べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.288
・中学校で当事者研究 江連麻紀
東京都の中学1年生の男の子から「当事者研究やりたい!」と声があがって、授業で当事者研究がおこなわれました。向谷地宣明さんと私も子どもたちの応援に伺いました。
1時間目と2時間目が当事者研究の時間になりました。班に分かれてテーマを決めて研究。
進行も板書も子どもたち。応援が必要そうなときだけ入りました。各班のテーマも研究もおもしろかったです。
いまは共有できなくて残念ですが、いつか研究発表ができないかと子どもたちと検討することになっています。
「考えてることが全然違ったのが分かったし、それぞれの工夫があるのが知れておもしろかった!」と感想をもらいました。それぞれの価値観をわかちあって知らない世界が見える経験ができて、先生も知らない表情が見えた子もいたようで、いい時間でした。
最近、あちこちから「子どもの声をきく」と聞きますが、その手前で子どもたちが自分のしっくりとくる言葉を見つける必要性を感じていて、当事者研究をしているとその可能性を感じています。
東京都の中学1年生の男の子から「当事者研究やりたい!」と声があがって、授業で当事者研究がおこなわれました。向谷地宣明さんと私も子どもたちの応援に伺いました。
1時間目と2時間目が当事者研究の時間になりました。班に分かれてテーマを決めて研究。
進行も板書も子どもたち。応援が必要そうなときだけ入りました。各班のテーマも研究もおもしろかったです。
いまは共有できなくて残念ですが、いつか研究発表ができないかと子どもたちと検討することになっています。
「考えてることが全然違ったのが分かったし、それぞれの工夫があるのが知れておもしろかった!」と感想をもらいました。それぞれの価値観をわかちあって知らない世界が見える経験ができて、先生も知らない表情が見えた子もいたようで、いい時間でした。
最近、あちこちから「子どもの声をきく」と聞きますが、その手前で子どもたちが自分のしっくりとくる言葉を見つける必要性を感じていて、当事者研究をしているとその可能性を感じています。
・文/写真:江連麻紀
●新刊「弱さの情報公開」
2023年10月発売の最新書籍です。
2020年に発売しご好評をいただきました「弱さの研究」の続編。
不寛容な社会での孤立と孤独「つながり」を考える。
一部では、カーリング日本代表の吉田知那美選手とべてるの家の人や
向谷地生良氏との「強さと弱さ」についての対談。
二部では人と人の「つながり」を各章で考察、依存症、認知症の孤独について、本当の「つながる」ことの意味を考える。
<目次>
まえがき―「弱さの情報公開」の源流
一部 弱さの情報公開
一章 弱さの情報公開
二章 弱さを認める
三章 行き当たりバッチリ
二部 つながる
四章 わたしが「ダメ。ゼッタイ。」ではダメだと思う理由
質疑応答
五章 「認知症と繋がる」ということ
六章 あいだは「愛だ」
七章 地域と人と苦労で繋がって(向谷地生良氏最終講義)
●大反響増刷中!
『子ども当事者研究 わたしの心の街にはおこるちゃんがいる』
本体価格:990円+税、出版社:コトノネ生活
・「北のバラバラな日々」 (41) 笹渕乃梨
春休みが近づいてきました。長期休みのお母さんの大変なことといえばなんと言ってもお昼ご飯の用意だと思っています。かつて精神科クリニックのデイケアに通っていたころ、毎週欠かさず参加していたプログラムに『子育て当事者研究』というのがありました。病気のこと、生育歴のこと、親との苦労、パートナーとの苦労、ママ友との苦労、そして子育ての苦労について仲間と分かち合える場でした。わたしはこのプログラムを心の杖になんとか日々を生き延びていたように思います。
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