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初の単著を出します!(3/9販売開始)

5年越しの企画がようやく形になりました。感無量です。

これまでコミュニケーションバリアをなくすための様々な活動をした中で、大切にしてきたこと工夫したことをエッセンスにまとめて、次世代の人たちに何らかの道標を残したいとの思いを持ち始めたのは、NPO活動が軌道に乗り始めた5年目の頃でした。その頃から、様々な出版社に企画を持ち込んでは、断られることの繰り返しでした。

しかし、最近の日本は、インクルーシブ社会へ徐々に進み始め、多様性ある社会の中で、マイノリティ(少数者)も生きやすい社会にしていこうという潮流が生まれてきた中で、本書籍の企画がようやく通ったのが、一年ほど前でした。

その時点から、執筆がスタートしました。「マーケティング」は、一般の方には馴染みがない言葉なのですが、事例を踏まえて、分かりやすく執筆したつもりです。

本書ではマジョリティ(多数者)中⼼の社会で、差別や偏⾒などの社会的問題を解決できずに困難さを感じているマイノリティが、マーケティングの⼿法を⽤いてその社会的問題を解決するヒントを提起するものです。

本書で紹介する解決事例は以下の3点です。
・聴覚障害者が利⽤できる「電話リレーサービス」の普及啓発
・オリンピック・パラリンピック中継への⼿話通訳付与
・⾏政のパブリックコメントに当事者がアクセスできる仕組みづくり

⾃助・共助だけでは解決しえないこれらの課題に、アドボカシー(広報活動)、エンゲージメント(世論形成)、リコメンデーション(要望活動)の3つの観点で「公助」の実現に向けて動き、その実践過程を詳しく解説しました。

また、認定NPO法⼈フローレンス会⻑の駒崎弘樹⽒との特別対談では障害の有無を超えた社会変⾰への熱いエナジーを感じることができます。

マイノリティが⽇々感じていることや世界観、そして障害者のみならず、さまざまなマイノリティへのエールが結実した⼀冊です。

現在、各種オンラインストアで予約販売中です。予約はこちらから↓

【目次】
第一章:聴覚障害という「見えない障害」
第二章:社会の課題×マーケティング
第三章:<変革事例1>ろう者にも電話を
第四章:<変革事例2>オリ・パラに手話通訳を
第五章:<変革事例3>パブリックコメントにろう者の意見を
第六章:『「普通のあなた」とマイノリティが社会を変える』ー伊藤芳浩×駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス会長)
第七章:マイノリティが生きやすい社会にするためには


あらゆる人が楽しくコミュニケーションできる世の中となりますように!