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海外移住でのアイデンティティ・クライシス

なんだかカタカナが多いタイトルだなぁと自分でも思てますが…

アイデンティティ・クライシスとは、コトバンクさんによると、

自己喪失。若者に多くみられる自己同一性の喪失。「自分は何なのか」「自分にはこの社会で生きていく能力があるのか」という疑問にぶつかり、心理的な危機状況に陥ること。(コトバンク)

だそうなのですが、海外移住者にも多いんじゃないか、もしかしたら…と思った話。

もうこの言葉自体、ジェンダー的にもどうかとも思うのですが、所謂「駐在妻」、特に日本でバリバリ働いてた方が突然夫の海外駐在についていくことになり、いきなり主婦生活に切り替えた方が陥りやすいらしいのです。

私の場合、正確には駐在妻ではないのですが、移住直後3か月くらいは、まんまとはまってしまいましたこのトラップ。

社会的な繋がりが一切無くなった喪失感から始まり、自分の稼ぎがないうしろめたさとか、社会に貢献してない感とか、働いてないんだからせめて家事は完璧にしないと…とかいう自分へのプレッシャーが、もう湧き出て仕方ないんですね。それでだんだん生気が無くなってきていっちゃって。

で、いろいろ試すんですよ、ヨガとか瞑想とか。
そんな中で私が一番悩みから抜け出せたきっかけがあって。

この発想はドウカシテルかもしれないんですが、ある日突然「ちょっともう日本の喧騒に疲れたのでゆっくりしたくてニュージーランドに移住しました私」と思ってみようと思ったのです。ベルギーだけど。

こう思った瞬間、上にかいたようなストレスがちょっと消えた気がしたんですね。

それまで「自分の存在意義…」とか思っちゃってたのが、ニュージーランドの思い込みをきっかけに、「あ、ゆっくりしたくてここに来てんだから、今私目的達成できてるじゃん」と思えるようになったんですね。

これはあくまで私の勝手な考えなんですが、「自分が来たかったからここに来ている」と自分の行動を主体的にとらえることで、自己肯定感が生まれた、とか、そんなような説明ができるのかもしれないです。

でも、本当に悩んでつらい最中って、そんな言葉で説明されても全然救われないんですよね。そんな時、私は結構思いをそのままググって同じ境遇の方のブログとかを見る。で、落ち込んでる方の日記を見て「自分だけじゃないんだ」って勝手に励まされる、というのを良くやります。笑



富山の漁村からフランス留学・就労→日本で就労→ベルギー移住。プレゼンクリエーターをしていましたが現在移住先のベルギーでの新しい生活で俄然人生もがき中。ここでは「留学」「語学」「海外移住」「ベルギー」を中心に日々の考えを振り返るために書いていこうと思ってます。