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【網羅】リーディング/リスニング/スピーキング/ライティングの最短習得方法!
Hi there!
It's Bennie!
今回は、英語の4技能 全てを最短で習得する方法について解説します。
YouTubeにはすでにアップしていますが、活字でも解説します!
むやみやたらに手を付けても、どれも中途半端になり、いつまでもスキルが身につきません。意図的に、計画的に学習する必要があります。
どの順番で英語を習得していくことが一番効率的なのかを解説します。いくつもの教材を買い、いつまでも身につかないと悩んでいる方は、ぜひ最後まで御覧ください。
◆英語の4技能
まず初めに4技能が何かを簡単におさらいします。
言語には大きく分けて、4つの技能があります。
・read(読む)
・write(書く)
・listen(聞く)
・speak(話す)
これは、日常で日本語という言語を使っているので、すぐに分かりますよね。そして、こちらはあまり考えたことは無いかと思いますが、これら4つの技能は分類分けすることが出来ます。
文字をベースにしたもの
・read
・write
音をベースにしたもの
・listen
・speak
情報を受信するもの
・read
・listen
情報を発信するもの
・write
・speak
文字なのか、音なのか。
受信するのか、発信するのか。
分類すると、このように分類することが出来ます。
では、これを踏まえて、どの順番で学習すればよいのかを解説します。
◆母語としての習得順序
「赤ちゃんはどのように英語を身につけていますか?
同じ順番で学習し、自然な英語脳を習得しましょう!」
このようなフレーズを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
母語として英語を操る人と同じ順番で学習をすれば、より自然な英語脳を鍛えることが出来る、といった理由です。では、本当に同じ順番で学習をすれば効率的かというと、決してそうではありません。
その理由を丁寧に解説します。
まず、母語の習得順序はこれです。
「聞く」「話す」「読む」「書く」
先程の例に出した赤ちゃんを想像して欲しいのですが、母語の自然な習得順序は、家庭で育てられる中で、「聞く」ことから始まり、徐々に簡単な言葉を「話す」ようになります。
その後、家庭や学校で教育を受けていく中で、「読む」「書く」ことを習得していきます。つまり、音から入って、次に文字を学習していくのです。
いまでも、決して裕福ではない国の人たちは、読み書きができなくても会話、つまり音でコミュニケーションが取れています。また、文字だけの言語は存在しないと言われています。
そして、言語は音声から文字に発展していったとも言われています。
そう、この音から文字への流れが自然な言語取得の流れです。
◆第2言語としての習得順序
まず結論から言うと、第2言語としての習得順序はこれがオススメです。
「読む」「聞く」「書く」「話す」
では、なぜこの順番が一番オススメなのか。それはやはり、一番効率が良い順番だからです。英語に限らず、インプットからのアウトプットが大事だとよく聞きますよね。
つまり、まずはインプット(聞く・読む)から始まり、徐々にアウトプット(話す・書く)していくこの流れが、最短だということです。
まずは英語の基礎を頭の中に入れないと、出すことも出せません。空っぽの箱の中からは何も出すことはできないのです。そして、無理やり頭から出した英語が、正しいかどうかの判断をすることも、基礎がないと出来ません。
まずは文法と語彙の基礎を習得し、頭の中にベースを築きあげた上で、自分からアウトプットする「話す」「書く」のステップへ移ります。
先に解説した、母語の言語習得の流れでは、「読む」「書く」は「話す」「聞く」よりも後で習得することなります。より自然な英語脳を身に付ける順番としては正しいのかもしれませんが、小さな子と同じスピードで学習する時間はありませんし、何より身に付ける英語のスキルはもっと上のレベルを目指しているはずです。
多くの日本人が目指している英語学習は、より効率よく、英語を不自由なく使えるようにする学習方法です。以前解説した通り、ネイティブを目指す必要もありませんし、もちろんネイティブと同じ学習方法を取る必要もありません。
第2言語として学習する効率の良い方法を選択する方が合理的です。
◆インプット(読む・聞く)とアウトプット(書く・話す)の方法
インプット(読む・聞く)をただひたすら繰り返すよりも、インプットしたことを繰り返しアウトプット(書く・話す)した方が、脳に定着しやすいというのは皆さん既にご存知だと思います。
知っているのであれば、あとはそれを実行するのみです。
・まずは「読む:リーディング」です。
ここで言う「読む」とは、文法・語彙の習得を意味します。既にお伝えした通り、計画的に読む力をつけます。基礎文法を学習し、リーディングの力をつけます。
まずはゆっくりでもいいので精読し、一つ一つ意味を理解出来るようにします。精読し終えたら、スムーズに読めるようにするため、反復してリーディングを行います。また、それと同時に語彙(単語・熟語)を学習します。
語彙を覚える際は、出来る限り例文が乗っている単語帳を使うのが良いでしょう。ただ単語だけを覚えているだけでは、どのように使われるのかが理解出来ないままになります。
文法と語彙を習得することにより、まずは目に入れた情報を理解出来るようにします。
・次に「聞く:リスニング」です。
こちらは、聞き流しただけでは効果は期待できません。何を言っているかもわからないものをひたすら聞いたところで、それは雑音に過ぎません。
リスニング教材としては、リーディングで使った教材をそのまま使うと良いでしょう。読んで理解することができる文章が既にあるので、それを耳に入れて理解出来るかを確認します。
「既にわかっている内容を聞くだけであれば、そんなの分かるに決まっているじゃないか」そう思う方もいるかも知れません。ですが、思っていた発音と、実際に聞く発音では大分異なるケースも少なくありません。
特に、リンキングサウンドという、母音と子音を繋げた発音が壁となりやすいです。これは日本人が特に苦手とするものです。
たとえば、こちらの文章
Can I have a sandwich?
これをあえてリンキングせずに発音すると、
キャン/アイ/ハブ/ア/サンドウィッチ? となります。
ですが、実際に発音するのは
キャナイ/ハヴァ/サンドウィッチ? になります。
よく使うThank you だってそうですよね。
これも、サンク/ユー なんて発音はしません。
このように、リーディングができればリスニングが出来るというわけではないんです。そのため、まずはリーディングで内容を理解出来る状態にし、その上でリスニングが出来るように同じ教材を使うのが良いでしょう。
・次に、「書く:ライティング」です。
自分の言葉で英作文をし、ライティング力を身につけるのと同時に、自分の使う英語表現を身につけることが出来ます。
まずは日本語で身近なことを作文します。これにより、表現したいことをまずは確定します。
次に、自力で英語に翻訳します。最初は上手く出来ないかもしれませんが、自分の頭を使って訳すことにより、言いたいことを英語で表現するための練習になります。
リーディング・リスニングで身につけた英語を是非ここで活用してください。活用すればするほど、頭に定着していきます。
リーディング・リスニングをする中で、使えるようになりたい単語や熟語をピックアップしておき、それを使った英作文をするのも良いでしょう。そして、自分では翻訳することが出来なかった文章やフレーズについては、翻訳ツールにかけてみたり、Google検索で表現を探します。もし、翻訳したものの、正しい表現か不安である場合は、こちらもGoogle検索でその表現を検索してみてください。
このときのコツは、その表現をダブルクォーテーションで囲んで検索することです。ダブルクォーテーションで囲うことにより、あいまい検索ではなく、完全一致検索になります。
検索にかけた表現をそのまま使用している記事が検索結果として表示されます。そして、検索結果の件数に着目してください。件数が多いようであれば、それはよく使われる表現です。もし少ないようであれば、その表現は間違っている可能性があります。
また、自分で作文していますので、文章そのままで検索するのではなく、部分部分で抽出して検索するのがよいでしょう。もし、表現でどれにすればよいか迷ったら、それぞれの検索結果の件数をみて、多い方を選択する手法もアリだと思います。
これは英語に限らず使える手法ですので、是非覚えておいてください。
そして、可能であれば、英語ができる友達/学校の先生/オンライン英会話等で添削してもらうことにより、より精度を上げることができるので、是非添削してもらってください。これを繰り返すことにより、自分が使う英語表現を身につけることが出来ます。
・最後に「話す:スピーキング」です。
実は、一つ前の「書く:ライティング」で作成した英語を、そのまま使用することが出来ます。それはなぜかと言うと、英作文では自分のことを主に書いていくため、すでに自分が使う英語の準備が出来ているからです。
いきなりペラペラと喋れるようであればいいのですが、誰でも最初はそう簡単には喋れません。であれば、まずは自分自身のこと、自分の関心があることを表現出来るようになりましょう。
そのためにまずは英作文をし、それをスピーキング出来る状態にします。自分で作成した英作文をまずは覚えて発音して、スラスラと喋れるようにしましょう。次第に発音も自然になり、また自分らしい表現が身についていくのを実感することが出来ます。
英語は、基礎文法が分かってしまえば、後は単語を入れ替えていくだけで無限に表現を変えることが出来ます。
つまり、自分のことが喋れるようになるということは、その単語を入れ替えるだけで、自然に会話ができるようになるということです。また、初対面の人や、久しぶりの友人と会った際に、同じ会話をすることはありますよね。
事前に英作文して頭に入れる事ができていますから、サラサラと実際に会話でも話せるようになっているはずです。英作文をし、それを喋れるようにする。
たったこれだけで、書けるようにも喋れるようにもなるのです。しかも、使えるようになる英語は、覚えさせられた英語ではなく、自分らしい自然な英語です。非常に効率の良いアウトプット方法です。
◆まとめ
以上、英語4技能を最短で習得する方法でした。
簡単にまとめると、
英語学習には
読む:リーディング
聞く:リスニング
書く:ライティング
話す:スピーキング
の4つの技能があり、
文字なのか、音なのか。受信するのか、発信するのか。
このように分類分けすることが出来ます。
そして、英語の習得方法には、母語として習得する方法と、第2言語として習得する方法の2つがあります。
母語として習得する方法は、
「聞く」「話す」「読む」「書く」
第2言語として習得する方法は、
「読む」「聞く」「書く」「話す」
なぜこの順番で学習する必要があるのかと言うと、まずは頭に入れないと、出すことも出来ないですし、出せたとしても、正しいかどうか、伝わっているかの判断も残念ながらできないからです。
ネイティブと同じ順序で自然な英語を身につけることが出来るかもしれませんが、それはあまりにも時間がかかりますし、みなさんが求めている英語力も、子供と同レベルではないはずです。
そして、この順番(「読む」「聞く」「書く」「話す」)で学習するのが最短であるとした上で、まずは基礎の文法と語彙を学習し、目で見て、何を表しているのかを理解出来るようにします。
次に、同じ教材を使用し、目で見て分かる表現を、耳で聞いても分かる状態にします。これにより、ただ聞き流すだけ、といった非効率な学習を回避することが出来ます。
そして、インプットをただ繰り返しているだけでは実際に使えるようにはなりませんので、インプットした内容を使って、自分自身のこと、あるいは興味があることを英作文します。これにより、ゆっくりでも自分で表現する力をつけます。
そして最後に、自分で作成した英作文を元にスピーキングを行います。
まずはスラスラと喋れるようにし、自分のことを表現出来るようにします。
その状態まで持っていくことができれば、後は実践でその表現を使用するだけです。実際の英会話では、覚えた表現をそのまま使用出来る場面も多くあるでしょうし、例えそうでなくても、単語を入れ替えるだけで無限に表現することが可能となります。
このようにして、4つに分類されたそれぞれの技能全てを習得することが可能となります。
いかがだったでしょうか。
いかに学習する順序が効率の決め手になるかがわかったかと思います。
出来る限りこのインプットとアウトプットの期間を短くし、同時に行っていくことが理想ですが、時間が無かったり、負荷を感じるようであれば、自分なりに調整して無理なく学習してください。
ぜひ、効率の良い学習を続け、周りのみんなより一歩先へ進みましょう。
それでは、また次回。
Have a nice day!
Youtubeではアニメを使って、初心者にもわかりやすく英語学習方法を解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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