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note「わたしと演劇とその周辺」2021-2022

この記事は、note「わたしと演劇とその周辺」2021-2022の紹介記事です。
この企画の目的や参加者の紹介などをしています。
企画スタートに合わせて投稿していますが、適時編集、更新していきます。
(5/1 サポートについて、追記しました。)
(5/10 プロフィールにそれぞれの記事へのリンクを追加しました。)


ごあいさつ。企画の動機。

干城城太朗(かんじょうじょうたろう)といいます。
この企画の起案をし、代表を務めます。

僕は、2020年、文化芸術活動の継続支援事業をきっかけに、「わたしと演劇とその周辺」という企画を始めました。

その企画では当初、演劇に関わるドキュメンタリーのような映像を制作しました。
そして、その紹介としてnoteを利用しました。
https://note.com/beyond_it_all/n/n9095a3dba59d

noteという場所は結構好きというか、シェアされた記事をよく読むことがあって、それで出会う文章にはとても素敵なものがあって、なんかいいなぁと思っていて。
だから次に何か始めるときはnoteだろうなと、なんとなく脳に残っていたのだと思います。

それから数ヶ月、映像の紹介だけで放っていたnoteでしたが、何かできないものかなと、ぼんやり考える日々が続いていました。

あるとき、noteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」ことだという言葉を発見して、ああそうか、そういう場なんだなと。
僕は僕で、演劇とその周辺でそれをやろう、と思いました。

僕は19歳のころから俳優を始め、主に舞台で活動をしてきました。
ガンガン舞台に立って、バリバリ演技ワークショップに通って20代を過ごし、30代を迎え、現在37歳。
ここ数年はかなり活動のペースをゆるめ、生活に比重を置く時間が多くなりました。
そんな約20年。
俳優をやってきて、演劇と関わってきて、ふと至ったのは、
「生き方に悩んだときに、その手引きになるようなものに出会えなかったな」という想いでした。

もしかしたら出会っていたのに気づかなかったのかもしれない、その努力が足りなかったのかもしれない。
でも僕は、上演についてや、その宣伝、ちょっとした呟きを見ることはできても、
「その人がどう生きていて、その活動をどういうものとして捉えているのか」を感じ取れるようなものには、存外、触れることができなかったなと思う。
そして、僕は素朴に、もっと身近に知りたいなと思った。

そんな想いを、このnote「わたしと演劇とその周辺」企画の動機の1つにしています。


企画の始まりの概要と目的、あるいは理念。

「わたしと演劇とその周辺」のnote企画として。
「2021年の4月から2022年の3月までの1年間、15人の書き手がそれぞれ、月に1本の記事を書く」という枠組みで。
「その人がどんな活動や生活をしているのか。また、そこから何を感じ、何を考えているのか」ってことを読んでもらえるように。
エッセイや手記、ドキュメントのようなものを、発信していく。

それが、「アーティストにとっての1つの補助線」になることを願っているし、
「アーティストと社会との接触面を拡げる。あるいはアクセスポイントを増やす」ものになることを願っています。
願っているというか、その実現を目指してやっていきたいと思います。


企画のルールや、ポリシー。

note「わたしと演劇とその周辺」2021-2022は、
主に、レギュラーの書き手15人の記事をそれぞれ偶数日にアップロードします。
また、15人の書き手以外の記事も、不定期に出す予定でいます。

書き手それぞれの記事については、基本的に干城(企画側)からはNGを出さないというスタンスをとります。

というのも、主な目的や理念のようなものはすでに書いた通りで、ここまでに書いたことは、企画書として参加メンバーに送った内容のほとんどで。
それを伝えた上で、それぞれの芸術性というか基準、判断にお任せしたい(主体的に取り組んでいただきたい)という理由からです。
(ハッシュタグは、基本的に企画側で付けています。)

大枠を用意して、その中身は個人個人の活動に大いに任せつつ、その枠すらも柔軟に変化をしていけるような企画であろうと思います。

ただ、反社会的なもの、宗教勧誘のようなもの、単に政治的なメッセージのようなものの発信、あるいは無茶苦茶に文章が破綻している等、
この企画に相応しくないと干城(企画代表)が判断した場合は、改めていただくよう、お伝えすることとします。


サポートについて。

本企画では、参加メンバーに対して、薄謝ではありますが、原稿料の支払いをお約束しています。

基本的にはその支出の補填として、企画側がそのサポートを受け取らせていただき、
書き手個人には、(どの記事からサポートいただいたか確認可能ですので、)
原稿料に追加して、サポートいただいた金額の一部をお支払いすることにしております。

企画と書き手個人と、主体が複数であるため、サポートに関して上記明示させていただきました。


スキ、オススメ、フォロー、サポートをいただくこと、リアクションいただくことは、企画と参加メンバーにとって、とても励みになりますし、嬉しいことです。

いいねと感じたこと、お伝えください。
素敵な循環が生まれることを願っています。


参加メンバーについて。

​まずはレギュラーの書き手メンバーを投稿日順で紹介します。
以降、関わる人たちについてはまた改めて紹介しようと思います。


レギュラーメンバー(投稿日順)

以下、毎月の書き手の紹介です。

近藤隼 Kondo Jun

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1984年生まれ。東京都出身。日本大学藝術学部演劇学科卒業。2007年TCアルプの旗揚げに参加。主な出演作に「もっと泣いてよフラッパー」「そよ風とマクベスと魔女たちと」(串田和美演出)、「オセロ」「テンペスト」(白井晃演出)、「モンスターと時計」(森新太郎演出)、「ユビュ王」「じゃり」(小川絵梨子演出)「A Walk in the Woods」(千葉哲也演出)

Instagram
https://www.instagram.com/jun__kondo/
Twitter
https://twitter.com/konndo
facebook
https://www.facebook.com/jun.kondo2
近藤隼の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m469a63ef1392


小菅紘史 Kosuge Hiroshi

小菅紘史1


1981年生まれ。東京都出身。桜美林大学にて演劇活動をはじめ、フリーの役者としてジャンル・サイズ・環境を問わず、さまざまな場所で舞台に立ち続ける。2008年から、より深く密度の高い演劇体験を求めて第七劇場に所属。以降、所属俳優としてほとんどの作品に参加。2013年より三重県津市に活動拠点を移し、国内外で活躍する。

小菅紘史の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m1775a83400f9


ハマカワフミエ Hamakawa Fumie

ハマカワフミエ1


女優。フォセット・コンシェルジュ所属。
中学高校の演劇部、大学の演劇サークル、小劇場、と演劇を続け、近年は映像や声のお仕事も。
お酒と音楽と読書と植物が好き。

Twitter
@hamakawafumie
https://twitter.com/hamakawafumie
Instagram
@hamakawafumie
https://www.instagram.com/hamakawafumie/
公式プロフィール
http://fosecon.com/talent/hamakawa/
ハマカワフミエの記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m51caebe41f89


石田晶子 Ishida Akiko

石田晶子1


1989年生まれ、愛知県名古屋市出身。東京藝術大学音楽環境創造科卒業。
在学中より、東京アートポイント計画『戯曲をもって町へ出よう。』『墨田区/豊島区/三宅島在住アトレウス家』等、演劇の発想やノウハウを劇場外へ持ち出す演劇企画に参加。
2016年より穂の国とよはし芸術劇場PLATで公共劇場の制作業務に携わる。

石田晶子の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/mcb850169d9e7


ながいさやこ Nagai Sayako

ながいさやこ1


東京都出身、俳優。東京、京都をはじめとし、各地で演劇活動を行った後、2015年より静岡県舞台芸術センター(SPAC)に参加。以後、静岡を拠点とし、国内外の舞台に出演する。中性的な見た目と声を生かし、老若男女問わず演じる。俳優業の傍ら、チラシ等のデザインも手掛ける。主な出演作に、クロード・レジ『室内』、宮城聰『イナバとナバホの白兎』『冬物語』『マハーバーラタ』など。

Twitter
https://twitter.com/nagaisayako
Instagram
https://www.instagram.com/sayakonagai/
ながいさやこの記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m3403b2b75871



小濱昭博 Kohama Akihiro

小濱昭博1


1983年、宮城県仙台市生まれ。俳優、演出家。2012年より、東日本大震災を契機に仙台で結成した「劇団 短距離男道ミサイル」所属。東京や京都、フランス、チュニジア、香港など広く活動の場を持つ。息づかいや身体造形にこだわり構築する、変幻自在な人間像で観客を魅了する。演劇界の環境整備や若手育成に尽力し、年間20本以上のコミュニーケーション・ワークショップも実施。 

HP
http://akihirokohama.work/
Twitter
https://twitter.com/akiakisitasa
小濱昭博の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/mc0e58075537a


米谷よう子 Kometani Yoko

米谷よう子1


岡山市出身。早稲田大学第一文学部演劇映像専修卒業。在学中に演劇を始める。劇団山の手事情社にて一年間研修。
結婚後、第七劇場に入団、日本各地や海外での公演に出演。客演でエジンバラ・フリンジ・フェスティバルに参加。
2014年にOTOを設立し、岡山市を中心にWSや公演などの企画制作を行っている。
2021年よりJR中央線沿線で開催するCenter line festival Tokyo(中央線芸術祭)ClafTの実行委員。
東京都在住で岡山との二拠点で活動している。
4歳と0歳の子どもたちの育児との両立に奮闘中。

OTO
https://www.facebook.com/theatreouvert
ClafT中央線芸術祭
https://www.facebook.com/ClafT
米谷よう子の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/me1e12a71d670


丹 聡 Tan Satoshi

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食べるのが大好きな俳優、声優、演技講師。声優に憧れ高校卒業後専門学校の声優科に入学。養成所、劇団、プロダクションを経て現在はフリー。俳優活動は舞台を中心に映像、朗読、ワークショップなど多岐に渡る。趣味は読書(年100〜120冊読了)好きな作家は村山早紀先生。

Twitter
@tantokyo
https://twitter.com/tantokyo
@tantanvoice
https://twitter.com/tantanvoice
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UC4tka6qXPuRMtbnrxCG2uQQ
丹聡の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/md0553cf55e30


伊東歌織 Ito Kaori

伊東歌織1


ダンサー/振付家/東京デスロック所属
17年間東京を中心に舞台活動を行った後、夫婦で2017年に兵庫県神河町へ移住。主に子どもやシニアを対象にした体操事業と地域活性化に取り組む。現在も引き続き暮らすこと・踊ることが循環するための環境を整えている。
2020年より東京・韓国・兵庫のアーティストと共作した「3つの窓」を劇場空間やギャラリーで映像上映・展示、またWeb上でアーカイブ作品として発表し、身体表現以外の試みにも挑戦している。また、横浜ダンスコレクション2021再構成養成講座にてダンス作品「Waku」を発表。

伊東歌織オフィシャルサイト
https://ito-kaori.net
伊東歌織の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/ma837b53474b3


タニアヤミ Tani Ayami

タニアヤミ1


photographer。一級建築士事務所にて写真の仕事をしている。個人では竣工写真、舞台、イベントの記録撮影など。上演チラシのデザインも手掛けている。2011年〜2017年まで東京にて演劇ユニットttuを立ち上げプロデューサーとして活動。現在は、詩人・演劇作家の夫と子どもと三人で京都在住。演劇公演はここニ年半ほど観ていない。
(プロフィール写真) photo: Izumi Kimura

タニアヤミ ポートフォリオサイト
https://www.imayainat.com/
タニアヤミの記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m4a1351f7c6c1


木村恵美子 Kimura Emiko

木村恵美子3


劇作家・演出家
kazakami主宰/青年団演出部/アマヤドリ演出部
2013年よりアマヤドリに演出助手として参加、後に劇団員となる(現在も劇団員ではあるが、演出助手としての活動は2017年5月『非常の階段』まで)。2016年より自身の演劇企画kazakamiを立ち上げ。全ての作品で作・演出を務める。無隣館三期演出部を経て、2019年より青年団演出部に参加。

Twitter
https://twitter.com/lo0__0ol
ブログ
https://emikokimura.com/
facebook
https://www.facebook.com/emiko.kimura0615
木村恵美子の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m62c36643212d


藤尾勘太郎 Fujio Kantaro

藤尾勘太郎1


2008年早稲田大学演劇研究会を母体として旗揚げされた劇団「犬と串」に参加。
2018年退団。演劇のフライヤーのデザインも手がける。
小劇場を中心にマルチに活動中。2016年度佐藤佐吉賞優秀宣伝美術賞、2018年度佐藤佐吉賞最優秀主演男優賞受賞。
近年は個人企画「無茶祭」にて、一人芝居や油絵の個展を開催。

Twitter 
@fujikantaro
https://twitter.com/fujikantaro
WEB
https://sakanatokirin.wixsite.com/triangle
藤尾勘太郎の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m065061bc1fa1


斉藤直樹 Saito Naoki

斉藤直樹1


絵→水泳→音楽→ダンス→芝居。いまのところ芝居が一番長く続いています。COME TRUE所属

COME TRUE
http://c-true.net
Twitter
https://twitter.com/naokisaitoh
斉藤直樹の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/ma54ad0f50b2c


永田紗茅 Nagata Sachi

永田紗茅1


1998年11月29日生まれ。神奈川県出身。
幼少より音楽を学び、楽器演奏を得意とする。吹奏楽部ではクラリネットのパートリーダーを務めていた。
趣味は珈琲と散歩。豆を引くのはもちろん、エスプレッソマシーンを購入するほど好き。
11歳で芸能界に入り、16歳で初舞台を経験。一生俳優として生きることを決意し、大学へは進学せず、高校卒業時期にオーディションを受けた劇団「柿喰う客」に所属し、今にいたる。

劇団プロフィール
https://kaki-kuu-kyaku.com/member/nagata.html
Twitter
https://twitter.com/sachi_nagata
Instagram
https://www.instagram.com/sachi_nagata/
永田紗茅の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m9693e063ca78


中村早香 Nakamura Sayaka

中村早香1


東京女子大在学中より「劇団綺畸」にて演劇活動を始める。大学2年時に「ひょっとこ乱舞」(現:アマヤドリ)旗揚げ公演に参加。その後劇団員となる。
2010年、鈴木忠志の演出するSCOT「リア王」に参加。以後定期的にSCOTに参加するようになり、「シンデレラ」にて初の主役を務める。
2015年、一人芝居「ウィンドミル・ベイビー」に挑戦する。以後、ライフワークとして5年に1度の上演を決意し2020年に再演。
2017年、アマヤドリ「青いポスト」にて、佐藤佐吉演劇祭・助演女優賞受賞。
所属事務所はアンフィニー。

アマヤドリ
https://amayadori.co.jp
アンフィニー
http://www.infini-inc.net
Twitter
@chayanaka
https://twitter.com/chayanaka
中村早香の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m0c1cb0e651b0


結びに。

長い長い記事になりました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ここから1年、どんな場を生むことができるだろう?
試行して、失敗して。
その繰り返しのなかで、考え続けていくことでしょう。

演劇は関係を見るもの。
と、僕は僕自身に定義しています。
受け取る側に委ねられている。だからこそ、やる側は考え続ける。
そしてそれは自身のなかに同時にあるし、常にくるくると変わり続ける。

そんな行為と、日々の営為が、交わったり交わらなかったり。

楽しみながら、面白がりながら、進んでいきたいと思います。

よろしくお願いします。

(干城城太朗)



読んでくださり、ありがとうございます。 このnoteの詳細や書き手の紹介はこちらから。 https://note.com/beyond_it_all/n/n8b56f8f9b69b これからもこのnoteを読みたいなと思ってくださっていたら、ぜひサポートをお願いします。