つかを述べなくてはいけません。

また、ここで述べる強み・長所は、企業のホームページや採用ページに記載されている求める人物像にマッチしたものであることが望ましいです。
例えば、チームワークを求める企業に個の強さをアピールしたとしても、マッチ度が高いとは言い難いですよね?

他にも、自己認知力があるかも自己PRでは見られています。自己認知力が高い場合、社会人になってからの学生本人の成長や能力開発のためのポジティブな要素になります。自分のことをよくわかっている人は、自分で強みを伸ばしたり、弱みを克服したり気を付けたりすることができるからです。

4. どんな時にモチベーションを感じるか?

この質問の意図には2つの目的があります。

①学生が自身のモチベーションの源泉を理解しているかの確認

これは、上記の強みの背景に似ていて、自己認知力に注目しています。自分自身のモチベーションの源泉をきちんと理解している学生であれば、主体的・自発的に仕事し、多少きついときであっても自分のモチベーションに感じる部分を見つけて、踏ん張って頑張れる人物であると評価できます。

②モチベーションに感じる部分と仕事内容がマッチしているかの確認

例えば、就活生のAさんは大学でサッカーをしていて、チームで勝つことはもちろんだが、それ以上に個人でゴールを決めることにモチベーションを感じる我の強いフォワードだとします。そんなAさんがチームワークを重視し、チームで成果を上げることを目標としている企業と毎月の営業成績を個人で競い合う企業であれば、どちらの企業から内定を獲得しやすいでしょうか?
もうお分かりだと思いますが、後者の企業です。このように学生のモチベーションの源泉が企業の仕事内容とがきちんとマッチングしていると、入社してから長く活躍してくれて、学生側も入社してからイキイキと働ける可能性が高いです◎

5.チームワークを発揮した経験はあるか?
最後の質問の意図はとてもシンプルです。業務内容にチームワークが多く求められる企業では、チームワークを発揮できる人材を当然求めるためこの質問をします。ほかにも、さまざまなステークホルダーを巻き込んで、ビジネスを行う総合商社やデベロッパー、チームで働くことが求められるようになったコンサルなどでもチームワークだけでなく、リーダーシップを求められることがあります。
チームワークを発揮した経験のなかで、自分はどのような役割を担い影響を与えたのか、チームとしての成果を上げられたのかなど、答えられるように準備しておきましょう◎

★まとめ★

今回は、国内大生と海外大生とで共通で聞かれる質問の背景と目的についてまとめました。取り上げた質問のようによく聞かれる質問に関しては、その聞かれる背景と目的を理解し、それに沿った評価ポイントを抑えた回答を事前に準備するようにしましょう。また、模擬面接を繰り返すことにより、想定外の突飛的な質問をされたとしても、その意図を汲み取って回答ができるようにしておくのがおすすめです◎

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