ぼくらの物語 4話
それは何度か出店をして移動販売にも慣れ始めていた頃でした。
ピカピカの1台の車が、店の前に止まったと思ったら2人の男が降りてまっすぐ店の前に立ちました。
『わかるよね?誰の許可取ってやってんの?』
わかるよね?? あっ、後ろの男はすごい睨んでる。
あー!わかりました!!
噂では聞いたことあったけど、都市伝説じゃないんだ…と思ってたら相方のブン君は答えました。
「保健所に…」
確かに!
いや、違う。この場合はそれじゃない!笑
『ふっ、ちげーよ。他の組とか、別のとこの世話になってんのか?』
笑ったぁ。∑(゚Д゚)
「いやいや、何もないです。素人です。2人で始めたばっかりなんです」
『そっか。じゃあいいんだけど…」
こ、これは、この後にウチが世話してやるとか言われるのか、、、なんて思っていたら
『なぁ、これ出していいのかな。な』
お付きの後ろの男に話しかけながら、おもむろに胸ポケットに手を…
名刺をくれました。漢字だらけのかっちりしたフォントの。
『あんまり渡さないんだけどな。貴重だぞ笑』
確かに!笑
貴重だ。
曰く、犬のしょんべんと同じことらしい。
自分たちのシマに他のツバが付いたのが、入ってくるのを許せないということらしい。
気をつけないと、駐車場で止まってるところに車で後ろから突っ込むぞ…とか色々ざっくばらんに話してくれました。(・・;)
すぐ裏の雑居ビル2階が事務所とのことで…
お帰りになりました。
特になにかを要求されたりすることもなく、雑談で終わりました。
それにしても「保健所に…」と答えたブン君(笑)さすが天然(о´∀`о)
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