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⑨2013年北京人旦那との出会い


前回北京から日本へ本帰国し、都内で働き始めたところまで書きました。

今回は北京人旦那との出会いの話を書きたいと思います。


渋谷

以前北京で一番最初に働いていた美容室の日本人店長から久々に微信で、「今度北京人の美容師やってる知り合いのが日本に旅行に行くらしいから、行ったら一緒にご飯でも行ってみて!」と連絡が着た。

当時そんなに気にも止めておらず、わかりました~とだけ返信し2ヶ月ほど経った頃、店長から北京人旦那の微信の連絡先を共有され連絡が着た。

北京の日系の美容室で3年働いているので日本語ある程度わかるから!と聞いていたが、最初からずっと微信は中国語でやり取りしていた。

そして実際に2013年11月初旬突然、「いまにほんにいる」「ごはんたべましょう」と日本語で北京人旦那から連絡が着た。
嘘かと思ったら本当で、仕事終わりに渋谷で待ち合わせして会うことになった。

ハチ公前で待ち合わせしていたが、どんな顔をしているのか全くわからず、旦那の方は店長から写真を見せてもらったから知っていると言っていたのでしばらく待っていた。
約束の時間になったが見つけてもらえず連絡しようかなと思った矢先、狼みたいな髪型で挙動不審で、辺りをキョロキョロ見て回る男性を見つけた。
あの人っぽいけどなんか怖いから話しかけるのはやめておこう…と思った。

しばらくして旦那も私を見つけられないとメールがきたので電話してみたら、やはりあの狼男が待ち合わせ場所に再登場した。


食事

とりあえず豚肉が食べたいというので、適当にあった豚肉の専門店に入った。

「なんで美容師になろうと思ったのか?」
→キムタクのドラマがきっかけ

「どうやって日本語を話せるようになったのか?」→DVD見て聞いて真似して覚えた。

など私がほとんど質問して喋って終わり店を出て、北京人旦那はその後代官山に買い物に行くというので、一緒に渋谷駅まで地下道を歩いた。

この時一緒に歩いているスピードが同じで、なんとなく心地よくて「あぁ、多分この人とまた会うことになるな」と思った。

旦那は東横線、私は田園都市線に乗るので改札を入ったところで別れようとした時に、旦那から手を掴まれて引っ張られた。
日本なのに私が咄嗟に「干嘛!」と言い放って旦那は笑っていた。

後で聞いたら一緒に代官山に行きたかったらしい。


風邪薬

食事に行ってからも毎日のように北京人旦那から連絡が来ていたが、突然連絡が来なくなり心配になり連絡してみた。

冷えて風邪を引いたと言っていたので、仕事終わりにいつも私が服用している風邪薬をマツキヨで購入し、泊まっているホテルまで届けた。

異国で体調を崩したときの心細さは、私も北京で生活していたことがあるのでよくわかった。

併せてポカリスウェットと一緒に渡したら、ちょっと涙目で嬉しそうにしていた。

北京人旦那曰く、この時に「この人不错!」と思って、結婚したいと思ったそう。


そして風邪が治り、その後一度また新宿で食事して旦那は北京へ帰った。

結婚したあとに聞いたが実は東京だけではなく、例の美容室の店長から大阪にも知り合いの女の子がいるから紹介して貰う予定だったとのこと。

東京で你に会ったから大阪に行く必要がなくなったと。
女の子を紹介してもらうための旅行だった。


次回は2014年、結婚するまでの内容を書きたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。






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