見出し画像

【第9回】成長の条件は「主体性」を発揮すること!

 脳科学コーチ養成講座の主眼は、一貫して「より良く変わる」ということです。「より良く変わる」とは、言い換えると「成長」することです。

 今回は、成長するための条件「主体性」についてお伝えします。

■「主体性」と「自主性」の違い

 「主体性」とよく似た言葉に「自主性」がありますが、その違いは何でしょうか?

・自主性 ・・・ 決められていることを、自らの意思で行動する
・主体性 ・・・ 自分で考えて、自分で決めて、自らの意思で行動する

 どちらも自らの意思で行動することは同じですが、そこに至るまでのプロセスが違います。「自主性」は他人が考えて、他人が決めたことを行動します。「主体性」とは、自分で考えて、自分で決めることです。

 「自主性」を重んじるAさんと、常に「主体性」を発揮するBさん。このAさんとBさんの差が、いったい何を生むのでしょうか?

■自主的なAさんと主体的なBさん

 例えば、自粛要請に対するスタンスにも、違いがあります。

 Aさんは、「政府が自粛要請をしているから」自粛します。

 Bさんは、「政府が自粛要請をしている」という事実を受け止め、自分で考えます。生活スタイルと照らし合わせて、例えば「週の半分は在宅勤務にできるな」とか、「自粛は難しいから感染対策はしっかりやろう」というふううに、自分で決めて行動します。

 Aさんの場合は、選択肢が二つしかありません。自粛要請に従うか、否か。自主性を重んじるAさんは従うので、結論一択ですね。このタイプの人は従わない人を攻撃します。自粛警察やマスク警察になる人たちです。

 一方のBさんは、従うか従わないかの間に、いくつかの選択肢を考えることができます。その中から自分で選んでいますし、他の選択も尊重することができます。

 さて、自主的Aさんと主体的Bさん。成長できるのは、どちらでしょうか?

■「主体性」を発揮できる人は価値が高い

 社会を見渡すと、自主的に動くAさんタイプの人が圧倒的に多いです。特に、会社組織においては、Aさんだらけです。

 だからこそ、主体的に自分で考えて、自分で決めて行動できるBさんは価値が高いのです。価値が高いということは、それだけ必要とされる人材であり、結果として稼げる人になるのです。

 脳科学コーチ養成講座では、「主体性」の意味を徹底的に腑に落としこんでいきます。

「主体性」が身についたら、人生の半分以上は成功したと言っても過言ではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?