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語学書の著者のコラム

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ベレ出版語学書の著者による、本を書くこと以外のお仕事の話、教えること、ことばにまつわること、言語について。
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#英語がすき

『著者に聞くStudy Routineを教えてください!』#1 富岡恵先生

Q1 : ウィークリースケジュールを教えてください。 週の前半は創作、後半は対話というふうに集中する仕事を分けています。フリーランスになって13年ほど仕事をする中で、いろんなスタイルを試してみた結果、今はこのリズムがとても心地良いです。体調を整えるのも大事なので、しっかりお休みをとっています。 Q2:最も勉強していた時期にどういう学習をしていましたか?また、それにどのくらい時間をかけていましたか? 最も勉強したのは、高校生の頃です。高1で大学の志望校を決めてから、毎日朝5時

著者に聞く『過去のStudy Routine教えてください!』

第3回:SAKURACO先生 Q1:典型的な1日を教えてください。 朝:犬の散歩・朝食・身支度・読書・ジャーナルを書く 朝は集中力が高いので、朝読み物をするときは必ず英語のもの(洋書や英語の記事)を読むようにしています。 日中:お仕事 夜:夕飯の後は掃除・洗濯・翌日の食事の下ごしらえなどをしたら、自分時間。大体テレビを見るか本を読んでいることが多いです。 テレビは Amazon Prime や HBO Maxで見られる英語のドキュメンタリーを見るのが好きです。ドラマだと

【英語学習のスパイス #4】

Evine(恵比須大輔) 第4回:間違えてなんぼ!学習を継続させることが大事。Hi、皆さん、Evineこと恵比須です。 前回は「自然な英文法の学習法」をご紹介しましたが、最終回は、「英語を使えるようになるためには間違えてなんぼ!」のテーマで締めくくりたいと思います。 「英語学習のスパイス」ということで、今月はちょっと一味違う学び方の選択肢を増やす意味で色々と細かく難しい話もしてきましたが、根本的に大切なことは、英語学習の成功はいかに継続できるかがポイントです。 いつまで

【英語学習のスパイス #3】

Evine(恵比須大輔) 第3回:自然な英文法の学習法Hi、皆さん、Evineこと恵比須です。 前回は「自然な英単語の学習法」をご紹介しましたが、今回は、語彙や英文法の知識を活かす「自然な英文法の学習法」です。 英文法の学習は皆さんもイメージがつきやすく、やりやすいジャンルではないでしょうか。特に中学英文法はTOEIC対策としても有効で、社会人になって一度は復習した方も多いことでしょう。 英文法の学習をある程度進めても、 多くの方が実感されるのが、文法知識を得るのと使う

【英語学習のスパイス #2】

Evine(恵比須大輔) 第2回:自然な英単語の学び方Hi、皆さん、Evineこと恵比須です。 前回は英語学習にお勧めの洋書3選のご紹介でしたが、今回は、学生以外の一般の方向けに英単語の学習方法について一言書きたいと思います。 まず、英検やTOEIC、高校・大学入試などの試験対策のための単語は素直に試験対策用の単語帳を使って、過去問データーを頭に入れるのが一番効率的です。迷うことなく単語帳に向かった暗記をするといいでしょう。 覚えられるまで目と口と耳で続けます。書いて覚え

映画と語学 4

曽根田憲三(アメリカ映画研究者・シナリオ翻訳家) 映画から学べるものはことばだけではない 私たちが意思の疎通をはかるとき、ことばだけに頼っているわけではありませんね。 たしかに、嬉しいときや悲しいとき、戸惑っているときや怒っているときなど、その感情を伝えるためにことばを使ってはいますが、ことばより口調や音調、そして微妙に変化する顔の表情や視線、それに身振り、手振りなどのほうがより大きな役割を担っているはずです。 無表情、しかも変化も抑揚もない一本調子の声で「お気の毒に」と

僕が見たアメリカ[3] ~これだから異国の生活は面白い~

藤井拓哉(英語講師) 英語での表現は若干直球でアメリカ生活10年以上。そんな自己紹介を日本ですると「じゃあ、藤井くんの英語はネイティブレベルなんだね」とよく言われます。しかし、この質問は答えるのが難しい😭 なぜなら(「ネイティブレベル」の定義も曖昧ということもありますが)「ネイティブレベル=思ったことをある程度自然な英語で表現できること」だと思うからです。違う言葉でいえば、日本語の文をただ英語に訳せるだけでは不十分ということです。果たして自分にこれができているのだろうか?

僕が見たアメリカ[2] ~これだから異国の生活は面白い~

藤井拓哉(英語講師) 自分が良ければいいじゃないか!!こんにちは~。藤井です。 今回紹介したい(僕が出会った)アメリカ人の特徴は「自分が良ければ、いいじゃないか!」というものです。アメリカでは、基本的に自己肯定感をMAXに引き上げる教育をしていると思います。幼い頃から “I am special!(私は特別)” という本を読み、“You can become anything you want.(あなたは何にでもなりたいものになれる)” と親から言われたりします。日本では、

僕が見たアメリカ[1] ~これだから異国の生活は面白い~

藤井拓哉(英語講師) 中学3年の夏。ある土曜日の午後、父が突然僕の部屋にやってきた。日頃から冗談ばかり言っている父が珍しく真剣な顔をしている。 「おい、アメリカに行くことになったぞ」 冗談には聞こえない。受験勉強を必死こいてやっていた僕。 「マジで?じゃあ、受験勉強はもうしなくていいってこと?」 とポロッと本音が……父は激怒した。 確かにアメリカでは苦労した。 アメリカ人の英語は容赦なく、日本の中学校のリスニング教材の3.5倍ぐらいの速さだった。 主語の I や you