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“ペルガモンは14年後” 美術館レポ @Neues Museum / James-Simon-Galerie

こんにちはこんばんは、タナカです。

昨年、2023年10月23日にペルガモン博物館が改修工事のため一時休館となりました。


そして10月18日。
私はまだ行ったことがなかったので、休館前にペルガモン博物館の展示品を一目見ようと友達と待ち合わせて博物館へ向かいました。
しかし、予約が必要であるという概念が全く頭になかった私たち…

“ ペルガモンは14年後に!”

ええええええ…( ;  ; )
14年後って…‼︎   
ー 14  年  後 ? ー

14年後って私、何してるんでしょうか?
おお、想像できない、ドイツにいるかもわからない。
もっと早く見に来ていればよかった……!!!
なんてこったい……!!!

14年後にまた来るしかない…



というわけで気持ちを切り替え、私たちはその隣にある Neues Museum(新博物館)と James-Simon-Galerie(ジェイムズ・サイモン・ギャラリー)へ。


まずはジェイムズ・サイモン・ギャラリー。
ファサードがとてもかっこいい!!!(ファサード:建築物の正面、顔になるような外見部分のこと)
建物が印象的で本当に目を惹きます。
ベルリンの大事な観光地である博物館島のうちの一つで、2019年オープンの新しめの美術館です。

公式サイトより

イギリスの建築家、デイヴィッド・チッパーフィールドが設計した美術館です。建築学科の友人の話を聞いていると、彼はめっちゃ大売れっ子の建築家のようです。
2023年のプリツカー賞(建築界のノーベル賞)を受賞されていました。


二つの美術館は地下で繋がっています



そしてNeues Museum:新博物館(ノイエスムゼウムと読みます)。

公式サイトより

こちらは名前に “新”と付いているにも関わらず展示されているものは古代エジプトのものだったり紀元前のものだったりで混乱します。笑
現代美術かと思っていたら違いました。笑


煉瓦がいい雰囲気を醸し出しています

かなーり展示品の量は多かったのですが、


エジプト、、、、さいこーーーー!!!!


となりました。


もう、そもそも何年前なのよ!?っていうところから
ロマンが止まらないし、
今の言語とは全く違う文字で一生懸命描かれている壁画も私の癖に刺さりまくりだし、現代のような道具はないはずなのにこれだけの創作物を作ることが可能な技術も感動しますし!!!


エジプトいきたーーーい!


教科書で見たことありそうな棺


古代エジプトの壁画とか現地で見たい。
わたし、理系専攻だったので(大きな言い訳)、歴史がとても苦手でして。。
全然記憶に残ってないんですが、メソポタミア文明とかあったような、聞いた事ある気がする…ぐらいの記憶の残ってなさで、
ちょっとちゃんと勉強というか、、知りたい!っていう気持ちになりました。
勉強って、やっぱり興味がないと難しいよね…🙂っていうコトだ。うん。


蓋の裏にもびっしり文字
カノポス壺:臓器を入れます(初めて見た 泣)
かなり小さな金色の宝飾パーツ


それにしても全然読めない文字、本当に愛おしくて。
一つ一つに一応、この物を文字として採用してます、これを表しているようですっていう表みたいなものもプリントが置かれていたのですが、
「パン」とか「折りたたんだ布」とか「へび」とか。(うる覚えです)

こういった石碑がたくさん展示されています


それでも全部は解明し切れていないのか、「…のような物」っていう自信なさげな表記もありました。笑
可能性を感じますね、!

石碑の彫りの線も美しいものが多く、そこも見どころです。
大昔の石彫りの人すごい…あなたの作品はわたしの代まで生き続けていますよ…

美しい…


壁画のイラストもかわいいし、犬の神アヌビスもところどころに居て、かわいいっ…!
象徴的なマークが多いのもかっこいいし、創作にルールがあることがよく分かるのも良いです。


ただこの新博物館、思ったよりも広い。
全貌が全然把握できないです。
わたしの興味と体力は壁画コーナーでとうに燃え尽き、、
途中にある大きなヨギボーのようなものに寝転がって睡眠をとったぐらいです。


広いいいい



ちなみにこの博物館の目玉展示品は『ネフェルティティ』の胸像です。
写真撮影禁止でしたので撮っていませんが、かなり丁寧に展示されていました。

この時知ったんですが、日本語だと「ネフェルティティ」ですが、ドイツ語だと「Nofretete(ノフレテーテ)」みたいな感じに発音するみたいです。
日本人の両親を持つドイツ生まれドイツ育ちの子が、親に話が通じなかったって言っていました。笑


最後にグッズを紹介します!
この二つの美術館は繋がっているのもあり、ショップがいくつかありました。
エジプトグッズがかなり展開されていて面白かったです。
ミイラ入れを模した缶のケースや、壁画の文字を書くことができるルーラーや、宝飾品のレプリカ、小さい彫刻などなど、、、
かなりの充実具合でした。

充実度合高め
棺を模した缶
ネフェルティティグッズ
アクセサリー
古代文字のルーラー。Tが「パン」を表しています。かわいい。
もちろんマグネットもあります!



私は古代文字がプリントされた鉛筆と、ポストカードをGET。
ちゃっかりペルガモン博物館のポストカードとネックレスも買いました。笑
むしろペルガモングッズの方を買っている。
次は14年後ですからね!同じものはないかもしれないしっ…
(改修工事中も普通に置いてありそうな気もしますが、、、)

この美術館を回って思ったのですが、
ベルリンの博物館島にある美術館を1日に何箇所も回ることはかなり難しいのではないか…ということです。
もう、ジョギングして見て回るぐらいじゃないと見切れないのではないでしょうか。
ちゃんと見て回ると体よりも脳みその方が情報処理しきれなくなってパンクしてしまうと思いました、、、。


いや、全部見なくてもいいんですけどね!建築を見るだけでも、展示物を見てる人を観察するでも。
フワフワ目を動かしつつ気になったらよく見るぐらいで楽しめたり、新しい発見があったり、何か得たもの・楽しんだもの勝ちですから!


というわけで、ここまで読んでくださってありがとうございました。

ベルリンの博物館島に行ったことがある方、
エジプトの壁画が好きな方、
エジプトへ行きたい方、
ペルガモン博物館に行きたかった方、
ぜひ「いいね」してくれたら嬉しいです✴︎


では
タナカでした!


James Simon Galerie
James-Simon-Galerie, Bodestraße,10178 Berlin
HP:https://www.smb.museum/en/museums-institutions/james-simon-galerie/home/

Neues Museum
住所は同上
HP: https://www.smb.museum/museen-einrichtungen/neues-museum/home/

Tickets: 大人 14€、学生など 7€ 
博物館島チケット(博物館島のすべての美術館を見ることができます): 24€

Staatliche Museen zu Berlin


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