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競馬マンガのご紹介。(片山まさゆき「ルーザーズサークル」など。)

もうすぐ春のグランプリ、宝塚記念。
宝塚記念というと、ここでひとつ何とかG1を、という優勝馬が多い印象。
古くはメジロライアン、サイレンススズカ、最近だとミッキーロケットなど。
エイシンデピュティなんかもいたな、、

2023.6.18記


東スポnoteさんのメジロライアンがフィーチャーされた記事を読んで、思い出した競馬マンガをご紹介したいと思います。東スポnoteさんの記事はこちら。


片山まさゆき「ルーザーズサークル」

思い出したマンガがこちら。

1992年発行

「スーパーヅガン」「ぎゅわんぶらあ自己中心派」などの麻雀マンガで知られる片山まさゆき先生の競馬マンガです。
時代設定は1990年〜1991年。アイネスフウジンが日本ダービーに勝ち、有名なナカノコールが起きた年、そして競馬ブームの中心にいたオグリキャップが引退レースの有馬記念に優勝した頃ですね。

その熱い時代の、競馬ファンが主人公のマンガです。
このマンガの見どころは、主人公たちの馬券生活の”あるある感”だと思います。
突拍子もない買い方も描かれるんですが、それも含めて”ありそう”と感じます。
ところどころに見られる「競馬あるある」「馬券あるある」が今の時代にも通じるものがあります。

ちょっと拾ってみると、
たとえば、

6頭立てのレースに”荒れ”期待で全ての買い目15点に3万円ずつ投じたら、”ど安め”2.8倍で決まったり・・(笑)

700円しか資金がないので、万馬券狙いで100円ずつ買ったところ、レースが本当に荒れて万馬券になったのに、100円足りなくて買えてなかったとか・・(笑)

あとは、読み切りスタイルで、単発で登場するキャラクターも面白い。

悪魔の馬券師・大穴開次郎。


武豊のパロディですよね(笑)。


1990年頃の連載なので、メジロマックイーン、メジロライアン、ホワイトストーンあたりが登場します。(トップ画像が、メジロライアンが勝った1991年の宝塚記念です。)

個人的にすごく好きなテイストのマンガなんですが、1巻しか出ていないのが残念です。


そのほかの競馬マンガご紹介

あと競馬マンガで言うと、、

原作・田原成貴、漫画・本宮ひろ志
2007年発行。

皐月賞の伏兵馬マイホープに騎乗するひとくせあるジョッキーの息子が誘拐され、なんと犯人から「マイホープを勝たせろ。さもないと息子の命はないぞ。」と脅迫の電話があり・・と言うお話です。

原作が田原成貴さんなので、馬との心の通わせ方とか、レース中の描写とか、血が通っています。

何人かの騎手がデフォルメされて登場するのも面白い。

怖すぎる。。


あとは、これなんかもよかった。

田村正一・2016年発行。


これはまあまあ新しめと言っても良さそう。
作者は、現役厩務員の方だそうです。
基本的には絵のタッチもあり、ほのぼのと厩務員と競走馬の生活が描かれるのですが、ラストの方で、

「競走馬にとって、幸せとは何か?」

という問いがあり、
その答えが、そうか・・と考えさせられるものがありました。


・・と、好きな競馬マンガをご紹介させていただきました。
本当は、「マキバオー」がいちばん有名かな?と思うのですが、読んでないんですよね・・。

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