大人がゼロから外国語を習得するイマドキな方法
私がフランス語を始めたのは20歳。仏語で仕事できるレベルに到達したのは25歳。そして今、ベルギー移住してから31歳でオランダ語を1から勉強し始めているのですが、久しぶりに外国語初心者として学習をしてみて、「10年前より全然効率いい方法いっぱいあるやん…‼」というのに気づきました。
10年前はスマホもSNSもまだ無かったんですよね私の世界には…
そんなわけで、いろんなものがアップグレードした今だからこそできる、外国語学習について書いてこうと思います。
〜始める前に〜
基本の基本の文法だけ、ざっと10分くらいでいいので読んでおいた方が、効率いいです。メジャーな言語は、ネット検索すれば誰かが何かしらアップしてます。ヨーロッパ言語なら「動詞の活用」「形容詞の変化」「疑問文の構文」「否定文の構文」あたりをチェックしておきます。
①外国語学習アプリで自分に合ったレベルの例文を探す(私はDuolingoを使っています)
②ノートを縦半分に折り、左側に①で見つけた例文、右側にその訳文を書く
③1ページ埋まったら、例文の側を折りたたみ、訳文の側だけ見えるようにします
④ノートとは別の要らない紙に、訳文に対応する原文を思い出しながら書いてみる
⑤折りたたんでいた側を開いて答え合わせをする
⑥思い出せなかった単語には青ペンで〇印をつけておく、合ってると思ってたのに違っていた箇所には波線を引いておく(原文と訳文の両方に印をつける)
⑦この時、間違いが暗記系のもの(名詞、動詞)であれば書いて覚えます。文法的のもの(語順、動詞や形容詞の活用形)は、間違った文に当てはまる部分の文法をGoogleで検索します。
⑧次の日、同じページで再度③~⑤を繰り返し、2回目でも思い出せなかった単語は赤ペンで〇印、思い違いでのミスには赤ペンで波線を引く
⑨2日後に同じページの印がある文だけもう一度トライしてみる
これで結構な量の情報が記憶にとどまります。
この方法だと自分の間違った箇所ベースで学習が進められるからなのかなぁなんて思ってます。間違った箇所の文法を自分で検索して調べるっていう主体的な行動が挟まるからさらに習得が強くなるのかと。
「間違う」って、「知らなかった」か「悩んだ結果違った」かのどっちかに起因します。というか、「知らなかった」を通過してやっと「悩んで間違う」にたどり着けます。「悩んで間違った」後って、「なんでこっちなの‥?」と疑問が生まれる→それを調べるの流れができます。疑問を持った後に覚えたことって、結構な確率で記憶にとどまり続けるんですよね。
外国語に限らず、「仮説を立てる」「間違う」「原因に疑問を持つ」「調べる」「覚える」ことってどんな学習のプロセスでもあてはまると思うんですが、テクノロジーが発達した今、学習の敷居が低くなったなぁーと感心しております。
ちなみに、私の活用してるDuolingoという外国語学習アプリは、問題ごとに利用者が質問やり取りできるフォーラム的なものがあって、「なんで⁉」と思ったら他の学習者に聞けるのもなんだかイマドキっぽいよね、と思って。所謂インタラクティブ学習ですね。アプリが文を発音してくれて、聞こえた音を自分で発音してみることもできるので、さらに習得が早まります。
でもこんなに進んだ世の中、私らの次の世代とかもう多言語話者なんて当たり前になるんやろうなぁ。
富山の漁村からフランス留学・就労→日本で就労→ベルギー移住。プレゼンクリエーターをしていましたが現在移住先のベルギーでの新しい生活で俄然人生もがき中。ここでは「留学」「語学」「海外移住」「ベルギー」を中心に日々の考えを振り返るために書いていこうと思ってます。