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「一生忘れられない経験」にできるかどうかは、すべて準備次第

伝えることは、難しい。
伝わるように言葉を選ぶことは、もっと難しい。
けれど、伝えることを諦めたくない。
言語化をサボらない、そう決めた。


言葉の企画2019が始まった。
昨年、企画メシをやり終えた時、来年絶対に参加するぞ、と意気込んでいた講座。

主催の阿部さんから、4000字超に及ぶ招待状(メール)をいただき、熱量に感動し、わたしも自分の中で最善を尽くして企画を提出しよう、と決めた。

▼阿部さんからの招待状全文が乗ったnoteはこちら

開口一番、阿部さんは「エントリー時に書いた文章を、帰り道に読み返してみてください」と言った。目的・目標の確認。
わたしがこの講座に参加する理由は、こちら。

「言語化する力」を磨きたいからです。
プレイベントに参加した際、この「言葉の企画」は、自分を深掘りし、言語化する力を鍛えるための講座だと伺いました。
ここで、自分なりの「伝わる文章」を探っていきます。同時に、個人ではなく同じ空間にいる人たちみんなと同じ課題に取り組んで「伝わる文章を皆で見つけていく」というところが、この講座の一番の魅力だと感じました。
言葉の企画生同士での関わりの中で自分もフィードバックに参加し、「読み手」の視点を鍛えていきたいです。


課題に向き合うことは、自分に向き合うこと


今回の課題はこちら。


①伝えるのではなく「伝わる」ように、あなたの自己紹介を1枚のスライドにまとめてください。その中に「企画」の定義を書いてください。

②「言葉の企画」第一回目の時間に出来る、一生忘れられない経験を企画してください。
 そして、その企画に至るまでの思考回路を企画書にまとめて提出してください。

「伝える」と「伝わる」の間でもがきあがいてもらおうと思います、と言われた通り、「どうすれば伝えられるのか」「伝えたいことは何か?」をひたすらに考え抜いた。

▼わたしの自己紹介はこちら。(※写真は一部ぼかしています)

企画メシの最終回から半年経ち、「成長した自分を見せたい」の一心で、様々な関わりの中から学んだことをすべて一枚にぶつけた。

具体的に一番気を配ったのは、「デザイン
どれだけ良い言葉が書かれていても、デザインの力が弱いと目に留まらない。
そう思ったわたしは、まずデザインを見直すことにした。
デザイナーの友人と何気ない話をしていた時、「最近はレイアウトの参考になるかどうかで雑誌選んで買ってるねん」と言われ、目からウロコだった。
だいすきなファッション誌を片っ端から読み直し、真似できる要素をピックアップして、自分の伝えたい配色・レイアウトになるように試行錯誤を重ねた。
阿部さんに褒めてもらえたのが、本当に本当に嬉しかった。ここからが本当のスタートだ。


「一生忘れられない経験」にできるかどうかは、すべて準備次第

この日、わたしが強烈に感じたのは「選ばれないって、やっぱり悔しい」ということ。
選ばれる企画には、ちゃんと理由があって、皆の共感がちゃんと目に見える形で現れる。

「一生忘れられない経験」の企画として、わたしが挙げたのは、『ウェルカムレター』
全企画生の企画書にコメントして、それを手描きでお手紙にするというもの。全員と手を取り合って進んでいきたいから、まず自分からできるアプローチは何かを考えた末の企画だった。

ひとりひとりに手紙を書くことは、決して容易なことではなかった。
だって、72人いる。
ひとりひとりの企画書に向き合うことは、その人そのものに向き合うことだった。
自己紹介を読んだ後に企画を見ると、この人だからこの企画なんだな、というのが溢れていることが読み取れる人もいた。

当日、渡した時に貰った言葉の中でいちばん嬉しかったのは、これ。
「感動を伝えることで、手紙をもらった人が感動する仕組み、良いね」
これこそ、感動の連鎖だ。


全員の企画書に向き合って、全員に手紙を書いたことで、5月18日は忘れられない一日になった。することができた。
当日だけじゃなくて、「当日までにどれだけ準備できるか」で学びの質が変わる。そう、確信した。


けれど、やはり反省もあって。

ひとつめ、選ばれる企画ではなかったということ。
予選を通過できなかったことが、シンプルに悔しかった。

ふたつめ、手紙を渡すのに必死になりすぎて、お弁当の時間の大半を渡すのに費やしてしまい、あまり交流できなかった。
人の顔と名前を覚えるのが得意なわたしも、この人数はさすがに把握しきれない…!早く仲良くなりたい。

みっつめ、「素敵禁止!」
わたしの口癖、「よい」「最高」「すてき」
これらは、もちろん素直に感じていることだからこそ、口をついてでてくるのだけど、やっぱりちょっと解像度が低め。

どうして素敵だと思ったのか?を、もっと深堀していこう。
この71人の仲間となら、もっと遠くへ行ける。そう確信した、初回だった。
みなさま、どうぞよろしくお願いします。

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