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文化系偏愛女子のススメ

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、新年の目標を書いている人も多い中ですが、それは来週にしようかなあ…
ひとまず、2019年の振り返り(文化系偏愛女子編)
インプット!とかではなくて、本当に純粋に趣味として好きなものたちについて。
文化系偏愛女子の端くれとして、それぞれつらつらと書いていこうかなあと思う。


▼2019年 観たものたち
ライブ:10本(昨年15)
観劇・展示会・イベントなど:11本(昨年15)
映画:30本(昨年25)
本:45冊(昨年38)


去年比でいうと少しだけ増えた感じかな…
意外と映画を観ていてびっくり。
マンガの新規開拓ができなかったので、今年はマンガもたくさん読んでいきたい所存です。


続いては各ジャンルの印象的だったものについて。


▼ベストライブ

1. ヒトリエの追悼式(2019.06.01)
2. 大森靖子”ハンドメイドシンガイア”(2019.11.13)
3. ビバラポップのZOC(2019.05.02)
(番外編:BUMP OF CHICKENのドーム公演)

ヒトリエの追悼式については、言わずもがな。
4月に、wowakaさんが急逝されて、3人で絞り出すように演奏されていた、追悼式ライブ。
献花もして、あんな笑顔で笑っている写真とギターを目の前に、わたしもそっと泣いた。
Gt.シノダさんが、リーダー(wowakaさん)の分まで弾いて、歌ってて、バケモノかよ…とも思ったりした。

大森靖子さんのツアーは毎回行ってるんだけど、MCの途中で「あなたの好きなあなたで生きててください」って言われたのがすごく大きくて。ずっと支えにしている言葉。
family name→M→きもいかわ→死神→流星ヘヴン の流れがすごく良くて、ずっと祈りながら聞いていた。

ビバラポップというのは、VIVA LA ROCKというロックバンドのフェスのアイドル版。
大森靖子さんとピエール中野(凛として時雨)さんが主催していて、気になるアイドルばかり出ていたので見に行った。やっぱり振付師rikoちゃんのいるステージが最高だなあと思う。ちなみに、ZOCは今年バズるアーティスト9位らしい(バズリズムによると)
この時は聞けなかったんだけど、ZOCのA INNOCENCEの歌詞がすごく好き。

「大丈夫ぼくが守るから思い通りになる
未来だってあるのここで魅せるから
ただ側で期待していてよ」

っていう歌詞。アイドルの成長過程を見守るのもそうだけど、自分自身を励ます曲としても最近はよく聞いてる。



▼ベスト観劇

1. 根本宗子『今、出来る、精一杯』
2. The Wind in the Willows
3. J-wave30周年×ゴジゲン10周年記念企画『みみばしる』
(番外編:あいちトリエンナーレ「孤独のボキャブラリー」)

『今、出来る、精一杯』はこの間記事にまとめたので割愛します。

『The Wind in the Willows』は、全編通して英語の学生ミュージカル!
学生演劇ってこんなにレベル高いんだ!?ってくらいの完成度で驚き。
主演の子の演技力・声量・発音全てどれを取ってもプロに引けを取らない出来で、ただただ驚いていた。驚き×見応えで堂々の2位。

みみばしるは、ラジオリスナーのセリフに共感するところが多くて、ストーリーにぐいぐい惹きこまれた。
石崎ひゅーいくんが曲作ってるとか、タカハシマイちゃんが出てるとか、色々あったけど。
観に行くきっかけは何より、キャッチコピー!
「人生なんてぜんぶかんちがい」っていうコピーを書いたのが、なんと企画メシの同期で。
これは観に行かないわけにはいかないでしょ、と思って観に行った作品。
また、ラジオ聴きたいな。

あいちトリエンナーレの「孤独のボキャブラリー」は、ピエロ45体によるインスタレーション。一人の人間が、一日で繰り返し行っている家の中での孤独な振る舞いが全部ピエロで表されたもの。衝撃を受けるとともに「孤独に行っている動作ってこんなにたくさんあるんだ、むしろまだまだありそうだな」と感じた。

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▼ベスト映画

1.『ホットギミック』
2.『寝ても覚めても』
3.『マチネの終わりに』

『ホットギミック』は、山戸結希監督作品ということですごく期待していたのだけれど、やっぱり山戸監督の色が強く出ていて、テンポ感や音楽の使い方がすごく好きだった。
主演の堀未央奈ちゃんの透明感やみずみずしさが全面に押し出されていた。振り回す3人の男が登場するのだけれど、わたしはダントツで清水尋也くんの拗らせ高校生感が好きだった。
Netflixで配信されているので、『溺れるナイフ』が好きな人はぜひ観て欲しい。


『寝ても覚めても』は、期待してはいけないものに期待してしまう気持ちがわかりやすく描かれているなあ、と思った作品。ラストの、「許されないと思う、だから謝らない」「もう信じられないから、信じないまま生きる」というセリフの応酬がグッときた。そういう生き方もあるんだなあ。

『マチネの終わりに』については前回書いたこの記事の通り。

映画は本当に好きな作品が多くて、『天気の子』『プロメア』『アラジン』なんかは何度でも観たいなと思うし、『あの日々の話』や『チワワちゃん』『愛がなんだ』みたいな色んな人の感想を知りたくなる作品もたくさんあった。


▼ベスト本

1. 『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』/ブレイディみかこ
2. 『死にがいを求めて生きているの』/朝井リョウ
3. 『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために』/幡野広志
(番外編:彼女は頭が悪いから/姫野カオルコ)

『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』
これについては、ひと記事ちゃんと書きたいなと思いながら時間が経ってしまった…また今度書きたいな。
イギリスの公立中学での息子の様子や学びについて、母親の視点で書かれた本なのだけれど、教育制度や重点を置いているものが日本の教育とは全然違ってすごく勉強になった。
特に、「エンパシー(共感)」や「シチズンシップ教育」について。
やっぱり今度ちゃんとまとめます。


『死にがいを求めて生きているの』
これは、8人の作家による連作の一つで、朝井リョウさんが「平成」のパートを担当されている。

全てのSNS世代に読んでほしい、と思った作品。
生きがいを見つけるために自己目的化していく姿は、学生時代の自分を見ているようで苦しくなった。

『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために』
ガン患者でもある写真家の幡野さんが、3人の相談者のことを取り上げながら書いている本。
家族は、選べる。という強いメッセージを受け取った。
わたしはこの本を読んで、ちょうど誕生日の近かった弟にプレゼントした。読んで欲しいって。



紹介したい本も映画も演劇もまだまだまだまだあるんだけれど、全部は語れないから直接聞いてください◎
(読んだ本や観た作品の感想は、短くてもいいからまとめておくべきだなと振り返りをして思った…)


今年も、いろんなものを観て、聞いて、心を耕していきたいなあ。

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