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さいたまクリテリウム2023(後編)


いよいよスタートです。
ステージでチーム紹介が終わってからコース一周。

ウィリーも披露!

ウィリー見せてくれました!
前日のイベントでもやってたらしいんだけど、反対側だったし人が多くて見えなかったんだ…。
ありがとう!感激でした!!

さぁ、まずはTTです。
どう考えてもレジェンドチーム、TT向きじゃないしTTバイクじゃないし、まぁ御披露目みたいな感じです。

猛スピード

それでもめちゃくちゃ速いので、ブレブレのフルームを収めるのに精一杯でしたが。

レースのスタート地点もフィニッシュ地点も外なので中継の映像で確認するしかないのですが、あのスピードで前を通られるとホント一瞬で選手一人一人を確認しようとすると目が回る!

でもなんとなく分かる

本当のレースじゃないことは分かっているよ。
レース開始前に外のコースをちょっと見に行って、あのコースだけであれだけの警察官、警察車輌が動員されてるのを見ると規模を大きくするのは無理だなと思った。
それでもこれだけの役者が揃って、各々自分の選手としてのキャラを認識してて求められてることが分かってて、おもしろいレース展開にしてくれてる。
八百長なんかとはまた違う、期待したものを見せてくれてその中から意外な展開が起こって。

胸熱だったんだ。

フルーム&ベルナル

残り3周くらいだったかな、集団から飛び出したフルームとベルナル。
最後のスプリント手前まで来たところ、後ろのアンダーパスから出てきた集団。
日も影ってきていて誰が先頭かな…?ってドキドキしてたら、その黒い影からヌルッと先頭で出てきたのはなんとサガン!!!
カヴがスプリントポイントをサガンの引きで取れていたので最後のポイントはサガンが取りに来た。
でももうフルームもベルナルもスプリントポイント直前だったし、ここから??って位置だったんだけど、そこからのロングスプリントで二人を追い抜くのね。
えー?!そこから?!?
サガンの力強さを見せてくれた!!!
役者だねー、まったく。
盛り上げ方を知ってるし自分に求められてることが分かってて、ちゃんと魅せてくれる。

そのまま逃げるか?!

!!!

もちろんそんな夢のようなことは叶わず、ポガチャルとクスが追ってきた。
この二人も分かってるよな自分に求められてることを…。
ホント、手を合わせて「頼む二人とも!」って思ったんだけども、そこで空気読まれちゃおもしろくないのかもね。

優勝はポガチャル!

クスとバンザイ!!

サガンは3位でした。

おめでとう!

延々と続く表彰式…。

カヴはポイント賞!
チッコーネ山岳賞!

もろもろありましたが、サガンの引退スピーチもありました。

See you in mountain bike!

パリ五輪を目指してマウンテンバイクに集中するとな。
この場では言ってなかったと思うけど、チームのために小さいレースには出るみたい。
ワールドクラスのレースには出ないのでやっぱりこれがお別れか…。

最後は全員で集合写真。

まるで修学旅行



いやー、本当に楽しかったし行ってよかった。
本当に行ってよかった。
今までスポーツ観戦で行ってよかったというのはいくつかあって、それこそ優勝決定戦みたいなのも現地で見たこともあるんだけど、今年のさいたまクリテリウムほど行ってよかったと思ったところは無い。

今でも忘れない、9年前のとあるライブ。
そのアーティストが「今日はきてくれて本っっ当によかった!!!!」とステージで言ってた。
バンド時代の名曲から最新の曲、アルバムの中のレアな曲までやってくれたんだけど、本当にゴメン、私福岡まで行ったんだけどニワカファンなのでその意味が全然分からなかったし、今でも分かってない。
隣の席の若い女の子もわかってなくて、周りがウワーって盛り上がってる一方で私とその隣の子は「はぁ…」ってなってて。
結果、後日バンドの再結成とかいろいろあったんだけどソロ好きだったから、早くまた解散しないかなーって思ってる。

話が逸れましたが、社交辞令にしても今日「は」来てくれてよかった、と自分で言っちゃうアーティストより、いつでもいいパフォーマンスを見せてくれようとしてくれるアスリートは本当にかっこいいよね。
…サガンは警察沙汰起こしたりやんちゃだから日本だったら炎上しちゃうけどさ。

でも自分がそこそこ大人になって、もう夢中になれるような好きなものってできないんじゃないかって思ってたのに
こんなに楽しいことがあるとは思わなかった。
サガンには感謝しかないや。

これで今シーズンも終わってしまった。
きっと来シーズンもおもしろいことになると思う!
また来年!!


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