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共通テストは「余裕」をもって。

もう数日たっていますが,明けましておめでとうございます。
今年は年男ですが,年男が良いのか悪いのかよくわかっていません。

こんな時はとりあえず,豊かになっていく思考量を増やす材料にすることにしているので,今年も良い年になるでしょう。

年始は実家に帰って久しぶりにゆっくりすることができました。

12月は入試直前期ということもありとても忙しかったのですが,最繁忙期は越えたという感じ。

毎年12月はほとんど自分の時間が取れないというイメージなのですが,一昨年のスケジュールを見てみると意外と余裕があるんですよね。

今年は特に忙しかったようで,それはそれでありがたいことです。


共通テストもいよいよ近づいてまいりました。

被災地の方々への配慮もなされているようです。
難しいかもしれませんが,どうかなるべく平常心に近い形で受験してほしいと思います。

共通テスト,特に英語は事務処理の側面が非常に強いテストです。

事務処理ですから,

・2つ以上のことを同時に行わない(注意力の分散を防ぐ)
・80分のテストだが,集中力持続のために途中途中で一呼吸置く
・制限時間がタイトな試験だが,必要なプロセスをすっ飛ばさない(焦らず急ぐ)

など,事務スキルから学んで活かせる部分がたくさんあります。

ケアレスミス対策として,「学力的余裕」と「時間的余裕」,「身体的余裕」をいかに作り出して,「精神的余裕」につなげるかという話を今年度もたくさんしてきました。

勉強することはもちろん,戦略も携えてしっかり時間配分を。
普段慣れていないものは食べない,良く眠る,試験時間に合わせた生活習慣など,身体がよく動くように。試験は身体で受けるものですから。
そうした一つ一つが,当日の精神的余裕につながっていきます。
結果として,高いパフォーマンスを発揮できることになります。


しかしこの「余裕」を作り出すことが強制的に難しくなっている方々もいることを思うと心苦しい。

とにかく試験が始まったら,目の前の問題だけに集中してください。
そしてそのための練習を,残り一週間でできる限りしていってください。

周囲の環境に惑わされず,「目の前の問題を解くことに集中できる人」が「本番に強い人」なのですから,そういう自分を目指して,本番までの時間を実りあるものにしていってほしいと思います。

今年度見てきた方も,そうでない人も,すべての受験生が自分の力を出し切れることを願っています。


明日も朝からオンラインでの共通テスト講座です。
少しでも前向きに本番を迎えられるようにお話をしてきたいと思います。

事務処理に前向きさはいらないのかもしれませんが。

(12月の講師控え室には余裕のなさそうな先生たちで溢れかえっている。受験生に余裕を分けてもらいたいものだ。)

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