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【コミュニケーション】ネタや冗談で済まされる境界線は?

リアルでもネット上でのやり取りでも、「ネタなんだからキレんなよw」とか「コレは冗談だよ笑」みたいに言う人は必ずいます。

まるで「真剣に捉える方がバカ」みたいなニュアンスを感じる方もいるかと思います。

特に、ネットでは、その場特有の"ノリ"が強くあるように感じるので、ネットに馴染めていない方は、ネタをネタとして捉えるのが難しい方もいるでしょう。

今回は、ネタや冗談の境界線について、私なりの見解を述べていこうと思います。

前提

まず、ネタや冗談の境界線というのは、その場の状況や立ち位置などによって異なる、曖昧なものなので、明確に定義することは難しいです。

先に結論から言いますが、リアルでの境界線は引けますが、ネットで境界線を区切るのは無理です。

これを前提として、次の章から詳しく説明していきます。

【リアルの場合】ネタの境界線

現実の場合、ネタや冗談の境界線は、ネットに比べて定義しやすいと思います。

それは、相手との信頼関係がどれくらい築かれているかがある程度分かるからです。

例えば、全く話したことのない初対面の人に「お前ブスだよなーwww」と言うと、相手に不快感しか与えません。

なぜなら、この場合は相手との信頼関係が全く築かれていないからです。

しかし、何年間も付き合っている親友に対して「お前ブスだよなーwww」と言っても、相手はさほど不快感は感じないと思います。

その理由は、「そのような言葉を自分に投げかけるような人間だと、長い付き合いの中で分かっているから。」です。

つまり、長い付き合いの中で絶対的な信頼関係が築かれているのです。

リアルでは、ネットと違って対面でのコミュニケーショなので、その信頼関係が目に見えているのです。

【ネットの場合】ネタの境界線

ネットは無法地帯です。

顔も見えなければ声も聞こえないし、仕草もわからない、文面だけでのコミュニケーションです。

つまり、コミュニケーションをとる上での"リスク"や"不安"がありません。

なのでネットは好き放題に書けます。
(コレがネットの良い点でも悪い点でもありますが)

そんなネット上でのネタの境界線。

コレを定義するのはかなり難しいです。

まず、リアルでは、集団やコミュニティが存在します。

例えば、学校の教室でも、陽キャなコミュニティ、オタクなコミュニティなどで分かれていると思います。

しかし、ネットでは閉鎖的で結束が強いコミュニティがあまりありません。

これはどういうことか。

コミュニティ内での"ノリ"と"信頼関係"が希薄であるということ。

従って、ネット上でネタや冗談の境界線を区切るのは、無理なのです。

ハッキリ言って、ネット上で「ネタなんだからキレんなよw」とかほざいてる人がいますが、ネタか本当か判別が難しいことを言ってる時点で、言う側が悪いのです。

ネットなんて基本は文字だけでの会話なのですから、信頼関係が0である他人と会話していることを理解し、ネタと分かるような文章を書いた方が喧嘩も減りますし雰囲気も良くなります。

不安とリスク

さて、リアルとネットにおいてのネタの境界線について説明してきました。

ここで、前述した"不安"と"リスク"について説明します。

まずコミュニケーションをとる時、リアルの場合は、「この人と仲良くなれるかな…」「どういう関係になっていくのかな…」みたいな、期待とも似た不安があると思います。

また、「この人と関わることで危害を加えられてしまうのではないか。」「この人と関わることで不快な気持ちになってしまうのではないか。」みたいな"リスク"のようなものもあると思います。

これら2つは似ているので、不安と一言に言っても良いのですが、微妙に意味合いが違うので区別させていただきます。

そして、コミュニケーションにおけるこの2つの要素。

これらは、ネットでは全くと言っていいほどないんです。

ネット上では、別に相手に嫌われようが自分の顔も見られたわけでもないし何の害もない。

だからこそネットではネタの判別ができないのです。

そもそも、ネットの情報はほとんどが嘘だと思った方がいいです。

「本当に信頼できるな」と思った情報は信じてもいいと思いますが、ネットに限らず、あらゆる物事を疑ってかかるのは重要なことです。

情報の真偽を確かめる癖がついてると、周囲に踊らされず、いつでも冷静に状況を分析できます。

まとめ

少し話がそれましたが、内容をまとめると、リアルでは""信頼関係""、ネットでは""リスク""と不安""がポイントです。

ネタというものは、信頼関係が前提である。

そして、ネットではコミュニケーションをとる上でのリスクと不安がない。

というお話でした。

少しでも今回の記事が参考になれば嬉しいです。

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